シングルマザーがファーストクラスに乗った日の話

2024年10月23日 20:23

noteで読んだ「ファーストクラスに間違えて乗った人」
のお話が面白かったので
私も思い出しながら書いてみようと思います。

そもそも
シングルマザーにとっては
「ファーストクラス」
なんて縁のない話…

だって生きてくだけでいろいろ大変なのだから…

塾への送迎、始まった介護に月末ピークの仕事。
私のように家の競売の危機を乗り越えた人もいるかもしれない。
その話はまたいずれ。

でも「旅」が好きで新卒で旅行会社に入った私は
旅したい気持ちがいつでもどこかにあったし、
ずっと旅することは諦めてはいなかった。

いつか必ず
「自分にご褒美のような贅沢な旅をする！」
と決めていた。

憧れのファーストクラスへ、いざ

で、2019年9月
全日空のファーストクラスでニューヨークへ行ってきました。
実際払ったのは3万ちょっとだけど、通常価格往復で240万ほどのフライト。
正攻法じゃ乗れないけど、頭と労力を使って勝ち取った私へのご褒美。

現地では時差にやられ、せっかく苦労して取ったライオンキングやアラジン、あともう一個なんだっけ。。米倉涼子さんがキャストで出てたやつ。

そんな高額ミュージカルも
あったかくてフワフワの席に座った瞬間
眠りに落ちてしまい
アラジンとジャスミンの素敵なカーペットライドのシーンも、
なんなら動物たちが勢ぞろいして、最初に赤ちゃんシンバをみんなにドーンと披露するあのシーン（冒頭）
あれさえもほぼ覚えてないんですけどね。

でもいいの。
私の旅のメインはニューヨークそのものより、ファーストクラスで往復することだったから。

この日のフライトでは「1K」のお席、つまりは最前列ってことで
飛行機の先頭に座らせていただいた。
席に案内されて座った瞬間思ったのは

「ひっっっっろぉおおおおおい😲！！！！」

ってこと。窓が私のブースだけで４つある！
足元は広すぎて、モニターがやたら遠く感じる。
目の悪い人はファーストクラス乗れないんじゃ。。
いや普段乗る人はきっと高いメガネしてるから大丈夫ね。

ちなみにファーストクラスは全部で8席だったけど、満員。
みなさんすでに寛がれてました。

次に驚いたのは、丁寧にごあいさつしていただいたCAさんに
「お着換えなさいますか？」と聞かれたこと。

もちろん、初ファーストクラスであまり緊張しすぎないよう、
予習はしていた。
だから着替えのリラックスウェアがあることは知っていた。
「は、はい。」
と緊張を隠しながら答えると、ピシっとした身だしなみの美しいCAさんが
トイレまで案内してくれる。
それだけじゃなく、着替え台を準備しジャケットを預かり、ハンガーに掛けてくださる。。

この一連の出来事が機内のことなんて、信じられん。。
さすが12時間で120万。。
はっ。1時間10万円の空間じゃん！！

数年経ってから知ってしまった。
あれは1時間10万円のものだった。。夢のような空間だった。

しかも、ねぇ、クリュッグってシャンパン、知ってる？
1本5万くらいのやつ。

あれ、飲み放題！