【おさらい】超獣ギガ(仮)【好評連載中】
さて。今回は、回を増すごとにご好評いただいています(ありがとうございます)、 #超音速スーパーバトル #連載小説 「超獣ギガ(仮)」のここまでをおさらいしながら、今後の展望などについて触れておこうと思います。
何卒、お付き合いくださいませ。
物語は昭和99年。架空の日本。クリスマスの朝。東京、晴海埠頭に謎の巨大生命体があらわれます。「あらかじめ予期された災厄」とありますように、そのモンスターの襲来は予見されていました。これから語られることになりますが、25年前にも一度、日本はその襲来を受けています。また、イエティやビッグフット、雪男のような、世界各地の獣人伝説はその多くが、この、「超獣ギガ(仮)」だとされています。
その姿は体長約6メートルの巨大な猿。額にツノを持ち、左右に開く一つ目。爪のある巨大な前腕部が特徴です。警察からは対テロ特殊急襲部隊が、自衛隊からは戦車部隊が投入されましたが、その圧倒的なパワーと、外見からは想像つかないスピードと敏捷性で、瞬く間に翻弄されてしまいます。
このあたりでずいぶん残酷な描写を続けてしまってすみませんでした(汗)。どうしようもなく強い敵であることを強調したかったんです。
※現在はギガですが、段階的にギガント、ギガンテスへ進化します。飛行能力や、最終的にはヒトの言語を理解するまでの進化を考えています。
それに、首都や空港や運航中の航空機を襲撃するなど、パニック映画的な要素も盛り込もうと思っています。
時の総理大臣、第101代内閣総理大臣である、蓬莱ハルコ(48歳)は後に話します。
「私たちの平和は、私たちの希望は、私たちが守る以外に方法がない」と。
そのハルコの前に現れたのは、黒のアサルトスーツに身を包んだ、主人公、花岡しゅりでした。
花岡しゅりは、25歳。167センチの長身、痩身の女性。彼女は極秘裏に編成された、国家公安維持機関・冥府に所属し、実働部隊である隠密機動部隊ケルベロスのエースでした。
彼女の他に、鳥谷りな(23歳、165センチ)、波早風(なみはや・かぜ。33歳、177センチ)と、バックアップには文月玄也(部隊長。50歳、179センチ)、小日向五郎(作戦補佐。58歳、188センチ)、雪平ユキ(オペレーター。24歳、158センチ)、高崎要(オペレーター。24歳、175センチ)の七名が、敵である超獣ギガ(仮)と会敵します。
ちなみに。しゅり、りな、なみは、現在、休載中の、たったの一度もタイムトラベルを果たさないタイムトラベル青春活劇、「香南学園女子タイムトラベル部(仮)」の主人公3人に考えていましたが、先に「超獣ギガ(仮)」をスタートすることになったので、こちらに登場しています。
特殊急襲部隊や自衛隊でも歯が立たなかったモンスターを、たった三人でどう対峙するのか。
前線に立つ花岡、鳥谷、波早の三人は、人智を超えた特別な力を有しています。
「天よ地よ。この光の源なるお天道様よ。我が心体、いまひとたび、この世の理すらも欺くことをお許しください」
この詠唱から解放される力。瞬間的に、神のつくりたもうたこの世界の理に変更を加える力。それを「神技」と呼びます。
※また、ケルベロス以外の別隊と、それ以降の世代を担う予定の子供たちによる訓練組織も登場します。
ケルベロス、ウロボロス、フラウロスとしていますが、現在は仮称なんです。あんまりしっくりしていません。なにか案があれば是非。
前回、第11話では、ケルベロスがいよいよ、超獣ギガ(仮)を追い詰め、捕縛作戦が始まるまでを描きました。
額のツノを破砕しない限り、何度でも自己修復を果たし、そして地球の環境下では、八百年以上、生存し続けるモンスターなので、撃退ではなく、特殊な鉄の檻に捕獲(=捕縛)するまでが、このチームの任務になります。
また、超獣ギガを捕獲するための檻、冥匣(めいごう)は「冥界ゆきの匣」です。積載時は十字に開かれ、捕縛時はサイコロ型に折りたたまれます。
今後、物語内では、ケルベロスによって捕縛された超獣ギガが、月の裏側にある大質量空間「奈落地区」に輸送されます。輸送には無人運搬船「星屑8号」を使います。
※星屑1号から7号は消息不明。
後に明らかになるのですが、この世界では、月は人造天体で、それを建造したのは人類有史以前の「オリジン(仮)=先住民族」です。
地球外進化生命体「超獣ギガ」との関連は?
現代より高いテクノロジーを持っていた先住民族とは?
人類と類人猿。猿人。そして、巨大猿、超獣ギガ。人類の進化とは?
月の秘密とは? その裏側の奈落とは?
改竄された人類史と、正統進化とは?
神技を使う、進化した人たちの謎。彼女らはどこからやってきたのか。
花岡しゅりと、部隊長・文月との関係は?
文月と蓬莱ハルコの因縁とは?
そんな人間のドラマも盛り込みながら、たっぷりのボリュームでお届けしようと思っています。……の予定です(小声)。
さて、長くなりました。
本編、「超獣ギガ(仮)」も、一話あたり三千字から四千字ほどになり、スマートフォンからだと少々、長く感じるかと思います。しかし、小説と名乗る以上はそれくらいのボリューム欲しいしな……という気持ちもあり、なかなか悩ましいところ。
ご意見を拝聴しながら、もっとも相応しいかたちで続けられたらと思っています。
それでは、また。来週は続きをお届けする予定です。ビリーでした。
artwork and words by billy.