競馬<ノド鳴りについて徹底解説>※症状・治療法・競争能力への影響について書いています
こんな質問をいただきました。
『ノド鳴りについて知りたいです。最近競馬をやっているとちょこちょこ耳にします。大体のニュアンスでノドが鳴る病気というのは推測できますが、実際にどんな症状で、復帰後の競争能力にはどれだけ影響がでてくるのか知りたいです。』
今回はそんな「ノド鳴り」について、詳しく調べてみたので記事にしました。
〇ノド鳴りとは?
〇ノド鳴りの原因疾患とその特徴
皆さんが知りたいことをなるべく簡潔に書いています。
◆読者さんへの前置きメッセージ
本記事を読むことで、ノド鳴りがどういった症状で、馬の競争能力にどんな影響を及ぼすのかを知ることができます。レースの予想中、出走馬の中に「ノド鳴りが発症した」という情報が入った際には、正しい知識を持って分析できるようになり、的中率や回収率の安定化に繋がることも間違いなしです!
もしこの続きを読まなければ、本命馬に「ノド鳴りの症状が出た」という情報が入っても、正しい知識をもっていないがゆえに適切な判断ができません。
それが競争能力に影響を及ぼすほどのひどいノド鳴りであれば、買い目に加えるだけ無駄です。お金をドブに捨てる行為と同じになります。そんなことをしていると限られている資金はすぐになくなってしまいますよね?
私や競馬仲間の友人もこれと似たような経験でその日の軍資金がなくなってしまい、メインで賭けたかった馬に賭けるお金がほとんど残っていないという事態に陥ったことがあります。
狙っていた馬は見事2着に入選したのにも関わらず、馬券は購入できていませんでした。もちろんその日の競馬は不完全燃焼で終わり、モヤモヤした気持ちだけが残りました。正直言って、後味最悪の一日でした。
そんな経験はしたくないですよね?なので、皆さんに私や友人と同じような経験をはしてほしくないと考え、この記事を書きました。アンラッキーな未来を避けたいという方は、是非最後までご覧ください。
では見ていきましょう。絶対に後悔はさせません。
〇ノド鳴りとは?
ノド鳴りとは、「ひゅーひゅー」や「ぜえぜえ」といった異常な呼吸音を発する症状のことを言います。
しかしながら、私たち競馬ファンが一般的に「ノド鳴り」と呼んでいる症状ですが、実は「ノド鳴り」という呼び方は総称でしかありません。
実際、その症状には「喘鳴症 (ぜんめいしょう、whistling)」という正式な名前が付いています。
そして、少しややこしいのが「喘鳴症」もその症状を表す総称で、「原因になる呼吸器疾患」によって引き起こされる症状のことを指しています。
以上の話をまとめるとこういうことになります。
「ノド鳴り(=喘鳴症)」=「原因疾患の症状の一つ」
〇ノド鳴りの原因疾患とその特徴
今回は喘鳴症の症状が出る代表的な原因疾患を3つ紹介します。
・症状
・治療法
・競走能力への影響
上記3点に焦点をあてています。
では、どうぞ。
①特発性咽頭片麻痺(とくはつせいいんとうへんまひ)
発症馬:ダイワメジャー、ハーツクライ、ゴールドアリュール
・症状:呼吸の際、特異的な声門裂の狭窄音を発し、重症例では呼吸困難に陥ることもあります。実際には「ひゅうひゅう」という音が聞こえます。
「特発性咽頭片麻痺」を一般的に「喘鳴症」と呼んでいる競馬関係者や獣医の方も多いそうです。
・治療法:咽頭形成術と呼ばれる手術を行うことで治療可能です。しかしながら、かなり高度かつ繊細な技術が必要とされます。
・競走能力への影響:競走馬としての機能が著しく低下してしまう馬も少なくない。
治療後の復帰一戦目は様子見することをオススメします。
②軟口蓋背方変位(なんこうがいはいほうへんい)
発症馬:フィーユドゥレーヴ
・症状:軟口蓋が喉頭蓋の背側に変位することにより気道を狭窄する疾患です。実際には「ごろごろ」という音が聞こえます。
・治療法:咽頭を引っ張る筋肉を切除するなど、いくつかの方法が確立されていますが、いずれの方法も成功率は6-7割と考えられています。
先ほどの特発性咽頭片麻痺とは違い、成長とともに良化する可能性が高いため、手術は積極的には行われません。
コーネルカラーという馬具による矯正も可能ですが、これはレース中には外さなければなりません。
・競走能力への影響:復帰してからも長い目で応援していれば、復活する可能性は高そうです。
③喉頭蓋エントラップメント(こうとうがいえんとらっぷめんと)
発症馬:リンカーン、シーキングザパール、グランアレグリア
・症状:エントラップメントは「包み込む」という意味で、喉頭蓋が肥大化したヒダに覆われてしまう疾患です。
・治療法:肥大化したヒダを切除する手術が一般的です。
・競走馬への影響:競争能力に影響を及ぼすことはほとんどありません。
復帰後のレースでは、「ノド鳴り」の知識がない方々は買うことを避けそうなので、調子が良さそうなら狙えそうですね。
まとめ
ノド鳴りにもいくつかの種類があり、その原因疾患によって競争能力への影響は異なります。これからは「ノド鳴りの症状が出た」という情報が入った時にはその原因疾患についても確認してみましょう。
どうでしょうか?「ノド鳴り」について少し詳しくなれたでしょうか?
この記事をしっかり読んでくださった方は読んでいない方々よりも「ノド鳴り」について深い知識が身に付いたはずです。
その差は競馬予想では大きな差を生みます。
今回の記事を読んで「ノド鳴り」について知れてよかった、もっと詳しくなりたいと思った方はいいねの方をよろしくお願いいたします!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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