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東北・みやぎ復興マラソン2023

初の仙台遠征!

11月5日に、東北・みやぎ復興マラソン、走ってきました。

結果は2時間54分27秒。
自己記録としては4番目のタイムでした。

サブスリーは7回継続中。この縛りはなかなかいい負荷になるので、もう少し続けてみたいところです。

では恒例になってきた振り返りnoteです。

準備期間~北海道マラソンDNS~急仕上げ

3月5日の東京マラソンでサブエガのベストタイムを出してから、しばらくOFFにしていました。春の大会にはまったく出ず、最低限の練習と節制(すぐ太る体質なので)のみ。仕事や子供の学校行事を中心とした3ヶ月でした。

6月、たっぷりの放牧期間を経て北海道マラソンに向けて重い腰を上げました。

まずは「アンダーアーマー豊洲ベイサイドラン」10kmに出走。

結果は38分15秒。

36分台、悪くても37分で走れると思っていたので、撃沈です。スピード練習をしてなかったので当然といえば当然でした。

週に何度も走っている豊洲ぐるり公園での開催

不甲斐ないレースをしないとスイッチが入らないのは良くないなと思いつつ、ここから急に走るモードになったのもあり、7月は月間333km走行。

例年よりは多いかな、というくらいの距離だったので気にしてなかったのですが、今年の夏の酷暑を避けるために早朝に走ることが多くて、睡眠不足だったことと、水分補給も足りなかったことは確か。

そのツケが来た8月上旬にキツめの風邪を引いてしまって、一週間治らず。予後が良くなくて(副鼻腔炎持ちなのが影響しているようで)、まったく走れない状態が続き、泣く泣く北海道マラソンは諦めました。

そこから東北・みやぎ復興マラソンにターゲットを切り替えて、9月はじっくりジョグとジムトレを多めにやって、10月にはポイントをできるまで戻す作業をしました。

主なポイント練習

・10月2日 ハーフ(4‘15“)
・10月7日 30km(4‘10“)
・10月15日 東京レガシーハーフ(3‘54“)1時間22分00秒
・10月23日 25km(4‘09“)

急仕上げでしたが、毎週ハーフ以上の距離を走れたので、フルマラソンもなんとかなりそうな手ごたえはありました。

土砂降りのレガシーハーフも昨年より良いタイムというオマケつき。

レースウェアとシューズの予行も兼ねていました

レース回顧


東北・みやぎ復興マラソン当日。

6時起床、7時半までホテルでゆっくり準備ができて、会場もノーストレスでした。

前日までの雨予報もなくなり、ちょうど良い曇り空で、風も気にならない程度。気温が15℃と高めな以外は絶好のコンディション。

レース中はほとんどこんな感じの曇天でした


スタートはAブロックでした。

レースプラン・ターゲットとしては、キロ4分5秒〜4分10秒で30kmまで、そこから先はそのまま行ければ55分前後、キロ10〜20秒落ちてもサブスリーで滑り込む、という感じでした。

土地勘もないので出たとこ勝負、17kmまではアップダウンがあり、そこからはほとんどフラット、という高低差だけは頭に入れていました。

5km通過 20分27秒
10km通過 41分08秒 (ラップ20分34秒)

スタートロスは7秒、渋滞もほぼなく、入りの2kmから想定のペースに乗れました。

すぐ後ろにサブスリーのペーサーと集団(多分ちょっと速めだったはず)。それとは別にハリー杉山さんについている集団もいて、「30kmまでサブスリーで」とSNSで宣言してたのを後から知りました。

アップダウンも基本的には橋なので激坂というほどでもなく、仙台の街はあっという間に抜けていった印象でした。


15km通過 1時間1分45秒 (ラップ20分37秒)
20km通過 1時間22分27秒 (ラップ20分42秒)

中間点通過 1時間26分58秒

僕の設定ペースは集団とまではいかず、数人で走るか単独になるかという感じ。風もそれほど吹いてなかったので単独でも気にせずにペースを守ることに集中しました。

17kmからはかさ上げの復興道路。

レース後に優勝した川内選手も語っていましたが、この9km近く続く海沿いが「復興」マラソンを感じるハイライトなのは間違いないです。ひたすら直線でフラット、雰囲気としては柴又100kみたいな感じでした。

北海道マラソン名物の新川通りと比べても、スライドすることがないのでより単調な感じはあったと思います。エイド以外は人もいなくて、自分の足音を聞きながら走りました。

20km地点には応援に来ていた神野大地選手とハイタッチ。


25km通過 1時間43分05秒 (ラップ20分38秒)
30km通過 2時間3分50秒 (ラップ20分45秒)

25km過ぎで復興道路が終わり、「かわまちテラス閖上(ゆりあげ)」ではたくさんの応援をもらえました。

この辺りからしばらく、同じランナー2人と並走。下りやカーブもあって、平坦が続くよりは気分転換になってよかったです。

ただこのあたりで内臓系のトラブル。補給のタイミングだったのですが、若干の気持ち悪さがあって、ジェルを取るのをやめました。後日ジムのトレーナーさんと話したところ、おそらくエネルギー不足だったのではないかという見解でした。今回は遠征で観光もしていて、前日まで動きすぎたかもしれません。

脚は元気だったので、30km通過してもペースは維持できていました。


35km通過 2時間24分40秒 (ラップ20分50秒)
40km通過 2時間45分34秒 (ラップ20分54秒)

「千年希望の丘」が一大エイドになっていて、ボランティアの方々が盛り上げてくれてました。仙台空港に近づくと、着陸する飛行機がめっちゃ至近距離に。あんなに近くで飛行機見たのは初めてだったと思います。

空港の周りは折り返しがあるのと、高低図にはないはずの(笑)アップダウンがあって地味に削られました。

内臓のトラブルも続いていて、名取の市街地に入っていく38kmくらいがいちばんキツかったですが、サブスリーは確実だと思ったのであとはどこまでタイムを欲張るか、と考えてました。


Finish  2時間54分35秒(ネット 2時間54分28秒)

40km過ぎたらまだ余力もあり、先が見えて元気になったのでペースアップ。55分は切れそうだったのでここから欲張ることに決めました。

最後はキロ4くらいで爆走してゴール。マラソン人生で最も速い42km以降だったはずです。

ゴール後も足を攣ることもなく、どこか極端に痛めた箇所もありませんでした。プラン通りに走れたという点では100点のレースができたと思います。

今シーズンもオールNikeコーデ

まとめ


フルマラソンのたびに振り返りのnoteを書くようになって4回目ですが、情けないことに必ず何らかのトラブルからの復活話になってます。

年齢的にも、さすがに体調管理を徹底しようと痛感している次第です。次こそは順調にいきました、というnoteにしたい。

走力という面では、秋のレースでこのペースで余力があったことで、2時間50分くらいでは走れるようになってきたのかなと思います。

ここからもうちょい伸ばしていって、2時間45分、40分と突き抜けるためには強度の高い練習も必要になって来るはず。

ここから3ヶ月でハーフマラソンを3連戦する予定なので、うまくポイント練を兼ねて鍛えていくつもりです。

次のフルマラソンは東京マラソン2024、もちろんベストを狙います。


東北・みやぎ復興マラソン2023のギア

シューズ:ナイキ ヴェイパーフライネクスト%3
ヘッドバンド、シングレット、アームカバー、ハーフタイツ:ナイキ
ソックス:タビオ
カーフスリーブ:ザムスト
サングラス:オークリー
フリップベルト
ジェル:モルテン×2、メダリスト

「復興」マラソンで感じたこと

スタート前には黙祷をしました。そしてコースの7割が復興したところ、逆に言えば震災で甚大な被害に遭ったところでした。

僕自身、震災時は東京で被災はしていたので全く無関心ではないつもりでしたが、「あったものがなくなった場所」の規模の大きさを、自分の足で走るランナーだけに余計実感しました。

走った後に、こうしてnoteで語るランナーがいることだけでも「復興」マラソンの意義は大きいのかもしれないなと思います。

仙台に来た訳

最後に、そもそも今回、なぜ東北・みやぎ復興マラソンを走ったのか、という話。実はこの秋は、昨年横浜を走ったので金沢か水戸を走るつもりでいました。

3月の東京マラソン前々日、ビッグサイトのエキスポに妻を誘って一緒に行き、僕がランナー受付で別行動をしていた時に、出展していたブースで妻がもらったチラシ。

これを見た妻が、小学生の2kmの部があること(当日子供も見事完走!)と、仙台に行ってみたかったらしく、マラソン旅行の提案をされたのがきっかけでした。僕も仙台は行ったことがなく、3連休で観光もできるし、こんな機会もあまりないので喜んで乗っかった、という流れです。

全国のマラソン大会の宣伝担当のみなさん、東京マラソンエキスポでチラシを配ると、こういうランナーが食いつくこともありますよ!

仙台には前々日のお昼過ぎに入り、うみの杜水族館、青葉城、瑞鳳殿など観光も満喫しました(満喫しすぎた感もある)。伊達政宗については小説でも読んで復習しようと思います。

「武屋食堂」の豚汁定食でカーボローディング

仙台は牛タンとずんだと海鮮、というイメージで行きましたが、いざ行ってみるとお米が本当においしかったです。ササニシキ、ひとめぼれ、だて正夢などいくつもブランドがある訳だなと。

またおいしいお米を食べに、そして走りに行きます!

Instagramもぼちぼち更新しています。

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