宇宙は99.99%プラズマでできてイーター!
静岡大学の天岸先生の講座は非常に興味深かったです。「宇宙は99.99%プラズマでできている!」という講座でプラズマの概念をはじめて知ることができました。
プラズマは非常にエネルギーが高い状態
物質が、固体から液体、気体へと状態変化していくように、気体の次の状態をプラズマと呼ぶそうです。そして地球のように固体、液体、気体があるのは、宇宙のなかでは非常にまれな状態なのだそうです。
E = mc2で説明される核分裂と核融合
「質量とエネルギーの等価性」とその定量関係を表すE = mc2で核分裂や核融合が説明がつくことが明快で非常にわかりやすかったです。詳しくは動画をみてもらうのが一番だと思います。
E = mc2ってすごいのは、宇宙のはじまり、無から有が生じたことの説明もできていることです。これを導いたアインシュタインはすごい。
太陽のエネルギーを自由エネルギーへ変換できる植物
それにしても、核融合でできた太陽のエネルギーを自由エネルギーへ変換できる植物は生物にとってかけがえのないものです。
稲は自分が成長する以上の栄養を作り出し、人間に栄養を与えたり周りの生態系を支えているということを聞いたことがあります。
この生態系は概念だけでなく実際に支えあっていきていることを感じました。何か大きな気づきを得たようでとてもよかったです。
核融合はいまだにできないが確実に進んでいる
フランスのサン・ポール・レ・デュランスで国際核融合プロジェクトITER(イーター)が進んでいます。ITER計画は、2025年の運転開始を目指し、日本・欧州・米国・ロシア・韓国・中国・インドの7極により進められています。
地球上に小さな太陽をつくるという壮大な計画である核融合がですが、成功すればエネルギー問題は解消するはずです。
天岸先生の講座の動画にあったとおり、核融合は放射能物質を生成しません。
現在、ITER機構及び他極の国内機関と協力しつつ、国際合意されたスケジュールに従って調達活動を展開中です。大型超伝導コイルの実機製作、中性粒子入射加熱装置の製作など、他極を先導する貢献を果たしており、日本の技術がないと進められない技術です。
核融合は成功してほしいですし、日本においても実現してほしい技術です。
以下の六ケ所核融合研究所(量子科学技術研究開発機構)では、イーターを支援しITERにできないことを補っています。こちらの動画でもわかりやすく解説しています。