コミュニケーションは聴いて、理解して、ちょい乗せして返す
コミュニケーションの基本は
聴いて、理解して、ちょい乗せして返す
です。
これまでは相手の話を聴くことを中心に話してきましたが
もう少し話を進めてみます。
まずは、
自分から話しても相手が興味をもつかどうか分からないし、
そもそも相手が何に興味があるのか、
どんな話をしたいのかが
分からないので
相手の話を聴いて、
相手が何に興味があるのか
相手がどんな話をしたいのかを
理解します。
相手の話を聴く際、
多くの人が実はあまり話を聴かず
自分が何を話そうかを頭の中で考えてしまっていますが
そうではなく
相手の話を理解すること、
さらに進んで相手の意図やニーズを理解することに
意識を集中させましょう。
ここまできて、
やっと自分が話す番になります。
相手の興味があること、
相手が話したいことが理解できたので
それを話せば良いです。
この過程を後出しじゃんけんに例えている人がいましたが
面白い着眼点だなあと思いました。
何も考えずに会話を始めてしまうと
自分の話題に相手が興味を持つかは運次第です。
じゃんけんだと勝つ確率と負ける確率は同じですが
会話の場合には相手が興味を持たない確率のほうが高いでしょう。
しかし、
単なる運だけの勝負に持ち込む必要はありません。
後出しじゃんけんでいいのです。
後出しじゃんけんの場合は相手は負けてしまいますが、
この場合は自分も相手も勝ちになります。
まずは相手に話してもらって
相手が何に興味があるのか
何を話したいのかを
聴いて理解します。
それをもとに自分から話をすれば
相手の興味がある話題で会話ができます。
そこでのポイントは
相手の話したことに対して
「相手が言ってもらいたいと思っていること」を
ちょっとだけ乗せて返す
ということです。
ちょっとだけというのは
出し惜しみというわけではありません。
実のところ、
相手はこちらの言葉を多くは求めていないのです。
相手が望んでいる言葉をちょっとだけ、
つまり厳選して返す。
どうでもいいことは返さない。
そのちょい乗せが
相手とのコミュニケーションの質を高めます。
まずは相手に話してもらってちょい乗せする。
それを心掛けると
より良いコミュニケーションを取ることができます。
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