#9 1つ2つ?職場でいくつの「仮面」を被っていますか
「本当の自分」を表現することは、「自分軸」を持ちながら生きるために、とても大事なことです。
とは言え、人々の考え方は個々に異なります。すべての人に「本当の自分」をさらけ出すことは、社会的な適応が難しくり、自己中心的な人間になってしまう可能性もあります。
では、「本当の自分」を、さらけ出す相手とは、誰なのでしょうか。いくつかの本を読む中で、ある心理学の考え方が「ヒント」を得ました
私は、多くの時間を、生計を立てるための「仕事」に捧げてきました。その中で、同じ職場の同僚との「人間関係」は、大きな悩みとなっていました。
若いころの私は、同僚や後輩だけでなく、上司に対しても「仲良く楽しく働く」ことを目指していました。
会社の「目的」とするのが「仲良く楽しく働くこと」ではなく、利益を上げることであれば、「本当の自分」の姿をさらけ出す必要はないと言えそうですね。
職場では、多くの人がさまざまな「仮面」をかぶって仕事をしていると考えます。
だからこそ、相手がその「仮面」を取り払った姿を「想像」することで業務遂行の円滑さを保つために必須の「自然に笑顔」が生まれることもあります。
プライベートな時間では「自己開示」をし、「本当の自分」を表現することが重要ですが、職場においては意図的に「仮面」をかぶり、「本当の自分」を控えめにし、無理に嫌われないことで「円滑な人間関係」を築くことができるのかもしれませんね。
私はプライベートでは、「自己開示」をして「本当の自分」を表現したことで、偽りの姿を受け入れていた人々は離れていきました。
一方で、「本当の自分」を受け入れていただき、以前離れていた人々が、戻ってきたこともありました。
自分にとって大切な人々には、「本当の自分」を表現しながら生きる一方で、職場を「給与」をもらい成果を上げる場として捉え、いくつもの「仮面」をかぶることで「生きづらさ」は大きく減っていきそうですね。