テキストプレースホルダ__1_

【作曲者必見】曲作りのスピードを上げる!たった1つの方法

曲作りのスピードを上げるには「決まった時間帯に曲作りをする」。

これだけなので、気分転換のやり方を探す必要はありません。コード進行やリフの作り方よりも、もっと手前のステップの話。

■以下のような悩みをもつバンドマン向けの内容です。
☑作曲スピードがなかなか上がらない
☑曲作りに対する新しい視点が欲しい
☑気合を入れても進まず、気づけばスマホでSNS
☑マイペースにやりたいけど、効率は良くしたい

※1日〇〇曲といった、職業作家レベルの方は想定読者としていません。

今回の手法は、"アイデア思いついたら携帯にメモ"の否定ではありません。ふと浮かんだ発想をキャッチするのに、あれほど便利なものはないです。

ただ自分の場合、それだけではスピードが上がらなかったので、今回の内容にたどり着きました。

✔さっそく感想をいただいています、ありがとうございます!


それでは詳しく書いていきます。


1.決まった時間帯に曲作りをする

決まった周期で、決まった時間帯に曲作りを行うことで、作曲スピードは爆上がりします

なぜこのやり方が良いかというと、身体が【勝手に作曲モードになる】からです。

その結果、アイデア(メロディ、リフ、フレーズなど)が出てきやすくなります。アイデアの出てくるスピードが上がれば、当然曲作りのスピードも上がります。

筆者のバンドSailing Before The Windが先月6月に"前作から3ヶ月"という、バンド史上最も短いスパンで新譜をリリースできたのは、この方法で生み出した"曲のストック"があったからです。

※ここで重要なのは、「"今までのスピード"から抜け出せたこと」であって、3ヶ月が短いか長いかではありません。

今までのやり方では、このスパンでのリリースはできていません。

▼今までのやり方:運任せ
☑気が向いたときに、ギターを触ってつくり始める
☑ふとアイデアが降りてきたら"いつでも"やる

その結果、SBTWは"リリースの遅さ"が特徴となってしまいました。
☑2012年の次 → 2016年
☑2016年の次 → 2019年
※オリンピック周期並みのリリースペース


【特定の時間帯に、特定の行動をとる】生活にしていくと、その時間になると身体が勝手に作動します。

例えば、毎朝6時に起きて23時に寝ていたら、休日も6時頃目が覚めて23時には眠くなる、あの感覚です。身体が勝手に起床モード、就寝モードになってますよね。そこには気分転換とかやる気とか、必要なくなってます。


2.具体的なやり方

このメカニズムをそのまま作曲に落とし込みます。
例えば、【毎朝6~7時は曲作りの時間】と決めます。

決めた時間帯だけは、曲作りに集中します。他のことは一切せず、スマホも遠くに置いて、とにかく"作曲モード"になり、アイデアを出し続ける。

ここで重要なのは、【時間が来たらそこで切り上げる】こと。

【習慣×時間=アイデア】を意識する。アイデアは、習慣があっての結果だと解釈すべきです。アイデアが出るまでズルズルとやっていては、今までと変わりませんよね。

これを毎日行っていくと、その時間帯に合わせて身体が勝手にその"モード"に入ってくれます。「毎日はちょっと…」という方は、特定の時期に絞っても良いです。「この2週間は毎日曲を作る!」といった感じ。

より細かく言うと、仕事や学校のリズムとバランスとれる日が良いですね。「毎週月曜と木曜の〇時」というように、特定の曜日がやりやすい人もいると思います。

人間には朝型や夜型といった違いがありますから、あくまでもそれぞれに応じた周期を見つけるのがポイントです。

※最初のうちは、"今までのモード"を矯正するのに少し時間がかかります。

自分の場合は、いわば"気が向いたら作曲モード"になっていたので、"特定の時間に勝手にやる気出るモード"になるよう、矯正しました。


3.時間帯の選び方

先の例では朝を上げましたが、気分が乗りやすい時間帯であればいつでも良いです。ただし、【特定の時間帯/特定の周期】であることが最重要なので、変動しがちな時間帯は避けましょう。

例えば、バンドマンの場合、金土日の午後はライブが入りがちなため、スケジュールが不安定です。ここを作曲モードの時間帯にしても、安定しないので他の日や他の時間帯からチョイスします。

▶今回のリリース作の場合
ライブとレコーディングがあまり入っていない数週間を選び、そのうち朝8-9時を曲作りにあてていました。

朝(午前中)は手前に予定が入らないので、向いています。ちなみに、よく言われる「早起きすると〇〇がはかどる」というのは、早起きが習慣化した結果「決まった時間にやるようになるから」も一因かと。

"いつでも"アイデアを受け入れている方は、アイデアが出やすいタイミングや時間帯を思い出して、そこから特定の時間帯へ絞り込むとやりやすいです。

自分は、"頭がクリアな時の方が出やすい"ことに気づいたので、そうなる時間帯を絞っていて、朝に設定しました。逆に、深夜帯の方が頭が冴えてはかどる人もいます。その場合は深夜帯をさらに細分化して、"最もはかどるのはいつ頃か"を分析して決めます。


🌠ワンポイント

この方法の良いところは、ペースの上昇がクオリティの低下とは直接関係しないところです。

今回紹介した方法は、いわば「作曲の営業時間」を決める手法。アイデアを効率的に集めるわけです。

例えば、ラーメン屋が営業時間を絞っただけでは、味は変わりません。絞った営業時間を認知させることで、お客さんはその時間だけに来るようになります。

降りてくるアイデアを「いつでも」受け入れるのは、いわば24時間営業している状態です。「ごめんなさい、うちは朝6-7時しか営業していないんです」と言いましょう。1時間営業して、残りの23時間を、新しいレシピの研究だったり他店のリサーチだったりに費やしている感覚です。

ただし、周期(営業日と営業時間)は守る

飲食店に足を運んだ時、定休日じゃないのに急遽休みになってたことありませんか?めちゃ萎えますよね。ようするに、あれをアイデア相手にやっちゃうと、アイデア側も「今日やってないかもな…」と、だんだん足が遠のきます。

降りるアイデア側の気持ちになってみると、周期は守ってもらった方が降りやすいですね。

というわけで、

まとめ

1.決まった時間帯に曲作りをする
⇒【特定の時間帯に、特定の行動をとる】
⇒身体が【勝手に作曲モードになる】

2.具体的なやり方
・時間は守る(定刻で切り上げる)
・決めた時間内は"作曲だけ"に集中する

3.時間帯の選び方
・不安定な日時は避ける
・時間帯とペースはそれぞれの生活リズムから決める


今回はここまで!
新しい発見があれば幸いです。

🌠このnoteも、"決めた時間帯"で書いています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


▼もっと具体的な作曲法に興味がある方は、こちらもオススメです。マンネリから脱却できますし、あなたの曲の完成度は劇的にアップします。




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ビトク@ベーシスト
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