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「仕事の楽しみ方」と「AIのつきあい方」を専門家が解説!松田AIラジオ by BIRTH ACADEMIA #2

こんにちは、アラフォー中堅社員のさむです。
今回も、AIの研究者であり企業経営者でもある松田さんをお迎えして、松田AIラジオ#2をお届けします。

#2のテーマはAIと人間の共存。
そして、仕事を楽しむための心構えについても深掘りしていきます。

今回は3回にわたってお届けしたラジオ番組の2回目のトークセッションをご紹介します。

※音声で楽しみたい方は最後にラジオ動画のURLも添付しております

#1はこちらから。


プロフィール

松田雄馬 博士(工学)
株式会社オンギガンツ代表取締役
一橋大学大学院/一橋ビジネススクール講師 大阪出身。京都大学大学院卒業後、NEC中央研究所にてオープンイノベーションを推進。MITメディアラボ、ハチソンテレコム香港、東京大学、との共同研究を経て、東北大学と共同で、脳型コンピュータプロジェクトを立ち上げ、博士号を取得した後、独立。オンギガンツの前身となる、合同会社アイキュベータを共同設立し、大手企業のAI/IoTを中心とした新規技術開発・事業開発を支援。現在、技術開発・人材育成・組織開発の三方から、DXに取り組む企業の経営戦略策定・実行を支援。デジタルテクノロジーとともに生きる豊かな未来を創造するための情報発信としてテレビ・ラジオにも出演し、多数の著作を執筆。

役員・社員 - 株式会社オンギガンツ (ongigants.com)
40歳まで残り5日のさむ(左)と脳科学とAIの専門家の松田さん(右)がお届けします

🎙 3歳の自分に語りかける

さむ:ところで、松田さんは「3歳の自分」を意識してるって聞きましたが、それって一体...?

松田:実はね、3歳の時に大好きだった祖父を亡くしたんだ。その時の複雑な気持ちが今でも残ってて。だから「3歳の自分に、人生って楽しいよって言わなきゃ」って思うんだよね。

さむ:そうだったんですね。。。過去の自分を励ますことで、今の自分も奮い立つと。

松田:そうそう。別に「楽しまなきゃ」って義務じゃないけどさ。でも、そう思って生きてたら、案外楽しいもんなんだよね。

さむ:松田さん、意外と深いですね(笑)

松田:えー、いつも深いだろ?(笑)

🎙 仕事の楽しみ方:世界一を目指す心

さむ:さて、本題の仕事の楽しみ方について。松田さんならではの視点、期待してます!

松田:おっと、プレッシャーだな(笑)。実はね、研究者の視点から言うと、「狭い分野でも世界一なんだよ、僕らがやってること」なんだ。

さむ:えっ!世界一!?それはさすがに盛りすぎでは...🤔

松田:例えば、論文書く時、他の人が達成したことじゃダメなんだよ。つまり、どんなに小さな領域でも、そこに集中すれば世界一になれるんだ。

さむ:なるほど??でも、ビジネスでの「世界一」って...?

松田:考えてみて。お客さんが君の商品を選んだ瞬間、その人にとっては世界一の選択なんだよ。つまり、その瞬間、君は世界一だよね?

さむ:なるほど!そう考えると、、、、壮大なことをやっている気になりました(笑)😐

松田:研究者が喋るとそれっぽくなるな(笑)その「世界一」の瞬間をどう作り出すか、それが大切なんだよ。

「えぇっ。自分が世界で一番になれるんだ…..!!」

🎙 AIと人間の違い:アプローチの仕方

さむ:さて、AIの話もしないと。AIと人間の違い、松田さん流に例えてください!

松田:うーん、じゃあこんな感じかな。人間の赤ちゃんは、まず体を動かして、親とコミュニケーションを取りながら世界を広げていくよね。

さむ:はい、うちの子もよだれを垂らしながら頑張ってます(笑)

松田:一方、AIくんはどうかというと...最初から目的が決まってるんだ。「椅子を認識せよ!」って命令されたら、ひたすら椅子の写真を見せられて「これは椅子」「これは椅子じゃない」って延々学習させられるわけ。

さむ:なんか、AIくん可哀想になってきました(笑)

松田:そう、人間は経験で学び、AIはデータで学ぶ。この違いを理解すると、どう協力すればいいかが見えてくるんだよ。

椅子を延々覚えるAIのイメージ

🎙 AIとの付き合い方:伴走者として

さむ:じゃあ、そんなAIくんとどう付き合えばいいんでしょうか?🤔

松田:僕は「伴走者」って言葉を使いたいな。AIは情報をたくさん覚えられて、判断も速い。でも、それを生かすのは私たち人間なんだ。

さむ:伴走者?具体的にはどんな感じですか?

松田:例えば、レポート書く時。AIが素晴らしい下書きを作ってくれても、そのまま使わないで。人間が吟味して、自分の経験や感覚を加えて仕上げていく。そんな感じだね。

さむ:なるほど。AIは優秀な相棒で、人間がリードしながら一緒に成果を出していく...🙄

松田:そうそう!AIを使いこなすスキルも大切だけど、もっと大切なのは、自分たちが何を目指すのか、どんな価値を提供したいのかをしっかり考える力なんだ!

人間は”何を目指すのか”、”どんな価値を提供するのか”をリードするのが大事

🎙 これからの時代に必要なスキル

さむ:最後に、これからの時代に必要なスキル、教えてください!

松田:意外とシンプルだよ。「自分たちがどうしたいかをしっかり設計する力」これが超重要になってくると思う。

さむ:えっ、AI活用やプログラミングとかじゃないんですか?🥺

松田:もちろん、スキルや技術も大切だよ。でも、AIやツールを使う前に、自分たちが何を目指すのか、どんな価値を提供したいのかをしっかり考える。これが全ての出発点になるんだ。

さむ:なるほど。ビジョンを持つことが大切...😶!

松田:そう!そのビジョンに向かって、AIと人間が二人三脚で進んでいく。これからはそんな時代になるんじゃないかな。

さむ:松田さん、今日も目からウロコでした!ありがとうございます!

松田:いやいや、こちらこそ。40歳、素敵な大人になってね(笑)

さむ:それはプレッシャーです(笑)🤣

(#3に続く)

※Facebook LIVEでアーカイブ動画をご視聴可能です

松田AIラジオ vol.2 by BIRTH ACADEMIA始めていきます!

Posted by BIRTH on Thursday, June 27, 2024

まとめ:世界一を目指す心構えと、AIとの共存

どんなに小さな領域でも、そこに注力すれば世界一になれる。

松田さんの「世界一」の考え方は、日々の仕事に対する姿勢を大きく変える可能性を秘めています。この視点を持つだけで、仕事への向き合い方が変わりそうですね。

また、これからの時代に最も必要なスキルは、意外にもテクノロジーではなく、「自分たちがどうしたいかを設計する力」という指摘も印象的でした。

技術の進歩に振り回されるのではなく、自分たちが何を目指すのかをしっかりと見定め、そこにAIの力を活用していく。そんな未来の働き方のヒントが、今回の対談には詰まっていたように思います💡

何か感想やコメントあれば是非残していってください!
おもしろかったらいいね👍もお待ちしております!

松田AIラジオ#3も、お楽しみに!!

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