【海外発送】Teespringの使い方【バンドグッズ】
今回の記事では、Teespring (Spring) で作られた実物がどんな感じかを、紹介していきます。買う側ではなくて、売る側視点です。
日本でいうsuzuri、海外でいうRedbubbleが似たようなプリントオンデマンドサービスですね。バンドやクリエイターとして、海外へのグッズ発送対応を検討している方の、ご参考になれば幸いです。
サンプル注文内容
同じデザイン同じサイズで、ボディだけ変えてサンプルをオーダーしました。いくら「注文受付から発送までTeespring側でやってくれる」とはいえ、商品の現物確チェックはしておきたかったので。
注文したサンプルは2種類。合計で$58.91(約7,500円)。宛先が同じなのに、なぜか1点ごとに送料がかかるのは盲点でした。
コスト的に一番安いのがClassicで、そのワンランク上がComfortです。※Tシャツの販売価格が上がってしまうので、Premiumは見送りました。
▼デザイン
到着
▼オーダーから日本へ到着までの時系列がこちら。約3週間くらい。
なぜタイミングがバラけたのかは不明です。ただ、DHL発送で追跡できたので到着日のメドが分かり安心感ありました。
▼この状態で届きました(住所ラベルだけはがしてあります)。iPhone 8はサイズ感比較用です。
▼開けるとこんな感じ。細かい木くず?のようなものは仕様です。以降登場する写真も全て、届いたままで撮影してます。
ちなみにどちらからも謎の匂いがしました。工場の匂い?的な(一度洗濯したら消えます)。
Classic Tee実物の質感
ボディはHanesでした。
バンドTシャツでよく使われるボディで比較すると、Gildanが近いかなぁ、という印象。少し薄くてゴワっと感。
Comfort Tee実物の質感
こちらもボディはHanes。
Classicより肌触りが良く柔らかい感じ。個人的にはTRUSSのTシャツに近い印象を受けました。
両者の比較
▼大ざっぱですが重ねてみた様子。
実際着てみた印象としても、Comfortの方がタイト&丈長でした。横幅はClassic Teeの方があります。
普段Tシャツを着るときはXLを着てる自分(身長178cm細身)的に、Comfortはやや丈長に感じました。Lでも全然着れそう。
ただ、Comfort Teeは洗濯~乾燥機にかけたら数cm縮みました(それで結果ちょうど良くなった感あります、)。もちろん乾燥機のかけ方とか色々ケースバイケースだとは思いますが、事実として。
とはいえ着心地はComfortが勝っているので、それに決定。原価は増えますが、自分が買った側だったらComfortが欲しいと思ったので。今までファンとして海外バンドのマーチを散々輸入してきた体験から、判断しました。
販売開始
見る限り洗濯してもプリント剥がれは無く、全体的に満足できる内容だったため、販売スタート(SNSで告知)。
実際のサイト→https://sailing-before-the-wind.creator-spring.com/
いま記事を書いている時点で、販売開始から約1週間が経過。
ひとまず、サンプル制作のコスト$58.91は回収できました。
プリントの質感からして問題なかったので、パーカーやその他グッズも順次展開していく予定です。
※導線を作らないとそもそもアクセスすらされないので、LinktreeやSNS (Instagramのハイライトなど) を用いたルート設計は大事。
終わりに
インディーズのバンドにとって、海外への発送対応はなかなか鬼門だと思います。かつては自分達も日本から海外へ発送していましたが、シンプルに手間暇がかかる。かといって海外未対応のままだと、問い合わせは来続ける(ありがたいことに🙏)。
そりゃ「グッズはまとめてたくさん作ればコストを下げられる」のも分かっています。が、現実問題そこまで大量のオーダーが入るわけでもない。しかし対応はしたい。僕らはそんな状況でした。
そこで、Teespring (Spring) のようなサービスを使ってみました。
ぶっちゃけニーズがない状況(問い合わせが来ない)で海外対応しても売れないとは思います。けど、ある程度問い合わせをいただけるようなら、Teespringみたいなサービスを活用してみるのはありですね。
僕は現物チェックしましたが、そもそもやらなくてもいい。理論上は初期投資0円で始められます。たしかにその分利益率は落ちますが、対応を丸投げできるのは相当助かります。その空いた時間で、音楽創れるわけで。
もちろんサイン書いたりなんだりはできないですが、色々やりたい場合は普通に自分で海外発送すれば良いのかなと。
また状況によっては通販サイトが複数(国内向けと海外向け)できてしまいますが、うちは、無理に一括化しなくても良いと考えました。※国内は自分達で発送しています。
「日本で製作→海外へ発送」をしなければならない、というのは思い込みで。場合によっては「海外で製作→海外へ発送」で良かったわけですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
何かご参考になれば幸いです!
(今後の売れ具合やアップデートはこちらのnoteで発信していきます)
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