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麻雀「凡ミス解消方法」

0.はじめに

こんにちは。

皆さん、お変わりなく麻雀やってますでしょうか?
私は毎日狂いながらやっております。

そして麻雀をやっているとこんなことがあるのではないでしょうか。

「見え見えのホンイツに2シャンテンから放銃した」

「立直に対して通っている牌を見落として放銃した」

「立直に押している人に気づかずにその人に放銃した」

「オーラスうっかり放銃で着順を落としてしまった」

「1打目に字牌や19牌のドラを切ってしまった」

「うっかり12巡目にドラもない愚形だらけの2シャンテンから安牌が無くて立直に放銃した」

などなど…。

数えきれないほどの凡ミスを麻雀打ちであれば繰り返してきているはずです。

もちろん、私もその例外ではありません。

麻雀の技術向上のための細かい戦術を勉強することよりも、これらのミスを限りなく少なくすることは間違いなく戦績に直結してくるでしょう。

ということで今回は自戒の意味も兼ねて、これらのミスをいかにして少なくしていくかを書いていきます。

※1→5の順で難易度が上がっています。
1〜2は全員に気をつけて欲しく、3は雀傑以上、4.5は雀豪以上の人に気をつけてほしい凡ミスになっています。
自分のレベルに合わせて、わからない部分は読み飛ばすようにして下さい。

1.何も考えずに0秒で牌を切らない

これは自分が最も良くやるケアレスミスです。元々割とせっかちな性格なため、ある程度形が決まっていたり一見不要な牌を引いてきた時に何も考えずにすぐ切る傾向があります。

しかし、これでは本当は必要な牌を切ってしまうことや、相手に止めなければならない牌を切って放銃することが避けられません。

多少同卓者に迷惑はかかるかもしれませんが、牌を切る際には「本当に不要か?」「危険牌ではないか?」と、時間をかけて考えた方が良いでしょう。


2.ドラの確認

現代麻雀は立直という役にドラが何枚乗るかというゲームです。
三色や一通と言った手役も、ドラドラや赤赤と点数に差はないのです。

一打目から確認不足でドラの19牌や字牌をヒョイヒョイ切っているようでは、長期的に大きな損をするのは言うまでもありません。

局が始まったら最低限、ドラと自風だけは指差し確認すべきでしょう。

3.立直に対して「しっかり」ベタオリする

立直を受けていて自分が聴牌していない状態というのは圧倒的に不利な状態です。

となると基本はオリを考えます。
しかし、そこそこの打点や待ちが立直者の現物の聴牌時にはそれに対して押し返すこともあります。

よって、立直が入った後は、立直に対してベタオリするだけではなく、立直に押し返している人にもベタオリする必要があるのです。


立直に押し返してくるくらいですから、打点も伴っていることも多く、放銃してからでは悔やんでも悔やみきれないこともあります。

立直を受けて最初はベタオリしていた人が、いつのまにか押していることもあるので、毎巡押し返している人がいないかは確認すべきでしょう。

押し返している人がいるなら、できるだけ前の人の切った牌と同じ牌を切るようにすれば、放銃することはないでしょう。


4.オーラス着順変動条件確認

オーラスというのは次の局が無く、着順が確定する局です。
他の局は次以降の局のことも考えて迷わず立直するような手牌も、オーラスなら着順変動しないから立直しない、好形高打点の聴牌をしているところからベタオリ、というケースも出てきます。
これらのことは点数状況からしっかりと判断する必要があります。

以下のオーラスの点数状況例を見てみましょう。

東家 28000
南家 42000
西家 12000
北家 18000

東家視点あれば、
・着順アップ条件
南家との点差は14000。
南家から7700以上を直撃するか、4000オールをツモるかでトップ。連荘で次局勝負でも良い。
・着順ダウン条件
北家との点差は10000、西家との点差は16000。
北家に満貫をツモられるか5200以上を直撃されると着順ダウン、西家には跳満をツモられるか8000を直撃されるとラスに下がります。

とまあ東家視点ではこんな感じで、手牌や巡目、他家の動向次第で自分がトップ目指すルートを通るか、着順を守るルートを通るかを選択します。
他の人視点でも同様にやる必要があります。

雀魂や天鳳で最も重視すべき条件はラスになる条件です。

ラスが一人で大きなマイナスを抱え込むシステムなので、2→1や3→2よりも3→4となる着順変動の方がポイントへの影響が大きいのです。

条件を全て確認しきれないときには、とりあえずラスになる条件だけでも確認すべきでしょう。



5.定点チェック

麻雀は基本は和了りに行くゲームです。

ですが、どんなに強い人でも4回に1回以上和了ることはほぼ不可能です。

よって、配牌、3、6、10巡目あたりで自分の手牌と他家の捨て牌のチェックをし、本当に自分が和了れるのか確認する必要があります。


まず配牌。この時点であまりにも形が悪くドラもない、先手が取れそうにない、となればオリも視野に入れて打点に寄せて安牌を持ってスリムに構えることもあります。

しかし、配牌時点では迷ったらまっすぐ進めた方が得なことが多いので、基本はまっすぐ進めましょう。

次に3巡目。ここでは自分の手牌というよりも他家の捨て牌をしっかり見ましょう。

ドラが切られていたらその人からは立直がすぐ来るかもしれないから安牌を持とうと考えたり、特定の色だけ切られていたらホンイツやチンイツを警戒して染められていそうな色の先切りなどを考える必要があります。
ただ、自分の手が高打点が見えていたり、先制立直が打てそうであれば原則無視して構いません。
「見えていない他家の手より見えている自分の手」が基本です。


次に6巡目。ここでは自分の手牌の価値を確認することが重要です。

8〜10巡目になると卓内の誰かが聴牌している可能性が非常に高くなります。
自分の手はまっすぐ進めて12巡目に打った1300点の愚形立直のみで、相手がタンヤオドラ3の8000のリャンメン聴牌。その結果立直後に振り込んでしまうのは、運が悪いで済まされないこともあります。

愚形立直のみが強いのは先手を取れるケースなので、8〜10巡目くらいまでに愚形立直のみすら打てないならまっすぐ進めてもしょうがない、ということです。

じゃあどうするかというと、愚形立直のみになる手牌進行をやめることを考えます。

打点要素(ドラや手役要素になるターツや孤立牌)を大事にしながら、可能なら好形立直が打てるような進行を目指すべきです。
そしてそれが無理そうであり、尚且つ相手が3〜7牌をバシバシ切っているようであれば、愚形ターツなどを払って安牌をもつことも考えなければならないでしょう。


最後に10巡目。今にも誰かから立直が飛んできますし、副露している人がいれば聴牌している可能性が非常に高まります。

にも関わらずドラもなく形も悪い2シャンテン以下の手をまっすぐ進める、というのは基本損な選択ですよね。

もちろん自分も好形や高打点が見える一向聴なら勝負できることも多いでしょうが、それが無理なのであれば、フォロー牌などを切って安全牌を抱えてケイテンを安全に取るためのルートも考える必要が出てくるでしょう。



これらの定点チェックをしっかりと行うことで間違いなく成績が安定することでしょう。


ただ、定点チェックに関しては他の凡ミス解消に比べるとかなり難易度が高いです。
初心者が真似して安牌の字牌を抱えまくって聴牌が遅れて、オリてばかりになるのも困るので、まずはまっすぐ何巡目であろうと立直を目指し、それで勝てないレベルの卓になったらこれらのことを意識してみてください。

(凡ミスというよりガチガチの戦術かこれは…?)

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。

500文字くらいで収めるつもりがうっかり3000字ほど書いていたようです。

3〜5(特に5)に関してはやや難易度の高いことを書いているので、分からない場合には無視してもらって、分かるようになってから意識してもらえたら、確実に平均順位が上がると思います。

凡ミスを減らして昇段目指して頑張りましょう。

それではまた次のnoteで。

2021/3/31

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