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夢の話。
今年の1、2月はとても厳しかった。肉体的というより、こういう時の"厳しい"は精神的の方だったりする。自分の場合は。コロナ禍も過ぎルーティンで学ぶのは時間を重ねていけば、"年齢関係なく馴染むものだから"と分かったつもりでいた。家族のことだったり、試験だったり、家事だったり、犬のことだったり……日により比重も受け取る感覚も同じではない。
年を重ねて良かったと実感出来るのは、「まあ、いいか」と呟いてある程度、頭も身体も柔軟性が育っていることに気づいていること。これは大きい。自身で選択したことについては自分なりに責任を持つんだと鼻息荒くしていた若気の至りに教えてあげたい。時間という概念が浅くなると、まあ、いいか(気づけたんだから回収はもう済んでる)」と抽出しへ整理整頓してしまえる。
そんな日々に時間の概念を回収する夢をみた。
「この課題を乗り越えたら、きっと、あなたに再会出来ると思っていました」
その人はフッとあの笑い声を出して、わたしをジッとみた。修羅を括って来た人にしか出せない瞳の奥にある酸いも甘いも人間の人生を黙って受け入れて全うした人の眼力に身動き出来ないまま、夢中で早口で伝えた。
「人生が苦渋に満ちて行き詰まり立ち止まり終わりかと諦めかけていた頃に あなたの演奏を聴いたんです 涙が溢れて止まらなくて でも同時に身体の内側の深い場所からエネルギーが湧き出して再起出来たんです ありがとうございます この言葉は最初は個人的にあなたに面識を持ってもらい覚えてもらう為 つまり悲しみに包んだ紛れもないエゴでした ここであなたに逢えた瞬間に薄まって 個人から全世界の救われたうちのひとりとして どうしても感謝を伝えたかった そして非常に悲しいし寂しいし辛いけど あなたは国籍も祖国もない天国の住人だと常々言っていたから 天国に戻って幸せなんだと理解しました」
しゃがみこんで椅子に座るその人の、分厚くごつごつした手を握った。触れた!あたたかくてため息が溢れる。その人を見上げたら「苦労したの。人生をしっかり歩んで来た手だから綺麗じゃないでしょ?でも、私は自分の生きる為に働いてくれたこの手が嫌いじゃないのよ、好きなの」
ちょっと待て、夢だよ。
でも、あの体温と感触、妙にリアルでした。時間の概念を再び振り返ってます。
久しぶりに面白い&臨場感たっぷりな夢でした。
今月一度のnoteは、夢の話。(やった〜ノルマ達成)
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林檎&のっちも新鮮✨リピートしてます✨カラオケ🎤🎶状態✨🚗✨