今まさに、人生の岐路に立っているあなたへ
長い人生の中で、「決断」の瞬間はたくさんある。それは、小さなものから大きなものまで。
生きる上で、決断を避けては通れない。
特に、卒業、就職、転職。
これらのタイミングでの決断は、人生を大きく左右する。
やりたいことはあるけど、現実的に考えたらやらない方がいいかも
結局自分はどうしたいんだろう
もうどうすればいいか分からない
そう悩み苦しむあなたの気持ち、きっといまの僕には分かるだろう。
そんな人の背中を、少しでも押せたらなと願い、このnoteを書こうと思います。
人はなぜ悩むのか?
人はなぜ悩むのか。それはズバリ、「後悔」したくないからではないだろうか。
一番身近な決断で言うと、飲食店でのメニュー決め。
せっかく食べるなら美味しいものを選びたいから、どれにしようか悩む。
間違った方を食べて、あっちにしておけばよかったと後悔したくないから、真剣に悩む。
ではなぜ後悔をしたくないのか?
人は過去に戻れないからである。神に祈っても、どれだけお金を払っても、戻ることは不可能だ。
僕のした後悔
僕自身、何に後悔したか、今までの人生を振り返ってみた。
すぐ1つ、思い浮かんだ。大学生の頃、すごく気に入った洋服を買わなかったことだ。
めちゃくちゃ好みで惚れたのだが、当時の僕には、少し値段が高かった。頑張れば買えたが、ある程度予算を決めていたのもあり、じっくり考えた結果、それと似たデザインのものを買うことにした。
欲しいやつより安かったし、リバーシブルでも着れるという機能性を兼ね備えていたから。
そして家に帰り、既存の服たちと組み合わせてみてから、後悔した。
しっくりこなかった。本当に欲しかったのは、やっぱり高い方だったと気づいたのだ。
結局ほとんど着ることなく、メルカリで売ってしまった。もし高い方を選んでいたら、今でも着ていただろう。
それから少し経ったときに、ある言葉を目にし、胸を打たれた。
まさにあの時の自分に言っているようだった。
欲しくてたまらなかったのに、値段が高いという理由で、違う方を買ってしまった。
いま、あの服のお金を出すことはできるが、もう手に入れることはできない。
そしてさっきの言葉の続きには、きっとこんなフレーズが隠されている思う。
『後悔するから。』
後悔しない選択をするためには
ではどうやって、後悔しない選択をすればいいのか。
それは、「それが今しかできないことかどうか」だ。
さっきの洋服の例でいくと、お金がない僕にとって、それを買わないことはいつでもできた。
多少無理をしてでも買うことは、その時、要するに「今しかできないこと」だった。
買う理由が値段の人にとって、それを買うことはいつでもできる。買わないことは「今」しかできない。
僕が胸を打たれたあの言葉は、何か物を買うときだけでなく、「選択」に関しての本質を捉えていると思う。
「やって後悔する」は存在しない
やらないで後悔するよりやって後悔した方がいい、とよく言ったりするが、やって後悔なんてものはないと思う。
後悔したのなら、それはやらない方が良かったということだ。
そうとも知らず、やって失敗したなら、その選択を正解にすればいい。と、良い意味で捉える。
しかし、「選択を正解にする」というのは、美化された言葉に過ぎない。
それゆえ、安直な決断をしてしまうリスクもある。それは「逃げ」とも表せるのではないか。
後悔を後悔にしない
大きな決断から逃げてはいけない。
なぜなら、「選択を正解にする」のと、「後悔しない選択をする」のは、全く違うからだ。
「選択を正解にする」のは『未来』に行い、「後悔しない選択をする」のは『今』、行うこと。
そして「選択を正解にする」は、正しくは「後悔を後悔にしない」だ。
「今」の境遇は人それぞれ違うし、それは自分にしかわからない。
周りの人は、ああして欲しい、こうした方がいい、と意見をくれるだろう。それらは、本当に自分を想ってくれての発言なのは間違いない。だから安心するし、嬉しい。つい楽な道になびきそうになる。
しかし彼らは、今後の自分の人生の責任を負ってはくれない。全ては、自分で切り開いていくしかない。
「今しかできないこと」は何か必死に考え、決断する。
それでたとえ後悔したとしても、一つも悪いことじゃない。後悔を後悔にしなければいいだけだ。
「悩んでいること」、「決断すること」に価値がある
言葉ではいくらでも言えるが、後悔を後悔にしないのは、決して簡単じゃない。
もし簡単なのであれば、「後悔先に立たず」という諺は、この世に存在しないはずだ。
そもそも、現状に満足している人は、悩みもしないし、後悔もしない。
悩んでいるということは、怠惰な自分に抗い、戦っている証拠。その上で決断すること自体に、大きな価値がある。
だから僕は、挑戦する人が大好きだし、尊敬するし、応援する。
僕も、挑戦し続ける決断をしていける人間になろうと、強く思ったのでした。
読んでいただきありがとうございました!