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台湾に多数ある夜市!おすすめを3つ、ご紹介します(夜中閲覧注意)
台湾旅行といえば、地元の人々に混じりながら夜市を巡るのが醍醐味の一つ。最近は日本でもジーパイやルーローハンなど、台湾のグルメが食べられるところが増えてきましたが、何といっても現地の夜市は安くて美味しいのが魅力。街ごとの個性も異なるため、何度訪れても飽きません。ただ一方で、あちこちに夜市がありすぎて、どこを回ったらいいのか悩むところ。
今回は、台北の人気夜市のなかから行先として選んだ寧夏夜市、士林夜市、饒河街観光夜市に焦点を当てて、それぞれの夜市の特徴と食べたものをご紹介します。写真もたくさん入れるので、空腹時や夜中に読むのは注意ですよ!
1. 寧夏夜市:ローカルだけど美食家にはおすすめしたい夜市
寧夏夜市(Ningxia Night Market)は、台北市の大同区に位置する歴史ある夜市で、観光客だけでなく地元の人々にも愛される夜市です。通りの長さは比較的短めですが、Googleレビューが1万件以上入っている有名店が何件もある、食のレベルが高い夜市です。夜市としての有名度でいうと、後述の士林夜市などに軍配が上がるでしょうが、もし今後旅行する方におすすめの夜市をひとつだけ聞かれたとしたら、寧夏夜市を挙げると思います。
台北駅最寄りのホテルから歩いて20分ほどでしたが、バスで近くまで行くこともできます。
まず最初は大鶏排(ダージーパイ)。台湾名物の巨大な唐揚げです。これを持って街を歩くのが夢だったので、まずは叶えようと思ったら、15名以上の大行列!他の夜市でも感じましたが、大鶏排はどのお店も人気で、行列ができていることが多いです。当たりはずれも少ないと思うので、食べたいときに見つけたらとりあえず買ってみましょう。お店によっては小と大の2サイズの提供も多いので、大きいものが食べたいときは「ダー」とか「BIg size」としっかり伝えましょう。大鶏排は、サクサクの衣にスパイスが効いていて、ボリューム満点!揚げたての熱々をかぶりつく瞬間は最高でした。このスパイスが好きすぎて後日スーパーで買いました。日本でも振りかけたら現地の味になるかな?
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次に訪れたのは、寧夏夜市で一番有名な円環辺蚵仔煎。混雑しているのがわかっていたので、大鶏排を注文し揚げてもらっている最中に妻に並んでもらい、20分ほど待ちました。
円環辺蚵仔煎で有名なのは蚵仔煎(オアジェン)。台湾の牡蠣オムレツです。柔らかくジューシーな牡蠣と卵が絡み合い、甘めのタレが一層食欲をそそります。地元の人によると、蚵仔煎は牡蠣がプリプリ派とパリパリ派にわかれるそうですが、ここの蚵仔煎はプリプリ派の代表らしいです(笑)鮮度が良い小ぶりの牡蠣がたくさん入っており、口に入れる度に美味しさが広がります。また、事前にGoogleレビューで評判の良かった蛤スープも一緒に注文したのですがこちらも絶品!雑味がなく、蛤の美味しいところを詰め込んだようなスープでした。
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寧夏夜市には有名な豆花屋さんが2軒あります。迷ったのですが、今回は豆花荘へ行きました。
今回の旅行先を台湾にした理由のひとつは妻が豆花好きだったということもあり、楽しみにしていました。個別のトッピングも選べますがトッピングが3つセットになっているものが選びやすくお得です。ピーナッツ、タロイモ、くずきり餅にしました。注文は日本語OK。甘すぎず、いろんな食感が楽しめます。二人でひとつの注文でも問題ありませんでした。暑い時期は冷たいもののみだそうです。
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他にも食べてみたいもの、有名なものがあったのですが、到着が遅かったこともあり、ここで終了です。小規模ながらもじっくりと美味しい料理を味わいたい方にぴったりの夜市でした。
2. 士林夜市:台北最大規模のエンターテインメント夜市
士林夜市(Shilin Night Market)は台北で最も有名かつ大規模な夜市。地下鉄の剣潭駅から士林駅まで、およそ一駅分ほど続きます。どちらで降りてもいいのですが、私たちは剣潭駅から向かいました。
士林夜市はファッションやお土産店も充実しており、エンターテインメント性が高いのが特徴です。飲食だけでなく、アミューズメントやショッピングも楽しめ、まさに一日中楽しめる夜市です。ゲーム店が並び、地元の子どもたちで賑わう通り、洋服などショッピングを楽しむ通り、飲食店が並ぶ通りなど目的別にわかれていました。
印象的だったのは、なんとなく歩いていて見つけた福州世祖胡椒餅の胡椒餅(フージャオビン)。
目の前で大量に作っており、そんなに売れてるのか…と気になって購入。ジューシーな豚肉の餡にたっぷりのネギが入っており、胡椒が効いた香ばしい風味がやみつきになります。外はパリッとした焼き上がりで、ひと口かじると肉汁が溢れ出し、火傷しそうになりました。観光客に知られた有名店、という感じではなさそうでしたが、前評判なしに気になるお店に挑戦してもはずれない(むしろ美味しい)なんて、食の平均値の高さがうかがえます。
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士林夜市で元々気になっていたのは、台湾カステラのお店、樂古早味蛋糕。
大きい通りから1本入った、少しわかりづらいところにあるので、行かれる方はマップで位置情報を見ながらお店を探してください。持ち帰りかその場で食べるか聞かれますが、今回は持ち帰りで。というのも、ひとつがA3くらいの大きさなのです。ホテルに帰ってから食べましたが、軽い食感でどんどん食べられます。冷蔵で数日もつと聞き、2日にわけて食べました。
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あとは日本にもありそうですが、芋頭球(ユートウチョウ)。タロイモをゴムボールくらいの大きさに丸めて揚げたものです。コンソメやのりなどシーズニング粉を自分で振りかけます。軽い食感でいくつでも食べられそうな、安定した美味しさです。このお店は同じ店構えのものを士林夜市だけで3店くらい見かけたので、夜市のお店もチェーン展開しているのかもしれませんね。
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士林夜市は、多彩な食べ物とエンターテインメント要素が融合しているため、夜遅くまで賑わっていました。食事もエンタメも、わいわい楽しむのに最適な場所です。
3. 饒河街観光夜市:歴史ある門構えが特徴の雰囲気ある夜市
饒河街観光夜市(Raohe Street Night Market)は、台北市松山区に位置し、門構えが印象的な夜市です。通りの長さは士林夜市ほど広くはありませんが、歴史を感じる店舗や屋台が並び、地元の人と観光客が一緒に楽しめる雰囲気です。
松山には実は松山空港があるのですが、日本からの便は桃園空港発着が圧倒的に多いです。
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夜市に行く前に、近くの松山慈祐宮をのぞいてみます。煌びやかな印象で、地元の方も多く参拝されていました。台湾の寺院はお参りの方法が日本と異なるため、気になる方は事前に調べていくとよさそうです。
さて、夜市でまず食べたのは、東発号 油飯・麺線の麺線(カキソーメン)。
日本でいうにゅうめん(温かいそうめん)でしょうか。メニューはシンプルに3つだけなのですが、そのうちふたつの、麺線と肉羹(肉のとろみスープ)を食べました。麺はモツの旨みが凝縮されたピリ辛スープで、パクチーがいいアクセントです。スープは筍の風味が鼻にきて、シンプルながら奥深い味でした。イートインスペースは広いので、すぐに入れました。
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次は肉夾饃(ロージャーモー、ローガモ)。日本でも中国式バーガーという名称で下北沢などにあるそう。サクサクのパイ生地のようなパンに、しっかりと味付けされた豚の角煮が乗っています。トッピングを選べたので前の方と同じネギを入れました。パンに焦げ目をつけてから焼くなど、シンプルですがかなり手の込んだ調理方法でした。もちろん、美味しかったです。
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喉が渇いたので、屋台ではないですが近くのドリンクスタンド、可不可熟成紅茶へ。
こちらはレモンティー専門店とのことで、日本語注文もOK。Googleレビューでかなり本格的と書かれていましたが、レモンティーを注文したところ、本当にレモンがぎっしり!これで300円くらいなんて、日本ではあり得ないですね…
そのすぐ近くで、おばあさんが何やらとっても辛そうな真っ赤なスープを煮込んでいました。
辛いもの好きとしては、挑戦するしかないなと、酸辣湯麺を注文します。日本語も通じないですし、メニューも注文方法も全くわかりませんでしたが、身振り手振りとGoogle翻訳アプリを駆使して、なんとか注文。辛さはレベル1くらいで、この赤いスープです。
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妻はスープをすすっただけで「辛い!美味しい!辛い!」とレモンティーに戻ってしまいました。辛さを足すためにラー油を入れたところ、少量でとんでもないことに。でも旨い。その後別の日本人カップルもやってきて、同じように注文に苦戦していました。でも、辛いもの好きにはぜひ訪れてほしいです。カタツムリ麺?というメニューもあり、次行くときは挑戦してみたいです。
そして、ホテルへ帰るときに思い出したのですが、饒河街観光夜市で最も有名なものは胡椒餅。寺側の入口入ってすぐのところに行列ができているので、すぐ見つけられます。帰りに食べようと思っていたら、食べすぎてすっかりお腹いっぱいになってしまっていて、断念。皆さんはぜひ召し上がってみてください。
まとめ
台湾の夜市は六大夜市と言われる有名なところから、地元の人が利用するローカルなものまで、それぞれ異なる個性があります。今回私たちが訪れたのはそのほんの一部。ぜひ台湾を訪れた際には、皆さんも自分好みの夜市を見つけ、食べ歩きを楽しんでみてください。