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いわゆるヌードモデル。

服飾系専門学校の時代。
とある美術学校で、
デッサンのモデルをしていたことがある。
(当時、イベントコンパニオンで、露出度高い
服装に抵抗感も無かったというのもあり)

服など一切身につけず、
決められた時間、
皆の前で、ヌードを晒す。
実にシンプル。

『スタイルが良いから、自信あるんだね』とか、

『恥ずかしく無いの…?』とか、

『私は無理だわ…』とか、

いろんなことを言われたけど、

私的には、
『人間、皆、身体に付いてるもんは同じだから』
です。


誤解する人が居たりするのですが、
あくまでも、
デッサンをする為なので、
いやらしい雰囲気は一切ありません。
気力、体力、結構大変かも。
(経験者は分かると思います)

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ヌードになることに恥ずかしい感情を抱いたことは
無かったけれど…


ある男性、2人によって、羞恥心というものを覚えたのを思い出しました。

ひとりは、デッサン終わりに、声を掛けて来たBくんです。(他の美術学校の)
友達で、恵比寿のバーに、誘われて飲みに行きました。

お酒が入ると、人間って本心が出るものかな…
彼は、私の身体のシルエットから、細かな部分まで、
官能小説ばりに、語り出しました。

それと同時に、私の心は居心地の悪さに、
居ても立っても居られない状況になり…
実際、バックを逃げるように持ち、店の階段を
駆け上がり、夜の恵比寿からタクシーに乗り込んだのでした。(若い)

男友達はあくまで友達なので、
不用意に、男女の雰囲気を醸し出されてしまうと、

俯瞰的に観てしまう性格から、
気持ち悪くて仕方なくなるのです。


2人目は、当時、好きだった人 、Aくん。
その日は、来ない予定だったのに、
ガウンをはらりと取って、振り向いた瞬間に、
遅れてやって来た…目の前にいる彼に気づいた…

(恥ずかしく無いって言ったけど…)
こっちに特別な感情がある場合は無理…。

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平気なフリを必死になって繕いましたが…
同時に、
(ああ、彼とは、もう、特別な関係にはなれないな)
と、頭の片隅で、甘く、切なく。
だって、やっぱり、恋とか愛って、
初々しく、秘めた部分を女は、
小出しに、駆け引きしなきゃね…

なのに、こんなに、明るい場所で、裸体かよ…って

(三村風に呟く)

羞恥心というものを覚えた想い出。
宇多田ヒカルの「Flavor of Life」
ならぬ、「Flavor of 裸体」……

(宇多田ヒカルさん、ごめんなさい…)

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#エッセイ #若気の至り #三村

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