2024夏アニメ感想まとめ
・見たアニメだけ書いてるのでここにないアニメは見てません
・独断と偏見モリモリです
・ネガティブ意見やネタバレも一部あります
(ネタバレは極力考慮します)
・自己満で書いてます
夏は自分にしては結構見れた上にもっかわ四天王決めるのもかなり悩まされたので、せっかくだからそれっぽいことを書き残します。
■はじめに
Q.やらなきゃいけないこといっぱいあるのに何書いてるるんですか
A.うるさいな
Q.なんで負けインとかウィストリアとか見てないんですか
A.ごめん
■ランク分け
C...お勧めしずらい
B...楽しんで見れたが人を選ぶ
A...お勧めできる
A+...自信をもっておすすめできる
みたいな感じで雑に分けます
■Cランク(お勧めし辛い)
・恋は双子で割り切れない
双子の女の子と博識主人公の甘酸っぱくも苦い三角関係のラブコメ。
とにかく男が苦痛だった。性欲に正直な教授の方がまともに見えるぐらいに苦痛だった。なんなんだお前は?ってずっと思っちゃったのでその時点でこの手の作品が向いていなかったのかもしれない。
あとなんか哲学的な知識を混ぜた会話も鼻にかかる感じがするな…って思ってたら学生時代の元カノとの会話に似ていることに気づいて非常に消えたくなりました。
所々の良いシーンは本当に良かったし音楽やモブもいい子が良いスパイスだったりしたので、あーだこーだ言いつつすんなり最後まで見れました。観覧車のくだりとか普通に声出ちゃったし。
エスカレーターでの会話シーンの空想的な描写は小説を読んでる時の脳内を映し出してる様な風にも感じ取れて非常に好みでした。
・エルフさんは痩せられない。
現代と異世界が繋がる扉がある世界線でやってきたエルフがフライドポテトにハマって太っちゃった話。
今期で1番苦痛でした。本当にウケると思ってアニメ化したのか深く考えさせられたアニメでした。刺さる人には刺さるとは思いますが…
お色気シーンとかって基本嬉しいものだと思うんですがこれはただただ恥ずかしかったです、もしかしたら本当にデブ専の人のためだけに作られたアニメだったのかもしれません。
誰とは言いませんが好きな声優さんがいた上に楽曲制作に関わっているという理由だけで見てましたが、改めて呼ばれた理由を考えると素直な怒りが込み上げてきます。バカにしやがって。
まあ犬が可愛かった。あと最終回の作画で笑った。
・0歳児スタートダッシュ物語
異世界転生した女性が赤ん坊から始まった為、スタートダッシュ決めて無双を狙う話。
動くLINE漫画、爆速で終わる分エル痩せよりかは辛くなかったけどこれ内容ありました?
いせもふに水2リットル入れて薄めたら0スタになるし、逆にこれを30分アニメにしたらいせもふになると思います。せめて主題歌があればアニクラで遊べたのに…
・モブから始まる探索英雄譚
ダンジョンに入って探索とかできるようになった現代でモブを自覚している男子高校生がサーバントカードをドロップして幼女の姿をした戦乙女シルフィーと出会い、ダンジョンの深部へ進んでいく話。
こいつ運がいいだけじゃね?って思いながら見てました。が、萌女のレベルがやばくて割と普通に見れました。ロリもいる、強い撫子乙女もいる、ビキビキビキニ123。
お前何してんの?みたいな謎展開が多くて人にはちょっとおすすめしずらいかなって感じです。あと途中カードゲーム要素が飛んできて顔壊れました。「レアカードばっか入れやがって!」みたいなセリフ出てくるし。なんだったんだあれ。
萌を摂取するのにはとても向いてるアニメでした。あとOPED共に良スンギでした。謎挿入歌は本当に謎すぎて面白かった、声とキャラの差がありすぎたし。
・多数欠
突如デスゲーム「多数欠」が始まり、首謀者を倒すため特殊能力を駆使したり仲間と協力して進んでいくお話。
まずルールが分かりにくい、セリフが謎、話のテンポがエグい、キャラの味が濃すぎる、でも面白い、そんな不思議なアニメです。リアルに。
原作読んでるオタクに聞いても「途中まで全く理解できないですけど面白いっすよ!」って言われました。リアルに。
離れる人は1話の途中でリタイアすると思うけど他とは違うアニメが見てみたい人には一回見てほしいアニメだなって思いました。リアルに。
あとOPの映像があまりにも面白すぎる。あの遊戯王のパチモンみたいなロゴが3回ぐらいアップされるの見た段階でこのアニメは見ないと!ってなったんですが読みが当たって良かったです。リアルに。
2期になってOPED変わったけど負けないぐらいよさげなのでこれからも楽しみです。リアルに。
・ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで
教師含めたクラスメイトごと丸々異世界転生された中、一人だけE級勇者判定を食らったばかりに化物が巣食う遺跡に放棄された主人公が、復讐のために冒険をしていくお話。
まず登場人物がほとんどカス、でもって1話の内容がクラスメイトに集団で馬鹿にされ貶され突き落とされるものなので本当にキツかった。
そこからは取得スキルの性能を理解して驚異の生存能力と復讐心で進んでくんですが、なろう系特有のなんやかんやでボコボコにしていきます。憎しみと憎悪で戦ってるので自分が開くと判断した人物には容赦なく殺戮してきます。
そういったところをより表現するためかやれ生首飛んで血しぶき上げたり腕飛んだりとこちらもグロテクスな描写が多いです。
暗めの話故にヒロインのセラスだったりリズだったりピギ丸が出てくる度安心します。が、そのセラスを付け狙う権力者とかが総じて思考をお〇んぽに支配されてるのでシンプルに言動がやばいです。あとキリハラが面白すぎる。
個人的には悪くなかったけど、他人にはお勧めしにくいアニメでした。
・黄昏アウトフォーカス
男子校の映画部を舞台としたオムニバスの青春BL作品。
面白いんだけど唐突な展開が悪い意味で面白かったのは良くなかったかなと。長いこと他の読んでなかったから感覚忘れちゃったんですけどBL作品ってこんなんでしたっけ?
特に急にベッドシーン入るのは本当に驚きました、深夜だから何やってもいい感じなのかな?
この要素だけで完全に無理な人はとことん無理なアニメだと思うんですけど、実際内容はガッツリ青春群像劇で面白かったです。
見てからOPED聴くと味わい方が段違いで良くなって、特にEDが最初かっこいい曲ってだけだったのが、見てから改めて聴くと大友寿の感情が乗っててガチでGOOD SONGに進化しました。BLに耐性ある人で興味ある人は試しに見てみてもいいと思います。
・貼りまわれ!こいぬ (2期)
シールを貼りまわる仕事のこいぬが色々やってくショートアニメ、見た方が早いです。
様々な人間模様、否、犬模様があって暖かかったりトラブルが起こされたり色々あって面白かったです。けど万人受けはしないかも。僕はちょくちょく以前より原作Twitter覗いてたのもあって好きなアニメでした。
主人公のこいぬが何もしてないのに感謝されたりしてなんなんだよお前!?っていう意見を見たことあるんですけど、全くその通りだと思います。逆に問題起こしたりしてるし。
頭空っぽにしてワハハと笑うアニメです。
■Bランク(面白いけど人を選ぶ)
・時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
ロシアと日本のハーフのアーリャが隣の席の政近にロシア語で時々デレたことを言ってくるが、実は政近はロシア語が理解でき…といったラブコメ。
結論から言うと内容は非常に面白かった、が、運営が嫌いです。プロモーションの敗北だと思います。エロあって嬉しかったは嬉しかったけど、これ本当にお色気シーン必要ありました?みたいなのばかりで素直に喜べなかったです。
なんか「オタクくんこういうの入れとけば雑に喜ぶでしょw」みたいなのを所々感じてしまって心から楽しめなかったかなーと…公式YouTubeとか…EDのセレクトとか…
EDは一部コミカライズとかのリスペクトがあったみたいなんですが(ワールドイズマインとかそうらしい)、結果として結局オタクのおもちゃで片づけられたものばかりな気がしてこれでいいのか?感が否めなかったのが正直な気持ちです。
ちなみに身近にいる熱心な原作ファンのオタクはそれはもうバチバチにブチ切れてたので、そう言うことなんだろうと思います。
話の内容は良いところも萌ポイントも沢山あってGOODでした、主人公が頑張ってるラブコメ好きなんですけど、個人的には政近くんがやれてて嬉しかったです。有希の策士ぶりも容赦無くて役員選等のシリアスシーンのヒールをそっちに寄せるのも面白かったかなと。
生徒会のバチバチもアーリャの恋愛模様も素直に面白かったので2期が楽しみではあります、が、よくない所がそのままだったら泣いちゃうかもしれません。
個人的なまとめとしては話良し、キャラ良し、演技良し、演出良しだったのに他を内部から壊されてしまった作品、といった感想でした。
というか書いてて思ったんですけどこれって僕が考えすぎなだけかもしれません、アニメ君ではない僕のお世話になってる方もロシデレ完走してて面白かった!との声をいただいたので、僕の心が汚れているだけで思ってた以上に一般向けアニメに仕上がっていたのかもしれません。たぶん。
・菜なれ花なれ
女子高生が動画配信などを用いてチアでいろんな人を元気づける話。
萌あり、感動あり、萌あり、と言った感じで個人的には面白かった、が後半がちょっと悩ましい点があった為Bへ。一般受けはしやすい作品だとは思います。
ただただご都合主義なだけじゃなくてメンバー同士のギスギスだったり主人公のトラウマのくだりをしっかり書いてて見応えあったのですが、終盤がよくわからなかったです。悪いツッコミどころが多くて。長期間車椅子のやつがそんなことできるわけないだろ。
ガッツリ青春作品で競技チアのかっこいいところも見れたし、とても好きな作品ではあるんですが手放しで褒められない感じがありました。でも谷崎詩音たむのことが本当に好きやねん。
ごめん、やっぱり誰かのために全力で悩んでぶつかり合って、全力で応援をするPoMPoMsみんなのことが本当に大好きです。
・この世界は不完全すぎる
発売前のVRゲームに閉じ込められたデバッカーたちの物語。
面白かったんだけどなんか誰もこのアニメの話してなくてビビる。意外と見られてない感じか?
とんでもねえ敵が現れたりエグい問題に直面するときも、ゲームの裏を突いた面白い攻略で解決したり、とにかく主人公のハガさんが真面目すぎてギリッギリでどうにかなるところが常にドキドキさせられて面白かったです。
ただ所々グロテクスな描写が急に出てきたりするのに注意が必要かなと…早く2期やってね。あの切り方で続きやらないは本当にやめてね。
・現代誤訳
着ぐるみを着た劇団員が偉人たちの名言を「誤訳」したコントをするショートアニメ。
謎のあるアニメだけど個人的にはだいぶ好みでした。実力のある役者さんを揃えてるので耳触りも良くショートアニメなので頭空っぽにしてサクサク見れるのも良かったです。アニメというよりお芝居を見ている感覚でした。
ちなみにドキュメンタリーパートは全部飛ばしました。
・魔導具師ダリヤはうつむかない
過労死して記憶を持ったまま異世界に生まれ変わったダリヤがいろんな目に遭いつつも好きなように魔道具を作ったりするお話。
序盤はカスみてえなやつが数人出てきますが、基本的にみんな周りがあったかくて素晴らしい。ダリヤも謎の無双をするけど謙虚すぎる。あと可愛すぎ。
冷静に前世でこんな家電あったよな〜から異世界で初めての道具を用いて実際に作り出しちゃうのってとんでもないことだと思いますけどね。前世で何してたんあなた。
物作りをするのでもちろんそれらを販売するため商会とかが絡んでくるんですけど、元婚約者周りがカスすぎる分他の皆さんがあまりにも暖かすぎてノンストレスで見れました。ヴォルフもあまりに紳士すぎてニコリ。後半水虫の話ばっか出てくるけど。
余談ですがこのアニメについて「一人で物作りするときは危険を伴うから、子供に何かやらせる時は必ず大人が付き添って一緒に楽しんでやりましょう」ってこのアニメを見た物作りに詳しいタレントがインタビューに書いてました。
・銀河英雄伝説 Die Neue These 激突(25話以降)
古くからあるSFスペースオペラ作品の令和版、の続き。
幼少期から見続けてる作品でおすすめもしたいけど、今期から見ると(そもそもが長すぎて)色々こんがらがるので今期のランク付けとしてはBに。
銀英伝自体めっちゃ長いんですけど、このDie Neue Theseのシリーズをdアニメで最初から見ても問題ないです。本伝(オリジナル版アニメ)との違いはあれど、こっちの方が話を端折ってまとめてたりしてて見やすいので。
1ファンとしては子供の時から見ていた作品が大人になってから奇麗に愛のあるリメイクをされてまた見れるのは非常に嬉しいですね、特に今期の内容に双璧とラインハルトの過去の話とか、ヤンの査問会の話とか、キュンメル事件とか、本伝3期の好きな話モリモリだった上に本伝等で(おそらく)映像化されてなかった箇所をやってたりして絶叫しながら見てました。マジで嬉しかった。「第27話 嵐の夜」、本当にありがとう。
・狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF (2期)
2008年に放送されたアニメの再制作版(完全新作)。行商人ロレンスと狼の化身ホロによる不思議な旅の物語。
中世ヨーロッパっぽい世界観と洒落たセリフの掛け合いが特徴、メインキャラの声優が2008年版と変わらない為昔からのファンの評判も……と思ってたけど全員が全員そうでもなさそうな感じでした。もちろん喜んで視聴してる人もたくさんいましたが。
高校の時からの友達が昔からこの作品が好きだったので、試しになぜ2024年版がダメなのか聞いてみたら「売り方が気に食わない」とのことでした。これもプロモーションの失敗か…(Vtuber化して「ホロライブ」って言われてたのは面白かった)
そりゃ全員が全員好きなキャラを脱がされグッズ化されて喜ぶわけじゃないよなぁと考えさせられました。でも最初から全裸だったよな…?
僕個人としてはお恥ずかしながら2008年版を未履修コミカライズちょろっと読んでた感じだったのですが、この手の世界観や言い回しの作品が好きだったのでスルスルと楽しんで見れました。問題解決のやり方も行商人の力ってすごいんだな……と感動して見てました。あと飲食物の描写がすげえ。3期楽しみです。
・しかのこのこのここしたんたん
日野市を舞台にしたシカ部のギャグアニメ。見た方が早い。
Aランクにするか非常に悩んだけど「最高だった」「今期のもっかわはこれだけでいい」「熱血」という評価から「意味不明」「耐え切れずに視聴を断念した」「1話見てる途中で寝た」「冷笑」といった具合に評価が両極端なイメージがあったので、とりあえずBに。僕は好きです。熱血ではないと思うけど。
この作品って日常系の皮をかぶった狂気と本気のおふざけに溢れたアニメで一言でいうのであれば受け売りの言葉ですが「可愛いボーボボ」です。
なので向かない人にはとことん向かないし、ウケる人にはとことん楽しいアニメかなーと思います。
個人的には内容だけではなくて虎視虎子とかいう赤面が似合いすぎる萌女が本当にヤバすぎてことあるごとに絶叫とかしてました。マジで可愛すぎるこいつ。
あと異常な回ばかりじゃなくてはんなりとした優しい話もある緩急もうれしかったですね。
・未来の黒幕系悪役令嬢モリアーティーの異世界完全犯罪白書
名探偵との対決の末亡くなった犯罪者「ジェームス=モリアーティー」が異世界に転生し、いじめに苦しむ令嬢「シェリー=モリアーティー」に憑依できるようになった、という話。
0スタ同様動くLINE漫画みたいな感じでかつ、ショートアニメで全6話しかないという驚異の短さですがこれが見かけによらず面白かった。ヒールが度を超えたカスだった分罠にはめるところと論破の箇所はすごかったですね。
公式サイトには「血も涙もない復讐劇が始まる―――!」みたいに書いてましたけど実際血も涙もねえのは貴族令嬢の豚でしたね。めちゃくちゃ短いけどちゃんとOPEDあってしかもめちゃくちゃかっこいいので興味がある方は暇つぶし感覚にでもどうぞ。
■Aランク(お勧めできる)
・天穂のサクナヒメ
アクションRPG原作。不祥事を起こして都から追い出されて鬼の住む島の調査を命じられた神様と人の子らのお話。
ほかの人から「誰もこのアニメの話してる人見たことないです」って言われて素直に悲しかった。面白いのに。
話のテンポがゆっくりでわかりやすい、人も音楽も優しく温かい、夜放送じゃなくて子供たちも見れる朝とか夕方放送でもよかったんじゃないかなと今は思います。こういうアニメ好きかもしれんな~
ただ落ち着いた感じすぎたからかこれも途中で寝たみたいな感想を目にしたので、これも合わない人には合わないかもしれません。落ち着いた作品が見たい人には非常におすすめです。一緒に「第五話 きんたの恩返し」で大泣きしましょう。
・逃げ上手の若君
ジャンプ原作。鎌倉時代に実在した武将、北条時行の幼少期を題材とした戦って死ぬことが武士の誇りとされた世で逃げることにより英雄となるお話。
さすがのジャンプ原作ということもあってか非常に面白い、が、一話放送タイミングでネットミームに汚染されたのは非常に良くなかった。確かに良いショタも良いロリもいるけど別にエロモクで見ていいアニメではない。でもpixivとかにある逃げ若の二次創作はマジで良い。亜也子たむ…♡(豹変)
話のテンポも良いし、明らかに実力差が高くついてる悪党相手ににどうやって勝つかをハラハラしながら見れて、最後にスカッとするような展開は素直にめちゃくちゃ面白かったんですけど、いかんせんその敵サイドにグロテクスな描写や不気味なキャラデザインが多いのは注意かなと。かわいい子たちが移るキービジュから蓋開けたらこれらが容赦なく飛んでくるので耐性無い人には落とし穴だと思います。
あと歴史の史実を元にしている作品なので調べたりしたら落ちがなんとなく読めちゃうが故にこの先どうやって話を作っていくのかが非常に楽しみになれたな~と。個人的に平安鎌倉あたりが好きだったりするので気持ちマシマシで最後まで楽しめました。2期が楽しみすぎる~
・異世界失格
愛人と共に心中しようとしたところ異世界転生させられた「センセー」が再び二人で心中するために旅をするお話。
一見本当にやばい作品ですが、まあ本当にやばい作品ではあった。でも不思議と惹きつけられる魅力があるんですよねこのアニメ。
異世界転生の勇者って普通は世界を救うためにあれこれやってくはずなんですけど、この作品の他の勇者たち(異世界転生者たち)って基本悪役なんですよね。で、主人公であるセンセーは貧弱すぎるけどメンタル等々が異常者すぎて立ちふさがる敵をなんとかしていく様は見ていて不思議な気持ちになります。
そんな転生者たちも訳ありばかりで、結構重めで考えさせられる話もあって面白いんですが、それらの最後に流れるEDが入るタイミングも含めて非常に秀逸で素晴らしかったです。主人公が全く主人公らしくなかったり他の作品とはいろいろと毛色が違いますが、見終わった後の胸に残る何とも言えない感情はこの作品ならではなのかもなーと。
・かつて魔法少女と悪は敵対していた。
魔法少女に一目ぼれしてしまった悪の組織の参謀さんと、その魔法少女のお話。ショートアニメ→キャスト対談番組の構成。
本当に甘いラブコメ。生クリームを直で吸引するより甘い。疲れた時に見てほしい一本。
まずキャラが、というより登場人物みんな可愛い。敵サイドにも萌えキャラがちりばめられてるので気を付けてください。カスみたいな猫いるんですけどこいつもなぜか途中から憎めなくなるんですよね、不思議。
萌あり笑いありエロあり涙あり。ショートアニメなのがもったいなく感じてしまうぐらいに良い作品でした。是非。
・真夜中ぱんチ
配信中に他メンバー殴って大炎上した配信者がワケあってヴァンパイアたちに配信者をやらせることになる話。
1話の時点でなんだこれは…ってなってたんですけどそっから先はもうノンストレスで駆け抜けられました。所々ニンニクドカ食いのくだりとか他の配信者の紹介のあれこれとかなんだこれは…ってなる箇所はあるんですが、見終わった後はすっきり面白かった!ってなる本当に不思議な作品でした。
個人的には「第4話 次の企画の主役はwho?」と「第6話 苺子の願い」あたりがお気に入りです。
頭使わずに見れるドカドカワイワイ系なんですけど、ヴァンパイアならではの悲しい要素とかもバランスよくて非常に楽しめました。友達には「このアニメノリがきつい」って言われたので無理な人は1話で切っててそれ以外はみんな楽しんでみてるんじゃないですかねという勝手な予想です。
■A+ランク(自信をもってお勧めできる)
・【推しの子】(2期)
みなさんご存じと思われるほど有名になった作品。今期は「2.5次元舞台編」からです。
特に惹きつけられたところが"映像ならでは"の演出が気合入ってるなって感じる箇所が多々あって、舞台本番中のかなとあかねの対面シーンは思わず息が止まるぐらい見入ってしまいました。話題になる作品はそれだけ面白いから話題に上がるんだな~って改めて思いました。これ一期の時も言ってたな。
流行り物は触らないって人も騙されたと思って一度見てほしいですね。
OPEDも一期で予算使い果たしたとかなんか言われてましたが個人的には差を感じずむしろファタールとBurningの方が好きだったりします。暗めの方が好きなのかもしれません。キタニタツヤ、羊文学、本当にありがとう。
僕は原作コミックを読んでないんですけど読んでるオタクから「あれをつまらなくする方が難しい」「でも原作の方が好き」見たいなことを言われました。時間とか見つけて試しに履修してみたいですね。
・俺は全てを【パリイ】する 〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜
冒険者にあこがれていたノール少年は各ジョブの養成所に通うもどれも最低限必要な有用スキルを取得することができず才能がないと判断されてしまう。それでも諦めたくなかった為養成所で覚えた最低限のスキルを一人で磨きまくった結果、10数年後剣士スキル【パリイ】共々初期も初期のスキルがとんでもないことになって…というところから始まるお話。
シンプルにノールが強すぎて「そうはならんやろ」が連発するタイプのアニメではあるんですが、ずっと一人で努力してきた男でかつ謙虚(?)なところが非常に高評価でした。こういうなろう系好きですね。
なので見ててストレス解消になるような面白さがあって、ロロとのくだりなんかは本当に話が良すぎて最後の食事のシーンでボロボロと泣いてしまいました。
「そうはならんやろ」が出ても「これならいっか」になって気持ちのいい面白さがずっと続いた良いアニメでした、是非2期希望。
あとヒロインのリーンたむが本当に萌え萌えすぎて頭おかしくなるかと思った。素直で頑張り屋な女の子って素晴らしい。
・SHY 東京奪還編
各国に1人ヒーローがいる世界戦での日本の恥ずかしがりやヒーロー「シャイ」が成長していく物語の2期。忍者の里から妹を追い東京にやってきた天王寺 曖が中心になるお話。
前期の勢いがすごすぎたのでどっちが面白かったかと聞かれたら前期と答えちゃうけど、それはそれとして東京奪還編は非常にいい作品でした。チャンピオン発だけど友情・努力・勝利で文字通り熱血でした。毎回70~80点ぐらいを安定して出されて、こういうのでいいな~ってのが続いてたら見終わっちゃったって感じ。
急に特殊ED増えたのもうれしかったけど素直にびっくりしました、曲バカ強えし。
個人的な好みもあるけどアニメあまり見ないよ~って人にもおすすめできるなってのを特に強く感じたのでA+に。
・2.5次元の誘惑
ジャンプ+発。たった一人しか部員がいない漫画研究会にコスプレが趣味の新入生がやってくるお話。
あらすじをひとことでまとめるとこんな感じで序盤はえっちなシーンが多いんですが、途中から本当に化けました。
コスプレを題材としてここまで熱くなれる作品が出てきたのでやっぱり自分の知らない世界っていっぱいあるんだなぁと。初めてイベント参加した話からもう毎話爆風でした。まゆらvs753で泣きすぎて体崩壊しました。
OPEDも素晴らしいんですけど特にOPのシャッターチャンスがすごい。途中までアニメ見た後に歌詞を見直してみて欲しいです。本当に「愛」と「好き」が大切に、ギュッと込められた2024年屈指の名曲です。
自分の好きなものを表現したくて、好きなものを好きでいたくて、もがき苦しむ者たちの青春物語、2期も続けてやってるのでこのまま楽しませていただきます。
・夜桜さんちの大作戦 (2期)
ジャンプ発アニメの2期。スパイ一家の当主である幼馴染と結婚して大切な人たちを守り抜く話。
1期がああなら2期も面白くないわけがなく。常に熱い展開が飛んできてまったく飽きることなく最後まで見れました。列車のくだりが特にお気に入りです、ハクジャさんのことが本当に好きなので。
どんどん明かされてなかった真実へ進んでいく先に強大な敵が現れるもその裏にまたなにかあるっていう本当に王道でした、3期も頼みます。
・ラーメン赤猫
猫が営むラーメン屋に人間の社さんが入社するハートフル…否、キャットフルコメディ。
これこそ老若男女問わず見てほしいなって思えた作品。人の成長と温かみを嚙み締められる本当にいいアニメです。
毎回3つの短い話をオムニバス的に放送している感じのスタイルで話が分かりやすく軽く見れるのも作品的に合ってて良かったなと。
e-sportsの回とか赤ん坊の回とかドカ食い男性の回が特にお気に入りです。あのドカ食い男性が男前すぎて良すぎる。あと社さん健気でヌンプルに萌え萌えすぎたことはあったな。
作中のお客さんたちと同じみたいに、優しい心の拠り所のような作品でした。疲れてるときや頑張りたいときに是非見てみてください。
■殿堂入り
・エグミレガシー
ストーリーに触れようとしたらネタバレになりそうで流石にエグミレガシーはネタバレ0で見ていただきたいので伏せておきます。
今回殿堂入りはこちらとさせてください。落書きみたいなキャラデザインから想像の付かない誰にも予測なんかさせないストーリーは必見です。
終盤のたたみかけと最終回の終わり方が衝撃的過ぎて見終わった後しばらく動けませんでした。まさかここで一生記憶に残る作品に出会えるとは思いませんでした。10分ぐらいのアニメなので皆さんも是非。
■おわりに
思ってたより長くなりすぎて途中から自分でも何かいてるかわからなくなってきてました。にしても夏みんな面白かったですね。
秋は同じようにまとめるかどれぐらい見るのかわからないけど、気ままに気になったものをいつも通り見ていこうと思います。
それでは。