消えた世界遺産!
10月31日深夜、沖縄では大変な事件が起きました。なんと、首里城が火災で城のほとんどが燃えてしまったのです。
初めて首里城に行ったのは、35年ほど前。その時は、赤い守礼の門だけが首里城趾の撮影スポットでした。それから首里城はたくさんの建物が復元され、30年近くになります。その鮮やかな赤い正殿は目を見張る美しさでしたが、深夜突然、激しい炎を上げて燃え、主要施設の正殿と北殿、南殿が全焼するなど6棟、約4200平方メートルが焼失しました。さらに「奉神門」や「書院・鎖之間」も延焼。世界遺産が一瞬にして消えてしまったのです。沖縄の方は当然でしょうが、沖縄好きの私も、ただただショックです。消えた建物をまた1から復元するのはかなりの時間がかかるでしょう。
写真は守礼の門。守礼の門は今も残っていると思われます。
首里城の城郭内へ入る第一の正門「歓会門」。歓会とは歓迎するという意味。首里城は外郭(外側城郭)と内郭(内側城郭)と二重に囲まれていますが、ここは外郭の最初の門です。
正殿の正面入り口。鮮やかな模様が施されている柱が美しい。
「書院・鎖之間の庭園」城内で唯一の本格的な庭園。沖縄県内の城の中で庭園があったのは首里城だけとか。
正殿1階は国王自ら政治や儀式を執り行う「下庫理(しちゃぐい)」、中央が国王が出御する玉座。左右には国王の子や孫が着座した。
正殿2階に国王の玉座「御差床」があります。
国王の図。鮮やかな美しい着物に、ベルトのような帯。袖からはアクセサリーのような飾りが下がっています。
これら全てはもう見られなくなってしまいました。残念です!
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