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高齢化地区の自治会長を現役世代がやることになった話 その後
ちょっと期間があきました。
久しぶりの更新です。
1年間自治会運営に会長として携わってきてのまとめを書いていきます。
高齢化地区の自治会の実態
自治会加入率
うちの地区は70%くらいの加入率でそこまで悪くはないのですが
年に2桁世帯くらい人は減り続けています。
自治会から脱会する理由
若者
「仕事してるから無理」「育児があるから無理」「興味がない」
高齢者
「役員をする体力がない」「活躍できなくて申し訳ない」「もうゆっくりさせてほしい」
などなど。
実際の活動内容など
①回覧板
②会費の集金
③募金の集金(赤十字、赤い羽根)
④年二回の掃除(強制ではなく任意参加)
町内会としてはこれくらいしかありません。
ですが、「つらい」そうです。
見えてきた問題点
①コントロールできない地域団体の活動
例えば体育協会の「体育祭」
高齢化地区で競技者募集しても人来ませんよ。
何考えてるんだろうか。
70歳80歳走らせてどうするんだって話。
意見しても「頑張って集めてください」の一点張り。
お前らも含め歳を取ったんだ。
目指せ「年相応地域」です
②似たような福祉活動団体の被り
高齢者の見守り
高齢者の寿命延伸
高齢者の体操
もうね、似てるのは一つにまとめろよと。
団体の数だけ役員が必要になるでしょ?
③若者だけでなく高齢者も脱会してる現状
若者はいない、高齢者は疲れて抜けていく
多分ですが5年~10年後に滅ぶと思います。
④電子化インフラ整備が間に合わない
回覧板ピシッと止めて電子回覧板に切り替えられれば
紙の印刷コスト抑えられて自治会費の入金が少なくても運営できるけど
なんせ「年寄りが猛反対猛反発」
とりあえず回覧板と電子回覧板の並走という形をとって回覧板派が絶滅するのを待ちます。
⑤会員と非会員の差別化
入っても入ってなくても一緒じゃないか
となると会費は不要で役員の輪番はない「非会員」がお得。
馬鹿でもわかる。
抜けることにペナルティはない、書類もない、なにも困らない
現状抜け得状態。
抜けた人にペナルティ課すのも違うし
入っている人を優遇するのも「予算が必要」
まとめ
個人的に
スマホの登場で図書館や有識者、チラシ広告などの情報媒体が「不要」になったんですよ。そのため回覧板や近所の交流などが「煩わしいだけ」というデメリットとしか受け取れなくなってしまった。
地域行事に関しても
物がなかった昭和時代には重宝したでしょう。
ただ、令和の現代を見回せば遊びには困らない数々のコンテンツにあふれ
今どきの子供も自治会の行事なんて参加せずに家でゲーム。
時代の技術進歩も人と人が交流する機会を減らしているように思える。
セルフレジなんかがいい見本。
現代において人と人との交流は不要になってきている。
ご近所づきあいなんてもってのほか。
防犯防災に関しても
何かあったときのために!ではなく何かあってから考える
スマホがありゃなんとかなるといった具合。
結論
一応は自治会の存続延命活動はしているものの
なくなってしまっても問題がないんじゃないかとも思っている。
というか10年~20年のうちに全国的にほとんどなくなると予想してます。
さて、どうなっていくのか。
来年度も会長をやります。