【体験談】乳児痔瘻(肛門周囲腫瘍)発症から完治までの流れ
●記事作成者:ビルコソ
2児の父。次男が生後3週間で肛門周囲腫瘍と診断され、6ヶ月目にしてやっと完治
※治療法に関しては医師と相談した上での方法を載せています
一例としてみていただければと思います
●乳児痔瘻(肛門周囲腫瘍)とは
肛門周囲腫瘍は大人版と赤ちゃん版があります。
今回は赤ちゃん版についてお話しします。
乳児痔瘻(にゅうじじろう)とも言います。
詳しくは引用から↓
肛門のまわりが赤く腫れて膿をもつようになる病気を肛門周囲膿瘍といいます。肛門の奥の粘液を分泌するくぼみ(肛門腺)や、その他の病気の深い潰瘍からの炎症が、肛門周囲の皮膚に及び、細菌が繁殖し肛門周囲膿瘍が形成されます。さらに、皮膚を穿破すると痔瘻と言われます
日本小児外科学会 URL: http://www.jsps.or.jp/archives/sick_type/jirou”
●受診すべき基準
・肛門の周りが赤く腫れる
・膿ができる
・うんこの度に大泣きする
・おしりを拭くのが痛そう
・すこぶる機嫌が悪い
この辺の症状が出てたら、早めに小児科を受診しましょう
受診しなければ悪化する一方です
いきつけの小児科で診れない場合は医師が紹介状を書いてくれます
●診察内容
医者が指で押したり、切ったりして膿を出してくれます
もちろん赤ちゃんは大泣きです
見てて辛いものがあります
毎日お尻のしこりを指で圧迫し、膿を押し出すように指示されます
僕の場合、漢方薬と整腸剤が処方されましたが、薬よりも直接圧迫するほうが効果的と言われます。
最後に、さらっと1歳までには治ると思いますと医者から言われます。
ほぼ1年まるまるです。絶句します。
●在宅での治療内容
毎日、指でお尻をチェックします。少しでもしこりがあれば強く押して、膿をお尻の内側に押し出します
うんこの度に緑茶で洗い流し、清潔を維持します。
漢方薬と整腸剤を粉ミルクに混ぜて1日1回あげます
うちの子は母乳と混合なので、粉ミルクを嫌いになっても母乳があるため、この方法をとりました。
粉ミルクのみ・母乳のみの場合、ミルクに薬を混ぜて、ミルクが嫌いになった場合、大変なことになるので注意しましょう
●大変なところ
①子どもがお尻を痛がる
大人でも痔はめちゃくちゃ痛いです。
産まれたばかりの子がこんな目に合うなんて可愛そうです。
うんこをする度に、また膿がある時や腫れている時は常に泣きます。
ミルクでも抱っこでもすぐには泣き止みません。
泣き止んだとしても、ベビーベッドに置く際に少しでもお尻を刺激したら大泣きします。
親もめちゃめちゃしんどいです。
あの不機嫌病と言われる「突発性発疹」に近いレベルの不機嫌さが定期的に訪れます。
思った以上にとても大変です。
②お尻のしこり・膿を押しだすのが辛い(親側の気持ち)
しこりや膿を指で強く押し出さなければなりません。
赤ちゃんはすごい声で大泣きします。
うんこを漏らすくらいに毎回大泣きします。
でもやらなければ治りません。
心を鬼にしてお尻を圧迫しましょう。
●メリット(強いて言うなら)
●予防接種を痛がらなくなる
この子に予防接種を4本一気に打ちました。
右手・左手・右足・左足の計4か所です。
でも全然泣きませんでした。
お尻を圧迫するほうが断然痛そうです。
●まとめ、報告
4か月頃からだいぶ良くなり、6か月の検診でついに完治したと言われました。
5か月頃から離乳食をはじめてからは格段にお尻がよくなってくるのがわかりました。
長くてつらかったですが、治って本当に良かったです。
子どもが泣きじゃくって大変な上に、お尻を圧迫するのも心が痛かったです。
完治目指して頑張りましょう。
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