予算のサバ取りとムダ取り(TOC理論?)
毎年予算策定のタイミングになると恒例の数字合わせが始まる。
TOCの理論じゃないけど、結局経費や工数などについては担当者を増やし細かく精度を上げれば上げる程、”無駄”が増えます。
それは何故かと言うと担当者毎にバッファーを見るから。
だから各部門に申請させる予算申請積み上げ方式の場合は精度を上げれば上げる程、実は制度は上がらない。 売上系の予算についても、担当者が複数になり細かく見れば見る程リスクが入り込むので、売り上げ計画が上がりません。
細かく見るのは大事ですが、全体で見て大きな数字の動きがそもそも増えるべき時に増えてない。減ってるべき時に減ってない。
そんな時はプラス・マイナスのバッファーが多すぎると思ったほうが良いでしょう。
プロフィットセンター: 低めの売上目標を立てがち。
マインドセットとして、大幅過達でも、何故か喜ぶ人が多い。
コストセンター : 高めのコスト計画
必ず予算削減ができて利益貢献と叫ぶ
計画を実績が超えようが不足しようが、計画に対しては絶対値の差で評価しないと駄目なんですよ
結論:
予算はある程度精度を高める必要はあるけれど、上に立つ人間が決めるしかない。ある程度感度の有る上の人が大方針を立て、利益を上げた人が偉いという評価指針である事を伝えないとダメで。
経費系なら:結果を変えずに、費用を圧縮できた人が偉い
売上系なら:コストを増やさず売り上げ増やした人が偉い
そうしていかないと。