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人生に影響を与えてくれたもの【内堀航希】

人生に影響を与えてくれたもの。それは、「大学のプロジェクト活動」です。

僕が通っている大学は、産学連携プロジェクトを盛んに行っています。入学当初の右も左も分からなかった僕は、「とりあえず何かやってみよう」という軽い気持ちでプロジェクト活動に参加しました。

話すことが苦手な状態で参加したプロジェクト活動。何をすればいいかが分からなかった

内堀さん

僕は中高生まで人と話すことが苦手な子供でした。正確には、いわゆる「心の病気」とされるもので、「話したくても話せない」といった複雑な心境を抱えていました。その後、受験浪人の末、現在の大学へ入学したのですが、入学した後はまだ「話せるようになったばかり」といった状態でした。正直、この頃は人との距離感や、関係性の作り方が分からなかったです。

そんな状態で参加したプロジェクト活動。プロジェクトは班活動がメインだったので、人との関係性の作り方を知らない僕は、何をすればいいのか悩んでいました。なので、最初は何もかも手探りで、ついていくことで必死でした。

「班のためになる存在になろう」。空気が重くなる場面で思ったこと

転機は急に訪れます。活動が進むうちに、班でのミーティングが行き詰まり、空気が重くなる場面が増えてきました。班のリーダーも進行に迷っていて、どうしたら良いか分からないという状況。その時僕は、「班の為になる存在になろう」と決め、リーダーにアドバイスをしてみたり、話し合いが活性化するように、どんなに馬鹿らしいアイデアでも、発言し続けました。そうすると、次第に笑顔が垣間見え、雰囲気が良くなっていきました。

「自分に何ができるのか」を考え続けた結果です。
その働きかけがきっかけで、新たに班のリーダーに抜擢されました。リーダーとしても自分にできることを考え、努力しました。

そして半年後にはプロジェクト全体の統括に…といった具合に、より視野を広く物事を考えないといけなくなっていきました。統括ともなると、色々な人に働きかけることになります。

プロジェクト活動は「自分に何ができるのか」を考えるキッカケに

ワークショップでの1枚

少し前まで「人との関係性が分からない」と言っていたのが嘘のように、僕の振る舞いは一変しました。メンバーに「どんな声かけをしよう」「どんな働きかけをしよう」と考える癖がつき、人との関わり方が上手くなった気がします。

未だにその当時の考え方は活かされています。授業でグループワークをする時には、自分の力で空気を活性化させようと振舞います。そうすると、不意に友人から「うっちーがいるグループはいつも上手くいってるよね」と言われ、少し面食らいました。と同時にとても嬉しくもあり、「僕のやっていることは成功してるんだな」と思います。

プロジェクト活動が「自分に何ができるのか」を考えるきっかけを与えてくれてくれました。その考えは、今日も、これからも、大切にしていきたいものです。

(編集:響あづ妙
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