中期計画進捗報告と休眠預金事業報告フォーラム
「びーのびーの中期計画進捗報告~事務局再編の物語り~」
2022 年6 月の総会で「中期計画~二歩先へ~」が掲げられたのはお伝えしましたが、2023 年開けて早々にまず実施したのは事務所の拡充です。その拡充プロジェクトについても「hananea(花屋の2 階こと、ハナニーと名称)」としても先のnote で報告済みです。
これからは法人事務局もその事務局的機能は「財務総務」「人事労務」と2つに分かれ、かつ中期計画で位置づけた3 本柱のとくに企業はじめとする多様なセクターとの連携協業を進めていくために幅広い年代での働き方を模索していく体制を創りました。
びーのびーのにはこれまでもたくさんの方々が協力してくださっています。地域のデザイナーさん。スキマ時間を活用して発行物の制作などに力を貸してくださる子育て家庭当事者の方々。就労しながらその貴重な時間の1 部を割いて、子どもたちの育つ環境づくりや自分たちの住む身近な暮らしを豊かにしていこうとする活動を一緒に担ってくれるプロボノの方々。
事務局スタッフ16名を中心にして関わってくださる方たちの輪を拡げ、「地域づくりへの新しい参画のカタチ」を一緒に描いていきたいと楽しみにしています♬
この展望・・・これからどうなることか??物語り風に綴り、続きは本 note で続編として報告していきたいと思います。
事務局長 原
休眠預金事業報告フォーラム
「産前産後のおうち」はぜいたくなのか!?
少しチャレンジングなタイトルを置き、休眠預金事業報告会フォーラムを2/23(木祝)に行いました。オンライン開催でしたが、当日は50名以上の参加者、また後日配信希望者を含めると80名ほどの参加と、多くの関心を寄せていただきました。
休眠預金事業の3年間の取り組み(実行委員会開催、緊急コロナ支援でのヘルパー派遣やオンライン食育講座開催、試行としての「産前産後のおうち」など)を事務局、試行担当者、有識者の立場からそれぞれ発表しました。
後半は、実際に試行をした「産前産後のおうち」についてパネルディスカッション。「産前産後のおうち」とは、産前の家族、産後の家族がリラックスして1日過ごすことができ、市民のボランティアの方や専門職とも出会うことができる、病院でも自宅でもない「もうひとつのおうち」なのです。家族で利用ができる(パパもお兄ちゃんお姉ちゃんも)、食事ができる、赤ちゃんや上の子を見守ってくれる地域のボランティアさんがおり個室で休息することができる、仲間もいて普段の悩みをお互いに打ちあけることができる場です。
フォーラムでは、この試行の発表とともに、見つかった課題、これからの展望などについて、1時間以上のディスカッションを行いました。参加者もチャットで様々な意見を投げかけてくださり、まさにみんなで運営したフォーラム、みんなで運営した休眠事業となりました。今後、「おうち」の運営にはやはり資金は必要です。利用者の負担、法人の負担、助成金や寄付の活用、協力者の理解、専門職との連携も必要です。ここまでして行う「産前産後のおうち」はぜいたくなのか!?必需品なのか?
「おうち」の試行に参加してくれたパパが、フォーラムで、試行に参加した感想を述べてくれました。「ぼくたちには必要な場所でした。ぜいたくではないです」
今後、異次元の少子化対策と銘打った子育て支援政策で、制度が大きく動いていきます。「産前産後のおうち」もいよいよ自主事業としてスタートします。何が変わっても大事なのは子どもを迎える家族、育てる家族みんなが安心して過ごせるまち、場所というのは変わりません。そのために必要な多職種との連携、地域との連携を引き続き行いながら、「おうち」も成長していきたいと思います。どうぞ皆さん、見守ってくださいね。
新生児ファミリーミニステイ事業 伊香