「前提」をどこに置く?
お世話になります。アルテリーヴォ和歌山の宇都木です!
このブログを書こうと思ったのは、プレミアリーグ第36節のリバプールvsトッテナムの試合を見ていた時。
攻撃的なリバプールに対し、後ろに人数を割き、守って守ってカウンターで得点を狙うトッテナム。
守備が堅いトッテナムですが、どうやって攻撃に繋げるのかを注目して観ていました。
そんな中、あることに気づいたんです。
トッテナムの選手がボールを奪い、攻撃に移ろうとした時に起きたミスに対して、誰一人として不満げなリアクションをせず、当たり前のように自分のポジションに戻り再び守備をする。
この光景、当たり前じゃない。
相手が強ければ強いほど、ボールを奪うのは簡単ではないので、もう一度守備を頑張らなくてはいけない。せっかく奪ったボールがまたすぐ相手に渡るのは、かなりストレスが溜まることなんです。
僕自身も、自分や味方がミスしてしまったときに落胆し、帰陣が遅れてしまうことがよくあります。
しかし世界トップの選手たちはそんな素振りを見せなかった。なぜか。
カウンターは成功しない前提でプレーしているからではないか?
何回かで一回成功すればいい、くらいのメンタルなのかなと。
それの積み重ねにより、数少ない攻撃を高確率で決定機にしたトッテナムの試合運びはとてもかっこよく、学べるものでした。
サッカーは、数センチ、数秒が得点や失点に影響し、それが勝敗を決めます。
なので、一つの負のリアクションによるタイムロスは、痛い結果を招きかねません。
そうなると、どこに前提を置くかはとても重要だと思うのです。
これは前提の置き場所において、僕が参考にしている言葉です。
ミスするのを前提としていれば、わざわざ落ち込んだり消極的になったりすることはない。
プレーが成功すればラッキー、くらいの心の持ちようでいると、かなり楽になりました。
「前提」をそこに設定をしてから、試合中にメンタルがマイナスになることはなくなりました。
この考え方はあらゆる場面で役に立つと思っています。
例えば車の運転中、「次の信号は赤になる」を前提にしておけば、赤で止まってイライラすることは無くなります。むしろ止まっている間に何をするか、を考えることができたりします。
自分じゃどうにもできない変なストレスを溜めるより、じゃあその次どうするかを考えることに頭と身体を使うべきなんじゃないかと思ったのでした。
読んでいただきありがとうございました!