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人を助けたいと思うだけの人生

昔から知ってはいたが、杉良太郎の福祉活動は凄い!

たまたまネットニュースを見て、詳しく調べてみたら本当にすごい。俺もこんなカッコイイ人生を送りたいと本当に心から思った。なろうと思ってもなれない人生だが。

いや、これは杉良太郎のようになれないんじゃなく、なろうとしてないだけだ。だって、困ってる人を助けるのはお金の大小ではないから。小さなことからなら今からでも出来る。

でも、人助けをしない人生を自ら選んでる。


失礼で馴れ馴れしいとは思うが、杉様と呼ばせてもらう。杉様はガチの人助けの人だ。人を助けるために自身が1億円の借金をしたこともあるらしい。福祉活動や寄付に私財を40億円も投入した本物の漢!

有名なセリフで、

「しょせん芸能人の売名だろ!!」と、心無い言葉を言われたら、

杉様 「ええ、売名ですよ、皆さんもおやりになるといい」

なんて、カッコイイんだ!男でも惚れてしまいそうだ。

15才の時から刑務所慰問を続けていて、現在は法務省下で特別矯正監という、なんとも難しい役も兼任中だとか。

他にもバングラデシュで学校を50校も建設したり、ベトナムでも多くの学校や孤児院を設立、そして数百人の孤児も養子にしてきた。

杉様は他のアジア諸国や南米など世界中でも福祉活動を続けてる。こんなにたくさんの人助けを全て個人活動で行ってる。

杉様が凄いのは、人を助ける活動を15才からずっと続けてる事だ。現在は79歳だから64年間も福祉活動をしてることには尊敬の言葉しかない。大きな災害があった時だけボランティア活動するのとはわけが違う。「福祉の杉」とも呼ばれるほどの筋金入りの人だ。

俺はこれを書いてて涙が出て来るよ、それは杉様の生き方に感動してるのと、何もしてない自分への情けなさの涙でもある。

書き方が悪いかも知れないが、人が人の為に何かをする時は必ず見返りを求めて行動してると思う。

それは、もちろん杉様にもあると思う。

杉様はきっと困ってる人からの感謝の言葉であったり、喜んでる人の笑顔こそが、相手からの一番の見返りなんだと思う。

それの為にずっと福祉活動を続けてるなんて、本当に素敵やん。

でも、俺のような小物からしたら、一過性の感謝の言葉なんて虚しくなるだけだし、そんな思いをするぐらいなら困った人を助けたり募金したりするのを躊躇する心が出てしまう。

杉様は助けてる人の数が膨大だから、感謝を忘れる人より杉様に感謝の心をずっと持ち続けてる人の方が圧倒的多数だから、杉様もやりがいがあり続くんだろうな。

普通の人は助ける人が少すぎて、その人から感謝の言葉なり見返りがなかったら、それでアホらしいと止めてしまうと思う。

「あなたを必ず助ける!」

この言葉に一番信用と信頼があって、それをやり遂げることの出来る、杉良太郎は本当にカッコイイ。

俺はあなたのようになりたいが、本当に情けないが力もないし、何より人からずっと感謝されないと、あなたのように継続してやり続ける自信がない。

俺はたった1人も救えなかった男だ。それに救うどころか、逆に相手の心の中に悪い心を芽生えさせただけの助けだったかも知れない。俺に圧倒的な力さえあれば、ずっと心の中に優しい心を持ち続けてくれたかも知れないのだ。


杉様は、15才の時から福祉活動を続けて来たとニュースで見たが、長い活動の中で、きっと杉様の助けを忘れ、感謝も忘れた人を何人も見てきたと思う。その時に、杉様もきっと悲しい思いをしたんじゃないかな。もしかしたら、

「福祉活動なんてやるんじゃなかった、助けるんじゃなかった」

こんな気持ちも沸き起こったかも知れない。でも、あなたはそれでも今まで福祉活動を続けてきた。本当に素晴らしいと思う。

こうやって杉様の事を調べて書いてると、俺も何か人助けをしたい!そんなことを思うのだが、実際には何も出来ない。いやしない。

情けないが、人を助けたいと思うだけの人生だ。

でも、杉様も最初はこんな葛藤もあったのかな?

いや、俺と比べるなんて本当に失礼だ。でも、最初は人を助けたいと思う心までは一緒のはずだ。

俺と違うのは、杉様はそこからちゃんと行動したことだ。誰だって最初は一歩目だ。


ならば、俺だって第一歩を今日から踏み出す!

でも、今日はもう午後になってるしな…明日からにするか…いや、明日は朝から歯医者に行かなきゃ…

そうやって先延ばしにしてるうちに、第一歩どころか今日調べた杉様の事も、人を助けようとする気持ちも薄まって行くのだ。


そしてまた、人を助けようと思うだけの1日が終わった…


いつもなら、ここで終わるがMISIAの炊き出しニュースを見て、この歌を聞いた。

この歌を聞いたら、今日は人を助けたいと思うだけの1日だったとしても、明日もまた人を助けたいと思う自分でいたいと思った。

いつか、自分から第一歩を踏み出すまで、人を助けたいと思い続けることが大事なことなのだ

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