make(Integromat)でGmailメールを連携&自動化する
はじめに
はじめまして、普段はベンチャー企業で業務のデジタル化、自動化に取り組んでいるものです。iPaaS製品としてZapierやWorkatoを利用しています。
個人利用を考えた場合、無料で利用できる枠が強力なmake(Integromat)が良さそうだったの利用を始めたところ、メールの連携ではまってしまい、対策の記事も見つけられなかったので記事にすることにしました。
やりたいこと
やりたいこととしては、毎日Gmail(@gmail.com)に届く英語のメーリングリストをChatGPTに翻訳&要約させてDiscordに投稿するというものです。
つたえたいこと
結論、個人利用のメールのトリガーはWebhookを利用する
メールのトリガーとして、makeではGmailコネクション、Microsoft 365 Mailコネクションが用意されています。いずれも利用しましたが、結果としてはCustom mailhookの利用をおすすめします。
Custom mailhookとは
Custom webhookは専用のメールアドレスを発行し、メールが届いたことをトリガーに起動するwebhook機能です。
必要な設定
ざっくり必要な設定について記載します。
Custom mailhookの作成からWebhook用のメールアドレスを発行する。
Gmailのフィルタリング機能を利用して、翻訳&要約したいメールを発行したWebhook用のメールアドレスに転送する。
Gmailのトリガーを勧めない理由
定期的にコネクションの再接続が必要
もうこれに尽きます。
Googleの仕様というところもありますが、オペレーションを自動化する上で定期的に何かをする必要があるという状況はストレス以外の何者でもありません。
最初はなぜこんなに接続のエラーが発生するのかわからなかったのですが、makeのマニュアルの記載を見つけてからGmailコネクションの利用を止めました。
発生したエラーは以下のようなものでした。
Failed to verify connection 'My Google Restricted connection'. Status Code Error: 400
makeの公式ドキュメントに書いてあった
Makeのドキュメントを調べてみるとちゃんと書いてありました。
https://www.make.com/en/help/apps/communication/gmail#troubleshooting-975546
毎週…解散!
一点注意が必要なのが、GoogleのGoogle Workspace ユーザーとして接続する場合は該当しない(たぶん@gmail.comと@googlemail.comだけ)ということです。
Outlookのトリガーもたぶん同じ
ドキュメントは探していませんが、同様のエラーが起きたのでGmailと同じ話かなぁと思っています。
Failed to verify connection 'My Microsoft connection'. "invalid_grant"
Webhookで運用してみて
Webhookで運用してみて1週間が経過しましたが快適に動いています。
makeは無料枠も使い勝手が良いですし、WebhookやDatastoreもあり有料プランもZapier価格の1/3くらいなので、これからも使い倒していこうと思います。
以上です、お読みいただきありがとうございました。なにか気になる点や応援コメントなど、お待ちしています!