バンドをやっていて好きな時間トップ3
ライブや制作は当たり前なので、オフステージから選びました。
第3位:レック終わってラーメン食べているとき
「座ってるだけなのになんでお腹減るの?」
……未だ解き明かされていない人類の謎である。
演奏する側ならまだしも、録る側になったり立ち会いしたりするとき。
搬入とかセッティングとかはともかく、録ってる間のクリック(人差し指の上下運動)カロリー消費なんて知れている。
でもなぜか、レコーディング終わる頃にはお腹が空くのです。座ってただけなのに。そしてレック終わりのラーメンはひたすらに沁みる。
ちなみにここでいう「ラーメン」とは個別具体的なものではありません。抽象的概念としてのラーメン。
つまり、「優しさ」みたいなもん。優しさの定義は人それぞれ。人によって「ラーメン」は牛丼かもしれないし、サイゼかもしれないし、焼肉かもしれない。そういうことです(どういうことだ)。
ラーメンという外見をした「ひと仕事終えた感」に800円払っている。もはやそう思う(実際ひと仕事ではある)。
「〆」の時間に万歳。というわけで続いて第2位。
第2位:ツアーからの帰り道、深夜のサービスエリアでラーメン食べているとき
※画像は新宿の流川です(PAではない)
早朝パターンもあり。
もう何度も来たサービスエリアなのに、初めて来たテイで謎に一周。絶対買わないお土産コーナーをチラ見。
サービスエリアイントロから無駄な時間を費やしたあげく、食券機の前でさらに悩む時間が好き。どれ選んだって大差ないのに、本気で悩んでしまう自分がいて狂います。
味に深みなどない、3日後には忘れている味だよ。だがそれが良い。それで良い。
忘却の彼方に置いてきた、1,000杯(ホントか?)のラーメンに幸あれ。
というわけで、栄えある第1位!
第1位:ライブ当日、リハを終えてみんなでラーメン食べているとき
「なんだラーメン食べてるだけじゃねーか!」と言われそうですね。どうぞ言ってください。
旅行とか遠足(いつの話だ)とか、「向かっている最中」が楽しいですよね。前日の夜からワクワクしちゃう系の。あれです。
「ライブに向かっている最中」ってこと。腹ごしらえも立派な準備。
僕は、メンバー別々に食事をとるのがあんまり好きじゃなくて。「呼吸を合わせる」という意味で、なるべく一緒にしたい。もちろん理由があれば別ですが(用事がある、とかね)。
とんでもなく変な言い方しますが、打ち込みトラックとは昼飯食べれないんですよ。
「バンドをやっている感」を味わえるからこそ、この時間が好きなのかもしれない。バンドやってなきゃ、音楽好きでなきゃ、一緒に麺すすることもないでしょう。
まとめると「人間だからこそ作れる時間が好き」、ってわけですね。
同期で流すシンセトラックは、パーキングエリアで機材車を見失わない。でも俺は、たまに見失う(寝起き&夜暗いときが危ない)。
うちが今トラックを流さない(同期を使わない)のは、やっぱり人間だけで鳴らすことに、思い入れがあるからです。
「流すことの良し悪し」というより、ずーっとメンバーが安定しなかったのが大きいかなと。「ライブできるメンバーがいる」って、本当にスゴいことなんですよ。
だからこそ、それを感じられる時間が好き。できる限り、人力でやっていきます。
もちろん同期の否定ではないし、うちだって将来導入するかも分からない。そのときはシンセトラックにつけ麺食べさせますから(何を言っている)。
ともかく、バンド最高!