【写真】days of #slowlight with birds.
「普通は」と言う物言いが理解できない。理解するつもりもない。普通は、人の数だけある。この世界の基準はあなたではない、何度、そう言い返してきただろう。
仕事に関することで、「是非、来てもらいたいが、あなたのような奇抜なヘアスタイルで、個性的な服装で、香水の匂いがして、サンダルや派手なスニーカーというのは困る。普通の仕事場として、目立たない身なりで来て欲しい」
と言う。
普通の仕事場とは、なんだろうか。
女性のサンダルは許可しているが、男性のサンダルはNGだという。よくわからない。
即座に断った。
「身なりにルールが必要なら、制服でも用意したらどうでしょう? 僕はそれを着て行きますよ? それをできないなら、あなたの基準でものを考えないほうがいい。仕事場だから、じゃない。あなたは自分が管理しやすい方法で、そこにいる人たちの個人的な権利を奪っているに過ぎない」
ひょっとしたら問題になるかもしれない。けれど、僕は、個人の権利に関わることについては折れる気がない。
きちんと清潔にして、きれいな衣服で、きっと(香水の)いい匂いだってしている。文句を言われる覚えはない。
後に謝罪の連絡があったが、もう、関わる気は起きなかった。謝罪に対する礼だけ言って、もう、そちらに関わる気はないとだけ伝えておいた。
そんな先週末でした。
僕の住むK市は日本一のニラの生産地だそうで。
実は料理の好きな(←好きなだけ)、僕は、スープから煮込みまで、何にでもニラを投入しています。しょうがとにんにく。ニラ。臭くないと思うけど、におっているのかもしれない(笑)。
しょうがとポン酢の煮込み手羽先、とか。
もやしキムチ豚炒め、とか。
ピリ辛鶏煮込み、とか。
ニラ玉炒め、とか。
簡単にできるものを。手際良く。味つけも上手になったと思う。誉められたから。いかにも、酒呑みの好きそうなものばかりですけどね。
野球の守備の練習のように、毎日、繰り返しの反復練習。少しずつ要領も良くなる。感覚がつかめる。昨日できなかったことができるようになる。
お店に出せはしないけど、酒を飲むときに振る舞うくらいならできる。
全ての分野で同じことが言えると思うけど、毎日、繰り返していれば、専門外の分野でもそれなりにはうまくなる。毎日やらないと、得意分野も鈍化して下手になる。
能力とは継続できる力のことでもある。毎日やれないことは、きっと、能力にはならない。
その先は才能という領域。毎日やっても上達しないなら、諦めて、他の分野に進むほうがいい。
「好きなことより、自分にできることを」と、あるお寺の住職もおっしゃっていた。
ニューバランス。ナイキ。ビルケンシュトック。裸足が好きなので、サンダルが増える。高知は冬もあたたかいから、SUBUなら真冬でもサンダルで過ごせるかもしれない。
次の冬こそ、SUBUを手に入れよう。
そして、あれこれ買ったのに、結局、このナイキばかり履いてしまう。機能性とファッション性の両立は難しい。暑さ寒さは我慢したくない。とにかく、楽を選んでしまう。
別におしゃれじゃなくてもいい。心地よく過ごせることのほうが大事。
ファッショニスタになりたいと言ったり、ファッションより実用性だと言ったり、ほんとにいい加減なものです。
気分屋なので、思っていること、考えていることなんて、毎日変わるんです。
若いころから多かった白髪も、もはや、頭髪の七十パーセントほどに。
「毛量は二十代くらいあるけど、白髪は七十代かもしれない」と言われて。
「な、七十っ……じゅっ……」と絶句したのは一年前。染めずにいたら、見事に白い。
「年齢のわりにはすごい多いけど、まあ、生えてるだけええやん。染めたらいい。染められもしない人がほとんどなんだし」と、相当に気楽なことを言われつつ、
「染めなかったらどうなるんやろ」と、放置。カラーリングとパーマで傷んで乾燥した髪に触るのも不快だった。いまはつるつると手触りの良いすべらかな髪になっているけど、しかし、見事に白い。
松重豊さんや吉川晃司さんのようなダンディになれるわけもなく。というか、それほどの年齢にもなく。
まったく、やれやれ、と、金髪にでも染めてやろうか、なんて思います。
こちら高知県は初夏です。ニラ玉炒めでも作って、ビールでも飲みたいところですね。
それでは、また。ビリーでした。
photograph and words by billy.
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