会いに行く
先週の、雨の吉祥寺。
映画を観に行った。先月にトークショーがある回にも行っているので、2回目。
夏の終わりに、どうしてももう一度、会いたくなった。
亡き妻の知らなかった人生を、残された夫が追いかけ、その輪郭を優しく切り取り映している。
私の中で、モデルさんと言ったら、この人以外無い。
東京に上京した頃、背伸びして、ドキドキしながら
書店で手にした雑誌には、この人が居て、クールかつ、その神秘的な眼差しに引き込まれた。
「なんて美しい女性なんだろう…」
でも、本当に実在する人なんだろうか?…そんな事を
感じてしまうくらいプロフェッショナルな人だった理由をこの映画で知った。
当たり前だけど、その人にも人生があり、日々の暮らしがあり、様々な出来事もあり、心の内に秘めた葛藤もあり、当たり前の事を当たり前にこなしていく事の大切さ、継続は力なりの人間の強さを感じた。あどけない少女のようで、凛と自分一人でも佇んでいる人。令和という時代になっても、女性としての生き方を照らしてくれる。
最も人間らしい素敵な人だった。
監督も飾らない人柄が、また良かった。
モデル 雅子を追う旅、私も追いました…
この映画のエンドロールの後が…また、とってもいいのです。外で泣くのは恥ずかしいので、必死に堪えて、劇場を後にしました。(帰りに、オランジーナを買いました!雅子さん…)
きっと、また会いに行く。
7月29日(雅子さんの誕生日前日)上映後トークショーで。笑いの絶えない穏やかな時間でした。