夏の訪れを知る、半夏生
京都の庭園を歩いていると、葉の半分が白くなった植物に出会います。その名はハンゲショウ。
なるほど半分化粧したようなその姿から付いた名ねぇ。
と思いつつもよく考えると、七十二候の一つに半夏生というのがあり、夏至から11日目、7月2日ごろから七夕頃までの5日間の候、まさに季節の変わり目で、この頃から梅雨が明けます。農家は田植えを「夏至の後、半夏生に入る前」に終わらせるという、いい伝えがあり、これを過ぎると秋の収穫が減るのだそう。そんな半夏生の頃に花が咲くからという説もあるとか。
何れにしても、半分白い粉をふったようななんとも艶めかしい「半夏生」は、夏の訪れを感じさせます。
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