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子育て卒業世代の「これからどう生きる?」の答えの探し方とは。

子育てが終わりに近づいて「子育てが終わったら、何をして生きていこう」「これからの仕事、働き方、どうしよう」と思うことはありませんか?

こんなふうに子育て卒業後の生き方に悩む女性のための、<なりたい自分になり、送りたい人生を送れるように、グループコーチング×片付けレッスンでサポートする『卒ラボ』>をまもなくスタートします。

『卒ラボ』を始めるにあたり、より私のことを身近に感じていただけたらと、インタビューライターのそがさちえさんにこれまでの歩みをまとめてもらいました。

よかったら最後までお読みください。

子育てコーチングでの充実感と、離れた理由

銀行系のシンクタンクや能力開発のセミナーなどを提供する会社に勤めたあと、結婚、出産して子どもたちを育てながら、子育てコーチの活動を始めました。

お母さんたちとコーチングセッションをしていると、変化を見られるのですごく充実感がありましたね。

実は子どもの頃から、親や兄弟の能力は高いのに自分にはこれといった得意分野がないと感じ「私には何もない」という気持ちがくすぶっていて。

それが、コーチとしての充実感のおかげで、その気持ちの隙間が「最近の自分いいな」で埋まっていく感じがしました。

この子育てコーチ時代は、コーチングを受けてくれた方と丁寧に向き合うなど、自分の子育てや片づけのサポートでも活きている経験が詰まっていて、私の原点とも呼べる時代です。

でも、色々な状況が重なって、子育てコーチングから離れることになっていきました。ひとつのきっかけが、夫からのある一言でした。

ある日夫が義母に、私の仕事について「仕事というかボランティアなんだけどね」と話しているのを聞いて、ものすごくショックを受けたんですね。

子育てもしながらコーチとしても忙しく活動して…と、すごく充実してはいましたが、忙しさと収入は比例していませんでした。

こんなに頑張っていても、稼げないとダメなんだ」と悔しかったし、夫からも周囲からも「仕事をしていると認められたい」と思ったのだと思います。今思えば。
充実していたのだから、「ボランティア」と言われようが胸を張っていればよかったのに、当時の私は「稼げないダメ人間」評価を自分にくだしてしまったわけです。

そうして、子育てコーチング自体からも徐々に遠ざかっていきました。


「稼げない自分」から抜け出したかった迷走期

子育てコーチングから遠ざかったあと、美的収納メソッドを学び始めるまで、実は迷走していました。

「稼げない自分はダメだ」と思いこんで、ネットワークビジネスに足を突っ込んでは挫折したり、そこで知り合った人たちと組んでチームで仕事を立ち上げたり。

最初は順調だった仕事も、一緒に働くメンバーから人格否定をされ、結局、逃げるように離れるという経験もしました。

迷走した数年間は何をやっても結局うまくいかなくて、「私にはやっぱり何もない」と思うようになっていました。

でも「なんとかこの状態から抜けられないだろうか」と感じていた頃に、ちょうど海外留学していた娘の帰国が重なり、家を片づけなければならなくなって

元々、片づけは大の苦手でしたが、「娘の荷物を置く場所がない!」と切羽詰まり、以前から気になっていた美的収納メソッドに申込むことを決めたんです。


片づけ苦手なのに50歳を過ぎて、片づけのプロになった理由

片づけは本当に苦手だったものの、片づけに関係した本やインテリア雑誌を読むのは昔から好きで、その中で「圧倒的に美しい」と感じ気になっていたのが美的収納のメソッドでした。

「私なんかダメ、どうせセンスがない」と思ってきたけれど、「どうせやるならただ片づけるのではなく美しくしたい」と思ったんです。

実際に家を片づけている半年間、作業の一つ一つが本当に楽しくて

ものと対峙することで、自分と対話することになるし、必ず発見があるんですよね。

それまで、社会に出て、結婚して子育てが始まり、子育てコーチングを提供し、もっと稼げたらと試行錯誤して…と、気づけばずっとハムスターのように走っていました

片づけに取り組むことで初めて、「今ここ、この瞬間」に立ち止まれたと感じました。

美的収納メソッドでは本来ゴールイメージを描くことをとても大切にしています。

でも、その時の私には先のことを思い描けないと感じて「目の前のことに集中させてください」と先生にお願いし、「ただただ分類して厳選して仮置きして…」という作業にとにかく没頭しました。

片づけをしているうちに、迷走していた時期のことも、他人から人格否定されかなりつらかったけれど、結局は私の中で起きたことでしかないと思うようになりました。

人生、必要なことが必要なタイミングに起きる」と納得できるようになったんです。

自分の家が片づいた時、「楽しすぎてずっと続けていたい、このまま終わりにしたくない」という思いから、教えたりサポートしたりできる美的収納プランナーの資格も2021年5月に取りました。

美的収納を始める前は、まさか人のうち片づけるなんて夢にも思っていなかったのですが、そこから3年でさまざまなお客さまのサポートをさせていただいています。


ものを片づけながら、自分自身と向き合うことに、ただ邪魔せずに寄り添う

片づけのサポートに入る際、大切にしているのは、「自分自身で感じて決めてもらうこと」です。

サポートする側は、いろいろ質問して、「何が好きポイントになっているのか」を言葉にするだけ。

例えば、好きなもの、必要なもの、処分するものと厳選していくと、好きでも必要でもないけれどなぜか捨てられなくて「迷うもの」が出てきます。

そこで「どんなところで迷ってるの?なぜ迷ってるの?」「なぜ買ったの?どんなところが気に入って買ったの?」など質問して、片づけをするご本人に考えるきっかけをお渡しします


自分で答えを出せるように、いろんな視点を入れていくのが私の役割ですね。

そして片づけは、ものを見ているけれど、実はいろんな角度から自分の価値観や自分自身を見ていく作業なんです。

心の中にある執着などの感情を、ものが見せてくれる

だから「いらないですよね?捨てちゃいましょうか?」と急かすようなことは絶対言いません

自分の判断が尊重されるとわかれば、片づけるご本人は「こう言われちゃうんじゃないか」と気にすることなく、自分自身と向き合えるのではないでしょうか。

自分と向き合うのは時に苦しくなることもあります。
「本当に片づくかな?」と、途中で不安になることもあります。

そんな時は「大丈夫、ちゃんと選び取れるようになりますよ」と声をかけ、信じてサポートします。

サポートの醍醐味は、片づけているご本人が自分の「好き」を思い出す瞬間に立ち会えることですね。
何度体験しても、幸せな気持ちになる瞬間です。


子育てでも、お客さま相手でも「邪魔しない、変えようとしない」

自分の子ども達を育てる際にも、子育てコーチングを提供している時も、同じように「邪魔しない、変えようとしない」ようにと意識してきました。

ただ、私も最初から「邪魔しない、変えようとしない」と信じて待つことができたわけではなくて、
たくさんの試行錯誤をして子育てをしてきました。中でも今でも忘れられない父のひとことがあります。

当時まだ小さかった長男が、歯みがき後におやつが食べたいとごねたことがありました。

私は「もう歯みがきした後だから」と当然のように、ダメだと言ったんです。

長男を厳しくコントロールしていたんですよね。

そうしたら私の父から「最近あっくん、笑顔が少ないな」と言われて、ハッとしました

彼の笑顔を減らして何がしたいんだろう。私何やってるんだろう」と。

それからは、すでに学んでいた子育てコーチングも使いながら、徐々に「邪魔しない、変えようとしない」を実践できるようになっていきました。

さらに極め付けは中学一年で長男が小児がんになったことでした。

生きてさえいれば、なんでもいい。」と心から思ったんです。
そこから、邪魔しない、変えないスタンスに拍車がかかりましたね。
ただし、選択には責任が伴うことは教えてきました。

社会人になった長男を含めて3人の子どもたちからは、「ママの子育ては放牧だった、反抗期がなかったのは反抗する理由がなかったから」と言われているくらいです。

もちろん自分の子育てが正解だとは思いませんが、のびのびと育ってくれたと思っています。



子育て卒業世代の「これからどう生きる?」の答えは、「外」ではなく「自分の内側」にあるー「心・おうち整えラボ」<卒ラボ>がスタート

今度、子育て卒業世代のための「心・おうち整えラボ」<卒ラボ>というプログラムを始めます。

グループコーチング片付けレッスンを掛け合わせた8か月間のプログラムで、子育て卒業後の生き方に悩む女性が、なりたい自分になり送りたい人生を送れるようになるためのプログラムです。

家の片づけを通して、自分の「好き」を見つけ、なりたい自分になり、自分の望む人生を送れるようになることを目指し、その結果、自然とおうちもきれいになっていきます。


あなたの答えは、外ではなくあなたの内側にあります

ぜひ一緒に心とおうちを整えませんか?

お待ちしています。

(インタビューと文:そがさちえ)

海藻あきよ
「人生の折り返しに、収納の処方箋を。」

1971年奈良県生まれ。北海道育ち。能力開発企業で秘書職ののち、出産を機に子育てコーチとして15年活動。受講者数1,000人、自治体、小学校ほか講演実績多数。
元々全く片づけられなかったが、50代で新しい挑戦として美的収納プランナーに。
自身の経験から、子育て卒業世代の喪失感や人生後半の生き方を見直すことを、片付けとコーチングでサポートしたいと「心・おうち整えラボ」<卒ラボ>を立ち上げる。
1男2女の母。

【保有資格】
美的収納®プランナー
ライフデザインナビゲーター®
空間デザイン心理士®プロ


片づけながら「好み」な自分を叶えていく、
グループコーチングと収納レッスン<卒ラボ>を
そろそろスタートさせたいと思っています。

興味ある方は、公式LINEご登録下さい。


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