テクニカル分析とファンダメンタル分析!バイナリーオプションでは両方活用
バイナリーオプションで取引をする時、分析は絶対に必要です。
分析の方法には
・テクニカル分析
・ファンダメンタル分析
と2つの方法がありますが、どちらか1つだけではなくテクニカル分析もファンダメンタル分析も活用するのが理想です。
テクニカル分析メインでサブ役でファンダメンタル分析をします。
ファンダメンタル分析はバイナリーオプションには無効だという人もいますが、方向性が確認できる重要な情報です。
テクニカル分析・ファンダメンタル分析とは
まずは両者の違いをみてください。
【テクニカル分析】
・過去のチャートの値動きから相場の値動きの予想をたてる
・短期~長期のどんな取引でも効力を発揮する
【ファンダメンタル分析】
・指標発表や要人発言などから相場の方向性を分析する
・短期よりも中期~長期取引に向いている
バイナリーオプションやFXなどの投資では、ファンダメンタル分析だけではどうしても相場を読み勝率をあげることはできません。
でもテクニカル分析と組み合わせると最強のタッグになります。
テクニカル分析
テクニカル分析とは過去の値動きパターンを元に、ローソク足・インジケーターなどを使い相場の値動きを予想するものです。
他にもラインを引いたり、時間帯による動きを捉えることもできます。
長期・中期だけじゃなく、短期の取引にも有効な分析方法なのでバイナリーオプションにはぴったりです。
ファンダメンタル分析
出典:Yahoo!ファイナンス
ファンダメンタル分析は経済に関係するニュースや各国の情勢などを元に、相場の方向性やトレンドの強さを予想するものです。
バイナリーオプションではこんな情報が重要視されています。
ドルの経済指標
・米雇用統計(失業率/非農業部門雇用者数)
・米FOMC政策金利発表
・米国GDP
・ISM製造・非製造業
ユーロ圏の経済指標
・欧経済指標
・ドイツ鉱工業生産指数
・GDP暫定値
・インフレ系指標
・IFO景況指数
ポンドの経済指標
・BoE政策金利
・住宅価格指数
・原油価格
・ネーションワイド住宅価格/HBOC住宅価格
各国の経済成長率や雇用状況・物価指数などを参考にしますが、他にも経済に関わる事件・事故なども大きく影響を与えます。
各国の要人発言にも注意が必要です。
・日本銀行総裁または副総裁
・米連邦準備制度理事会の理事または議長
・欧州中央銀行の理事または総裁
・各国の財務長官または財務大臣、財務官
バイナリーオプション業者が情報を提供していることも多いですが、他にもネットや新聞で情報収集することもできます。
日頃から世界の動向に注目しておけば大まかな動きは予測できるはずです。
テクニカル分析で分かること
まずはバイナリーオプションでテクニカル分析をすると分かることについてお話します。
テクニカル分析をすれば大きく分けて2つのことを知ることができます。
相場の方向性
相場には3種類のパターンがあります。
上昇トレンドなのか下降トレンドなのか、それとも動きが穏やかなレンジ相場なのかはチャートを見ればわかります。
ただそこだけをみてバイナリーオプションで取引をすると負けです。
相場は動いています。急に一時的に上下に動いたりして、エントリーとは逆方向になることも珍しくはないのです。
そこで役に立つのがテクニカル分析です。
過去のパターンから現時点でのトレンドの傾向やこれからの流れの予想など相場の方向性を見極めることができます。
トレンドの転換
相場は上がったり下がったり落ち着いたりを繰り返しています。
上昇トレンドから下降トレンドへ、下降トレンドからレンジ相場へと移り変わる時は転換ポイントがあります。
テクニカル分析ではその転換ポイント予測できるのです。
バイナリーオプションでは順張り・逆張りエントリーをしていきますが、テクニカル分析をしていないと逆張りはできません。
順張りは目で見て分かる相場の方向と同じ方向でエントリーします。
でも逆張りはトレンドとは反対方向へエントリーをするので、どのタイミングで逆行するかをテクニカル分析で見極めるのです。
身につけるべき知識
テクニカル分析をバイナリーオプションの取引に活用するなら、必ず身につけてるべき知識が2つあります。
ローソク足
チャートを構成する1つ1つの棒をローソク足と言います。
長方形の実態から上下に出ている細い長方形のことをヒゲと呼び、高値と安値を示しています。
たった1本にこれだけの情報が詰まっています。
いつも何気なく見ている人もいるかもしれませんが、ローソク足は奥が深くひとつひとつに重要な意味があるのです。
基本のローソク足の形だけは覚えてテクニカル分析に活かしましょう。
大陰線
周りのローソク足と比べて実態が大きな陰線のこと。上昇トレンドで出現したら転換サインです。
大陽線
周りのローソク足と比べて実態が大きな陽線のこと。下降トレンドで出現したら転換サインです。
小陰線
大陰線よりも実体部分が小さくなり、相場が迷っていることを示しています。若干売り方向に強い保ち合いです。
小陽線
大陰線よりも実態部分が小さくなり、これもまた相場の迷いを示しています。若干買い方向に強い保ち合いです。
上影陰線・上影陽線
実体が下の方にある陰線・陽線で上ヒゲが伸びている形。安値に向かう傾向があることが読み取れる。高値で出現した時は下落の転換点と判断できる。
下陰陰線・下影陽線
実体が上の方にある陰線・陽線で下ヒゲが伸びている形。買いが強くなる可能性が読み取れる。安値で出現した時は上昇の転換点と判断できる。
十字線
寄引同時線とも呼ばれる。実体がなく始値と終値が全く同じの状態。売りと買いが拮抗していて、相場の転換点と判断できる。
テクニカル分析をする時はローソク足は1本だけで読んではいけません。
相場の状況に応じて複数のローソク足を読むことで、テクニカル分析の精度は格段にアップします。
バイナリーオプションでは基本は必ず抑えておきたいところです。
①不連続線
②連続線(はらみ線・つつみ線・かぶせ線)
エントリーに根拠を持たせて勝率をアップさせるためにも、テクニカル分析は時間をかけてでも知識をつけることをおすすめします。
テクニカル分析とファンダメンタル分析の良し悪し
バイナリーオプションの取引ではテクニカル分析・ファンダメンタル分析どちらの分析も有効です。
ただメリットもデメリットもあるので頭に入れておいてください。
★メリット★
【テクニカル分析】
・為替相場の動きを視覚的に捉えることができる
・世界の経済に関する情報を得ていなくても使える
・機関投資家と情報格差が出ない
・マスターすれば勝率アップになる
【ファンダメンタル分析】
・中期や長期で相場を捉えてリスクを読み利益につなげる
・短絡的なトレンドや値動きに惑わされない
・相場が大きく動くポイントを予測することができる
☆デメリット☆
【テクニカル分析】
・インジケーターが多いので慣れが必要である
・突発的なことへの対応は難しい
・予測通りに相場が動かない可能性もある
【ファンダメンタル分析】
・正確な情報だけを見抜く必要があり分析にも時間がかかる
・機関投資家と情報収集能力がちがうので情報格差がある
・情報が届くのが遅くタイムラグが発生することがある
どちらが優れているかではなく、デメリットを補いあってより正確な分析でバイナリーオプションを攻略することが大切です。
テクニカル分析は単体でもエントリーの予測をたてることはできます。
ただ、ファンダメンタル分析だけではバイナリーオプションの取引の根拠にはならないので間違えないようにしてください。
最後に
バイナリーオプションではテクニカル分析があればいいという人もいます。
でもファンダメンタル分析は重要な発表直後の大きな値動きを予測したり、テクニカル分析の誤シグナルの回避にもなるのです。
情報量が多いのでまずは取引通貨と関係のある情報を集めてみましょう。
テクニカル分析は自分に合った手法をいくつか覚え、ファンダメンタル分析は日頃から情報収集をしておくことをおすすめします。
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