古民家の土間に三和土をつくる〜試作編〜
田の字に配置された6畳の和室と縁側。
こちらの場所を土間にします。
昔の家はとにかく広いので
いっそのこと大空間をつくって
室内で餅つきやBBQもできるように
リノベーションしたいと思います。
畳や床板を張らず土間にすることにしました。
床の仕上げに選んだのは「三和土(たたき)」。
とはいえ、作ったことなかったので試しに作ってみることにしました。
三和土をつくってみよう
三和土(たたき)はコンクリートがなかった時代に
よく使われていたもの。
3種類の土を混ぜ合わせて、たたき固めるという昔ながらの方法です。
主原料は土なので柔らかくて足に優しい。そして床下からの湿度も調整してくれる優れもの。
三和土の作り方
1.土は解体で崩した土壁を使いました。
藁やゴミが混ざっているのでふるって使います。
2.消石灰を加えてスコップで混ぜ合わせます。サクサク混ざり合う音が心地よい。
3.真ん中なくぼみを作って
にがりを少しずつ入れていきます。
土が土壁の再利用だったのでかなり乾燥していたのか全くまとまらなかった。なので水1〜2ℓを少しずつ加えました。
4.全体がまんべんなく混ざったら2回に分けて床に撒きます。
1回目は3cm厚でたたき固めて
2回目は5cm程度に撒きました。
5.土を板やレンガで叩き固めます。最初はフワフワして叩くと沈むのですが、だんだん固くなってきます。上に乗っても大丈夫そうだったので、足で踏み固めました。
気づき
モルタルと違って水分が少ないので、表面がツヤツヤにはならない。そして、混ぜ合わせた素材そのものが仕上がりに出てくる。
今回は混じってしまった藁が模様になったけど、小石や珊瑚、木片などあえて素材を混ぜ合わせても素敵かもしれない。
乾いたらどんな仕上がりになるのかとても楽しみ!!
追記
乾燥のようす
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