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筒香とアンパンマンと虎のお話

アンパンマンはすげえなあって思った午前中。筒香はすげえなあって思った真夜中。凄い人は凄い人であることを更新し続けるから凄いんだ。オカダカズチカも宮本佳林もハローキティも凄い人はその立ち位置に甘んじることなく高みを目指している。
なんかもう全然頑張れないし頑張りたくない自分に気づいてしまったのはいつのことか。なにかしらの組織に属すればそれなりに真剣に頑張れる。でも忠誠を誓うほどの愛も持てないし改革をおこすほどの熱意も持てないしその割に適当なやつや理不尽なやつにまともに腹立って出て行っちゃう。普通の人らみんな我慢して頑張ってるんでしょ?凄いね?
これはとてつもない言い訳だけど、文句ばっかり言ってる自分自身が許せなくなっちゃうというところもある。ぐちぐち文句を言うんじゃなくて意見として言えばいいじゃん、言えないならやめたらいいじゃん!という極端な理論を自分にも他人にも振りかざしてここまで生きてきた。正しいっちゃ正しいけど断絶みたいな理論。逡巡したり長考したりを放棄して、リセットボタンをぽちっと押して生きてきた。
アンパンマンみたいになりたい。アンパンマンはいつだって圧倒的に正しいのに正しさを押し付けない。素直になれない子だって同じ失敗を繰り返す子だってそのまま受け止める。でもわたしは正しいパンではなくしょうもない人間なので、自分の正しさを振りかざして他人の正しさを迫害しようとしたり、正しさの定義を世界に求めたりしてしまう。アンパンマンになるどころか虎になってしまいそう。臆病な自尊心と尊大な羞恥心にバターを練り込んで生地で包んで焼き上げたら誰か食べてくれるのだろうか?
ねえまたリセットしちゃいたい、こんな文章恥ずかしくて消しちゃいたいけど一度吐いた言葉は飲み込まないのが正しいと思うから消さないでおく。筒香レイズでもいっぱいホームラン打ってねおめでとう。

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