インターン生たちの活躍から学んだ、楽しむことの大切さ
2024年3月。インターン2年目を迎えた牧野はるかさんの活動報告会が実施されました。授業に実習、アルバイトに遊びに・・・と忙しい大学3年生の年で思うように活動できたのかどうかと心配でしたが、蓋を開けてみればまた一段と大きな成長を感じた1年でした。
成果として形になったものはもちろんですが、何より堂々とした発表っぷりは、昨年の発表で声をふるわせ、うつむいてた彼女とはまるで別人でした。昨年の発表時にうまく発表できなかったことが悔しく、その気持ちをバネに臨んだとのこと。一つ一つの経験が人としての成長にもつなっているんだと感銘をうけ、それは牧野さんだからこその吸収力なんだろうなと感じた一幕でした。
牧野さんは、今年度がインターン最後の年度となりますが、今年度新たに西ヶ谷さえさん、鈴木ミリアさんの2名の学生がインターンとして仲間入りしてくれました。
西ヶ谷さんは牧野さんと同じ大学の後輩にあたる方で、大学の実習がきっかけでのご縁となりました。
あるプレゼン会で、発表予定だった牧野さんが当日体調不良となり欠席となってしまったのですが、「私、やります!」とぶっつけ本番で引き受けてくれた西ヶ谷さん。
物おじせずに対応していく姿がすばらしく、今後もチカラを発揮していけるような経験の場を多く作っていくことが、西ヶ谷さんのパワーアップにつながると思いました。
そして、お母さまがどろっぷでのボランティアなどで活動しているご縁でつながった鈴木さん。大学の授業は全て英語で「日本語が苦手です」と公言し、国際色豊かで、個性あふれる世界観をもっている方です。
どろっぷ利用者のうち、外国につながる方はそう多くはなく、文化や言葉の壁、私達の取組に課題があると考えています。鈴木さんの得意分野を生かしながら、一助になってもらえたらと期待しています。
そんな3名の強力なインターン生とともに、前期は地域交流イベントの「どろっぷデー」や夏の学生ボランティア活動である「ボラリーグ☆こうほく」などで活動しました。
「ボラリーグ☆こうほく」では、インターン生が中心となり、中高生50名近くを迎えてのオリエンテーションを実施しました。例年になく参加申し込みが多く、会場を2つに分けてオンラインで繋いでの実施となったため、3人がそれぞれに役割を担いながら奔走していました。
そのなかでも特に、アイスブレイクは大変盛り上がり、初めて会う学生同士の横のつながりがいくつもできていたことには大変驚きました。
場面場面で臨機応変に対応している牧野さんの行動に私が驚いていると、「びーのの活動で鍛えられました!!」とのこと。
特別に鍛えているつもりはない私ですが、びーのびーのでの経験や体験が彼女を頼もしくさせているのだと感じました。
牧野さんはよく、「ボランティアする人自身が楽しめなくてはいけない」と言っています。
今回アイスブレイクを担当した西ヶ谷さん、鈴木さんが、緊張しながらも楽しみながら参加者の中高生と関わったことで充実感を得られた様子を見て、正に牧野さんの言葉のとおりだと実感しました。
これから後期に入り、各々が今後のインターン企画を考え実施していくことになりますが、今からとても楽しみです。
みんなそれぞれに良さがあり、個性豊かな3人の学生がインターンとして活動してくれること、本当にうれしく、私達スタッフにとっても大きな学びとなります。
学生自身のチカラで若者の活力を引き出し、それがひろばの親子や社会に展開していく成果、効果を、今後も彼女たちの成長を持って実感していけたらと思っています。
どろっぷ 白石