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甘いに浸る。

 もうアイスドリンクって季節じゃないかも?と思いながら、日差しが心地良い午後。家事の合間に冷蔵庫を探る。以前に友人が「疲れた〜って時にこそ飲んでね」と、くれたフォションのアイスチョコレートドリンクを、豆乳を切らしてしまったので、あまり飲まない牛乳で氷まで入れて味わった。ここのアップルティーは好みでストックしてある。(そう、紅茶のイメージが強い)

   甘いんだけど、甘過ぎることなく、ちょっとほろ苦いカカオの豊かな香りに浸る。彦摩呂みたいに「チョコレートドリンクは人生や!甘いだけじゃない人生の苦味を味わうんや〜」的に。次の機会は自分で買おう。

 日曜日の午後は平和だと、思考も緩やかに動き続けて活発化する。この世を去ってしまった人達を脳裏に浮かべては時空を自在に移動する。何で去ってしまったんだろう?そりゃ、この世が嫌で苦しくて耐えられなかったからだよなあ…と。とにかく全て解放されたかったんだ。時は巻き戻し出来ないから仕方ないと、何度も呟いてみたり、、、納得するのは、まだまだ難しい課題。

 この世は去らないけど、このnoteでの場所を離れて行った人を思い出す。人との出逢いって、やはり縁。その人が書く文章は巧みで繊細だった。熱い魂と冷めた脳を持つ類い稀な部族。その人達は他者に寛容でありながら自分に厳しい。嘘がないから誤解をされ易い面もある。コメントも濃密にやり取りしたし、お別れの挨拶を送ってくれた時に、お互いの本気な胸の内を確認、擦り合わせが出来て、有り難いなあと思った。縁というものは、不思議。分岐点で繋がったり、永遠に別れたり。でも、やはり、それが自然。寧ろ大人になるに従って、原点回帰を改めて知ることがある。この気持ち、わたしも大切にしますね。そして、落ち着いたら、改めて「こんにちは、初めまして」の杯を交わしましょう。(お酒弱いですけど…)

 甘い甘いと想像で決めつけていた、チョコレートドリンクの魅力と、人生には甘いものこそ必要だと言った有名人は誰だったかな…などが過りながら、フォションのオンラインを、茫然と眺めている。


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