オールフォトニクス・ネットワーク
NTTが進めるIOWN構想は、次の3つの主要技術分野から構成されている構想です。
オールフォトニクス・ネットワーク(APN: All-Photonics Network)
<情報処理基盤のポテンシャルの大幅な向上>デジタルツインコンピューティング(DTC: Digital Twin Computing)
<サービス、アプリケーションの新しい世界>コグニティブ・ファウンデーション(CF: Cognitive Foundation®)
<すべてのICTリソースの最適な調和>
今回は、オールフォトニクス・ネットワークをご紹介します。
オールフォトニクス・ネットワークは、「全部光」という意味です。
ネットワークはNTTのNGN網ですでに日本全国光ファイバでつながっています。さらに端末、チップの中にまで新たな光技術を導入します。エレクトロニクスはどうしても熱を発生し電力を要しますが、光のフォトニクスにすることにより、これまで実現が困難であった超低消費電力化、超高速処理を達成します。
発想が別次元ですね。
これを支える技術の1番目が「光電融合技術」です。
2番目に「大容量光伝送システム・デバイス技術」
光ファイバー1本あたりに伝送できる容量はこの40年間で6桁も高速化しています。
3番目に「光イジングマシンLASOLV®」
最後4番目は、300億年に1秒しか狂わない「光格子時計」です。
このようにオールフォトニクス・ネットワークは既存のネットワークの高速化・大容量化・高品質化を図るだけではありません。そこには次世代のコミュニケーション・インフラとして、スマートな世界の創造に貢献する多様な可能性があると考えています。