髪屋ノ道具 弌
台風が できるようになり
お天気も 不安定な 日が
続くように なりましたね
いかが お過ごしでしょうか?
暑いのか 寒いのか笑
体調管理に 気をつけましょうね
前回までは
<髪屋ノ御品書>でした
今回から
<髪屋ノ道具>の お話
髪屋で 使用する 道具は
髪のため 身体のために
選択しております
そして その先にあるのは
<地球のため>
できうる限り 再利用可能なものを
選択することで
ゴミを 減らすよう 心がけ
環境保護に 務める 営業を
しております
今回から 五回にわたり
お話しさせていただきます
髪屋ノ道具
理容師、美容師の 仕事は
道具が なくては 仕事ととして
成立しません
その 道具が 何を 使われているか
ご存知でしょうか?
どんな 道具を 使われて 綺麗に
なっていくのか
その 道具たちにも 目を向けてもらいたい
支えてくださる 職人の 方々の
仕事に 敬意を込めて
お話しできたらと 思います
髪屋は
長年 その 仕事に 携わり
改良を 重ねながら
伝統を 守り続ける
そんな 道具を 選択するよう
心がけています
鋏
KIKUI SCISSORS
菊井鋏製作所
1953年に 始まり
創業七十年以上
多くの 理容師、美容師さんに
愛される 鋏です
創業者である 菊井喜代次さんについて
お孫さんの 健一さんが
記事にしてくださっています
お時間ある際に ご覧ください
一つ 一つ
丁寧な お仕事が
感じられます
鋏は
理容師、美容師の 生命線
職人さんの 思いを
鋏を 通して
お客様に 感じてもらえると
嬉しく思います
拝
黄楊櫛
京都 十三や
黄楊櫛
昨今、 日本人が 櫛離れを
してしまった 時代となってしまいました
昔
黄楊櫛は 一生物
母から子へ
また それが
孫へと 代々 受け継ぐものでした
その伝統を 無くしたくないと
思い
施術の仕上げに 組み込んでいます
日本にある その伝統が
これからも 末長く 続いて
いきますように
拝
鼈甲櫛
officine
universell buly
スイスの工房で
一本一本、丁寧な 手作り
有機物である 植物繊維が原料
人体と 環境に 優しく
作られています
私が このビュリーのコームを
選んだ 理由は
コームの先端の あたりの良さです
私自身
肌が弱く 尖り過ぎている櫛が
苦手(笑)
この ビュリーの コームは
髪や 頭皮にも 馴染みやすく
静電気も 起きにくい
頭皮に優しいところが 特徴です
カットの際に
体感して いただけると
嬉しく思います
拝
道具というもの
いかがでしたでしょうか
第一弾は
鋏・黄楊櫛・鼈甲櫛 でした
私たちの 『髪』は
こうして 支えてくださる
職人の方々の力が 支えとなって
美しい形に なっていきます
小一時間の中に
たくさんの 方達の
“生きる時間“が あるからこそ
と あらためて 感じます
「髪を整える」
その時間が より 良い時間と
なりますように
最後まで
お読み頂き
ありがとう ございます
次回の 日録は
「髪屋ノ道具 弐」
今日も あなたの 御髪が
軽やかで ありますように
髪屋
どうぞ
よしなに
美粧師 郁