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最近、夢についていくつかの考えを耳にしました。

「『夢』=『職業』になってしまっているのは問題。なぜならその夢を達成できたとしても、それを辞めたら腐ってしまうという事態が起きる。
そうならないためには、どんな人になりたいか、どんなことに喜びを感じたいか、感じるかをはっきりさせることが大切なのではないか。」

鹿島アントラーズ監督 岩政大樹

「自分の夢は無くたっていい。誰かの夢に乗っかるのもアリ。」

キングコング西野の元マネージャー 田村有樹子

「僕の夢は、僕が死んだ後に誰かが叶えてくれればいい。」

キングコング西野

これらを聞いて、夢にはたくさんの種類があるんだ、あっていいんだと思い、夢に対する価値観が少し変わった。

僕は8つ上の兄の影響で、小学3年生の時にサッカーを始めた。もちろん当時の夢は「Jリーガー」。
練習は休まず行き、オフの日は学校から帰るや否や、コーチから借りたバティストゥータやバッジョ、ファンバステンのゴール集のDVDを見まくった。とにかくJリーガーになりたかった。

本気でなれると思ってた。小学生なんてそんなもんで、卒業アルバムには、日本代表になって海外でプレーする!的なことまで書いた記憶もある。

無垢で純粋なまま中学に進むが、高校くらいで現実が見えてくる。ゆっくりと夢が遠ざかっていく感じがしてくる。。

大学でもまだ諦めきれず頑張ろうとするが、先輩や同期の化け物たちのJ内定が決まっていく中、いよいよ夢が絶たれようとしていた。

しかし再び叶えるチャンスが巡ってきた。それが奈良クラブ加入。

順位をクリアさえすれば、Jリーガーになれる。
希望を抱き、夢に向かって必死になった。
が、実力不足で契約満了に。また遠ざかった。

アルテリーヴォ和歌山での2年目の今年は、地域チャンピオンズリーグに出場するも、予選リーグで敗れ、JFLへの道も閉ざされた。遠ざかる一方。

そんな中、僕が退団して2年で、奈良クラブがJ3への昇格を決めた。

嬉しい反面、悔しくもあった。

もし今も奈良に所属できていれば、「Jリーガー」になれていたかもしれない、、。
長年の夢が、叶ってたかもしれない、、。

けど夢の捉え方が変わった今、こう思えるのではないか。

「奈良クラブが、僕の夢を叶えてくれた」

自分が叶えたわけではないが、これはこれで1つの夢の形」なんだと思う。

「僕はきっと今いつかの夢の上に立っているんだね
僕はきっと今誰かの夢の上に立っている」

RADWIMPS 夢番地

奈良クラブには、僕の夢を叶えてくれたことに感謝したいし、まだまだ超えていってほしい。

また、僕も誰かの夢を叶えてきたのかもしれない。
そして、今もその上に立っていることを自覚し、この先も生きていこうと思います。

読んでいただきありがとうございました!

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