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2022ー23 プレミアリーグ 第11節 トッテナムvsエヴァートン 備忘録記事

トッテナム2-0エヴァートン

得点者(TOT)
59' 10ハリー ケイン
86' 5ピエーミル ホイビュア

得点者(EVE)
なし

両チームのフォーメーション

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ハイライト

 前節、ブライトンとのアウェイゲームを制したトッテナム。今節は、ホームでエヴァートンとの対戦となった。

 エヴァートンは直近の試合では4-3-3を採用。非保持の際は、4-1-4-1っぽい形で自陣に引きこもりながら守ることが多かった。また、真ん中を固められる時間が多くなることが予想されるため、クロスの精度が高いペリシッチの起用は納得のいく部分である。

 しかし、蓋を開けてみると4-3-3では無く、5-3-2のフォーメーションを採用。中盤のセットは前節と変わらずに、2トップはモペイとグレイ。左WBにマクニールで左HVには本職SBのマイコレンコを起用した。

 エヴァートンのスタンスとしては5-3-2のスリーラインを形成しながら自陣に引き籠もる形。そのため、最初の10分間はほぼほぼトッテナムがボールを握っていた。

 トッテナムが狙っていたのはスリーラインがスライドしきれないポジション。DFラインにホイビュアを吸収し、ロメロとデイビスを高い位置に置いてそこを出口にしていた。そこからはWBとシャドーが入れ替わったり、HVの選手が追い越す形でサイドからの攻略を図っていた。

 しかし、この10分間で得点までの形を作れ無いと今度はエヴァートンがボールを握り出す。ここからはどちらかがボールを握ってどちらかが守るといったトランジションがあまり発生しない展開となっていた。

 トッテナムはボールを握りながらWBが背後を狙って、エヴァートンの5バックを押し下げる形で押し込む時間を増やす。

 一方のエヴァートンはカウンターチャンスを作る。前半の半ばに、コーディーのロングボールに抜け出したグレイのシュートは枠を大きく外れる。別の場面では、トッテナムDF陣がお見合いした隙を見逃さなかったオナナにチャンスが生まれるもここもシュートがクロスバーを大きく越えてしまった。

 最大のピンチもエヴァートンの2ホーマーで凌いだトッテナムは、後半もペリシッチとドハティの走力を活かしながら、エヴァートンDFの背後を奇襲。スリーセンター脇で呼吸が出来るため、そこから長いボールで裏を使う形がメインであった。

 しかし、50分にリシャルリソンがふくらはぎを痛め負傷交代。ビスマが入り、3-5-2に布陣を変更する。ここからはひたすらトッテナムがボールを保持。2トップの間に立つビスマをエヴァートン側がなかなか捕まえることが出来ず、ボールを奪いかえせない時間が続いた。

 すると迎えた58分。ペリシッチのクロスをファーサイドで構えてたドハティがシュート。ピックフォードがキャッチミスをした隙を見逃さなかったケインが倒されてPKを獲得する。これをケインが決めて先制に成功。

 押し込まれ続けたエヴァートンは、キャルバート=ルーウィンを入れて高さを加える。同時に入ったガーナーからクロスが上がるも、DF陣が集中して跳ね返す。

 すると86分。ビスマのクリアボールを拾ったケインが外を回ったベンタンクールにスルーパスを送り、そのままクロスを入れる。ファーサイドでフリーになっていたホイビュアがトラップから落ち着いて流し込んで2点目を決める。

 試合はこのまま2-0でトッテナムは勝利を収めた。

雑感

 5-3-2で守る相手に対して背後を狙い続けたのは良かった点。エヴァートン自体、そんなボールホルダーに対して激しくアプローチに来なかったこともあり、サイドに追い出されてもそこから崩そうとする形は出来ていたと思う。

 個人的に良かったと感じたのは3-5-2になってからの振る舞い。この試合、度々大外を回っていたベンタンクールのクロスが得点に結び着いたし、ソンもアンカー脇に落ちて来てボールを引き出せていたと思う。

 引いた相手に対してちゃんと戦えるようになったのは、この試合での収穫だったように筆者は感じた。

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今回は無し!


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