バイナリーオプションが業界から撤退してなくなるという噂の真相
バイナリーオプションでは撤退・なくなるなどの噂がよく飛び交います。
・ハイローオーストラリアが日本から撤退するらしい
・バイナリーオプション自体が業界から撤退してなくなるらしい
2020年現在ささやかれている噂は主にこの2つです。
日本人の多くが利用する海外バイナリーオプション・業者がなくなると、ダメージが大きい投資家は多いはず。
そこで撤退やなくなる噂の真相を探ってみました。
バイナリーオプションの撤退・なくなる話はない
噂を耳にして不安になっているトレーダーも多いと思うので、先に結論からお話させてもらいます。
【バイナリーオプションは撤退しない・なくなることはない】
というのが答えです。今のところそんな話は正式に出ていません。
ただ、2016年頃からバイナリーオプションが禁止になる国が続々と出てきているので撤退の噂も出回るようになったと考えられます。
2016年:オランダ・ベルギー
2017年:カナダ・マルタ・イスラエル
2018年:ドイツ
2019年:フランス・イギリス・デンマーク・イタリア
アイルランド・ポーランド
2021年:オーストラリアが禁止になる予定
なんとG7加盟国でバイナリーオプションを禁止していないのは、アメリカと日本の2ヶ国しかないのです。
状況は窮地かと思われますが、それでも取引人口は増加しています。
バイナリーオプションのトレーダーが右肩上がりの現状から見ても、撤退やなくなることはないと予想できるのです。
ただ、今後市場が小さくなる可能性はあると言われています。
現段階で撤退についての心配はないですが、動向に注意はしておいた方がいいでしょう。
撤退した・なくなったバイナリーオプション業者
実際にバイナリーオプション業界から撤退してなくなってしまった業者もすでにいくつかあります。
①トレードラッシュ
②24オプション
③Everyoption
④ボスキャピタル
⑤DMMバイナリー
①~④は純粋な海外バイナリーオプション業者ですが、⑤は日本の企業が規制を受けないために海外で設立したバイナリーオプション業者です。
4つの業者がなぜ撤退した・なくなったのか見ていきましょう。
①トレードラッシュ
キプロスを拠点に運営を行い、世界初の60秒取引をスタートさせたバイナリーオプション業者です。
2016年5月までの運営でそれ以降は日本から撤退しています。
撤退してなくなってしまった原因としては、キプロス証券取引委員会(Cysec)が、バイナリーオプションの規制強化をしたことのようです。
②24オプション
同じくキプロスを拠点に運営をしていたため、2015年に日本から撤退したバイナリーオプション業者です。
なくなった訳ではなく他国では運営を行っています。
ボーナスやキャンペーンが大胆で人気が高いバイナリーオプション業者だったので、がっかりするトレーダーが続出したのが印象的でした。
③Everyoption
もともと詐欺などの噂が絶えなかったバイナリーオプション業者です。
リッチベンチャーズ株式会社がベリーズで運営を行っていましたが、実態の詳細はあまり開示されていなかったので分かりませんでした。
明確な原因は分かりませんが公式サイト自体がもうありません。
世界中から口コミが集まるForex Peace ArmyでもCysecから警告を受けたことが報告されています。
④ボスキャピタル
2014年設立で人気が高かったバイナリーオプション業者です。
最低入金額5000円から・最低取引額1000円からと少額取引ができたので、お試し感覚でもチャレンジできる環境でした。
2016年に撤退してなくなることになったのはライセンス問題のようです。
無ライセンスで運営を行っていたので、規制により日本でのサービス提供が不可能となり撤退という道を選ぶしかなかったと予想できます。
⑤DMMバイナリー
DMMFXバイナリーオプションは日本の規制強化の影響を避け、今までの通りのサービス提供をするために海外からの運営に切り替えました。
移設したオーストラリアでもDMM100%出資の会社を設立しています。
同時に自社でのバイナリーオプションサービスはやめて、完全に業界からは撤退してなくなりました。
今現在も国内でのバイナリーオプションサービスは行っていません。
撤退やなくなる原因は2つ
実際に撤退した業者や完全になくなった業者を見ていくと、原因は2つあることが分かります。
①ライセンスや規制強化に関する問題
②単なる経営の問題
バイナリーオプションはギャンブルだ!と悪いイメージを持っている人もいるようですが、投資として人気はかなり高いです。
そのため業者も次から次に新しく参入してきています。
強豪が増えてしまうとどうしても撤退するしかない経営状況に追い込まれる業者も出てくるということです。
特にハイローオーストラリアは多くの業者に打ち勝ってきています。
強豪!ハイローオーストラリアも撤退してなくなる?
海外バイナリーオプションといえば、1番最初に思いつくのはハイローオーストラリアのはずです。
圧倒的な人気を誇り10年以上の運営実績があります。
ハイローオーストラリアは今まで幾度となく撤退・なくなるという噂が飛び交ってきました。
その原因はすでに判明しています。
・2013年の日本のバイナリーオプションの規制強化
・日本から撤退してなくなる業者の続出
・アプリの削除
・2019年のオーストラリアの規制強化
そんなハイローオーストラリアに最近また撤退・なくなるの噂があります。
4月や2~3年以内となると2021年~2023年ということですが、まずこの期間での撤退はないと考えられます。
どこからの情報が分かりませんが根拠のない噂がほとんどです。
実際、現在ハイローオーストラリアの運営はコロナの流行で投資意識が高まったことで右肩上がりで好調になっています。
このタイミングでの撤退・なくなるはありえないと言えるでしょう。
もし撤退して日本からなくなることになるとすれば、他国のように完全にバイナリーオプションが禁止された時だと予想しています。
ではなぜ撤退やなくなるという噂がでるのか
やはり噂の根源は日本のバイナリーオプションの規制強化です。
①日本で規制強化が行われる
②金融庁が圧力をかけ運営が難しくなる
③他国へ拠点を移し運営をする
④移転したことで撤退と噂されてしまう
そして最終的になくなるという大きな噂になって、SNSや2ちゃんねる・5ちゃんねるで広がってしまったという流れでした。
公式サイトにネットワークエラーが出ただけでも撤退と言われたことも。
噂なんてその程度のものなので、撤退やなくなるという話は公式からの情報だけを参考に判断すべきです。
今後のバイナリーオプションの動向
今は撤退やなくなることがないとしても今後はどうでしょうか。
プロトレーダーや海外バイナリーオプションとつながりのある人に意見を求めてみました。
すると全員が日本がさらなる規制強化または禁止をすることがあれば、撤退してなくなるだろうという回答でした。
ただ、大手は何らかの策で運営を続ける可能性も予想できるようです。
今後のバイナリーオプションの動向は、確実に読み取ることはできませんが撤退してなくなる可能性は低いと考えられます。
最後に
バイナリーオプションの日本からの撤退を心配していたトレーダーは安心できたでしょうか。
根も葉もない噂を信じてなくなるとがっかりすることはありません。
もし何らかの動きがあるのであれば、必ず利用しているバイナリーオプション業者から連絡が入るはずです。
何も言わずにいきなり撤退することはないので安心してください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?