トスカーナのおすすめ赤ワイン「パーチナ」
本日はトスカーナ1コストパフォーマンスの良いと思うワインをご紹介させて頂きます☆
パーチナで行われている農業とはというと、環境問題やエコシステムについて研究する学者で、Legambienteという環境保護団体の創始者の1人でもあったジョヴァンナの父は、かつては普通に行われてきた農業形態の重要性を説き、それをパーチナでも実践します。
森を残し、耕作地全てをブドウやオリーヴ畑にするのではなく、穀物など様々な作物を育てることでパーチナという地所内でのモノカルチャーを避け、広大な土地を利用して常に休閑地を設けることで、地力の回復を図り…つまり、ブドウ畑だったところを数年、もしくは数十年は休閑地もしくは他の作物用の畑として利用した後に、再びブドウ畑として以降数十年は利用して、また休閑地にして…ということをやっているというのです。
それは、1000年以上前に修道院ができ、周りを開墾して畑を作った時から全く変わらない考え方で、農業を行っているということになります。
とある酒屋の友達からこう言われた事があるそうです。
「なんでお前達は、お前達のキャンティをもっと高値で売らないんだ?
世にある高品質を売りにするキャンティと比べてもまったく遜色ないにもかかわらず。
逆に値段が安い事で、その値段程度のワインだと勝手に認識されちゃうこともあると俺は思うのだけど。」
これに対する造り手の意見は…
「確かに彼が言うことにも一理あるよね。
だけど、土地もワイナリーも、元々ジョヴァンナの一家の所有で、家賃やローンがあるわけではないしねぇ。
僕たちが普通に生活して、子供たちが大学に行くのに困らないくらいの蓄えができて、年1回くらいみんなでヴァカンスに行けるくらいの収入があれば十分。
別にいい車に乗りたいわけでもないし…。
アグリトゥリズモもあってそこからも少しは収入があるし、ワインの生産量も極端に少ないわけでもないから、1本のボトルでそんなに利幅を乗っけなくてもいいしね。そしてワインが嗜好品化し過ぎることにも違和感を感じるんだ。
ワインはやはり食事と共にあるべきで、それは日常的、普遍買ってもらえた方が造り手としては嬉しいじゃん!」
消費者の味方過ぎる発言。
地球・自然・消費者にやさしいコストパフォーマンスの良すぎるワイン🍷✨
リピートしてしまう美味さです💡
隠れ家ワインバル『代々木ビストリア』
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