生殖医療の現場から
こんにちは。
ブライトンのバースコンシェルジュです。
生殖医療の現場で患者さまと接する中では、
ふとした瞬間にハッとさせられることがあります。
採卵周期の患者さまは、
何度か来院していただいて
卵胞の育ち具合をチェックします。
生理が始まって2〜3日目に来院されてから採卵までにかかる日にちは人それぞれ。
もちろん同じ方でも周期によって変化します。
先日ある患者さまに、「生理が始まって何日目ですか?」とお尋ねしたところ、
「もう随分日にちは経つのに、この子はなかなか育たないのよね。。」とのお返事。
カルテを見ると今までにも何度か採卵の経験のある方で、
まだ小さく成長途中の卵胞にも、
「我が子」という思い入れを感じていらっしゃるのを見て、
思わずハッとしてしまいました。
それまでの自分は、採卵までのスケジューリングを気にかけるばかりで、
卵胞ひとつひとつに寄せる患者さまの思いに気づいていませんでした。
患者さまの気持ちに応えるために、さらに寄り添っていきたいと思う瞬間でした。
その後の診察で、採卵の日にちも決定した患者さまに、
「いよいよ卵ちゃんに会えますね。」とお声かけしたら
嬉しそうな表情でお帰りになりました。
この方のように、患者様が不妊治療にかける思いの強さは、
寄り添っているつもりでも計り知れない部分があります。
そんな時は、誠実に気持ちに向き合って、
心のひだに寄り添えるコンシェルジュでありたいと思います。
株式会社ブライトンホームページ
https://brighten.hp.peraichi.com/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?