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京都への一人旅(+大阪、滋賀、奈良) 三日目

前回からの続き。いよいよ最終日です。

長い旅にも終わりが来るもので、少々寂しいですが、今日で西を発つことになります。とりあえずは腹ごしらえです。

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私も生物なので、水が飲みかけなのは許してください。パンは昨晩駅を見に行った時に買いました。神戸屋と書いてあったので、ご当地メーカーだと思っていたのですが、そんなことありませんでした。ちなみに人生で3回目くらいのチョココロネです。普通に美味しかった感じです。これも余談ですが、私が滞在したホテルの中の自販機では水が100円で買えました。コンビニより全然安くて驚いたのを覚えています。

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昨日は寝坊してしまいましたが、今日は早起きできたので、今日こそは琵琶湖を見に行こうと思います。写真の東本願寺は駅からホテルまでの途中にあり、何度も隣を通過してはいたのですが、毎回夜だったので門が開いているを見るのはこの時が初めてでした。私は昔タイに住んでいたこともあってお寺と言えば金が贅沢に使われているといった程度のイメージだったので、紫の布は少々意外な組み合わせだと感じました。なんだかシックで素敵だと思います。紀元前のフェニキア人みたいな感想しか言えなくてすみません。

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そんな感じで京都の街並みをさらっと通り過ぎて、滋賀県は大津駅にやってきました。この間に、観光客らしきおばちゃんに観光客である私が路線を聞かれてしまうというハプニングがありました。「すみません、私はここの方ではないので」と咄嗟に答えたのですが、「ここの人」と言うのが正しかった気がします。でも、「ここの方」というのも地元の方に敬意を払っていると考えると間違いではない気もします。同時に、自分を「ここの方」と呼ぶのはなんだかアンバランスで変だという感情もあります。どっちが正しいのでしょうか。どっちも正しいというのが真相な気もします。今度その道の専門の方にお会いする機会があったら聞いてみようかと思いますが、それまでの間、この問題は琵琶湖に沈めときましょう。

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時刻は9時ごろ。10時過ぎから大学の授業を受けねばならないのですが、何も考えずに来てしまいました。割と考え無しの行動が目立ちますね。大阪では財布を買ってしまいましたし、案外衝動型なのかもしれません。写真からセブンイレブンが確認できると思いますが、その右隣にはスターバックスがありました。ここで出席することになりそうです。とりあえず駅の前の坂を下っていけば琵琶湖があるようなので、その通りに歩いてみます。こういうところは我が故郷神奈川県の大磯に似ていますね。名前もなんだか似通っています。大磯には一度しか行ったことがないのですが、いろいろあってあまりいい思い出がありません。

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坂を下って行きながら横に生える枝道を見ていると何やら気になる建物を見つけました。何の建物でしょう。このとき地図で調べてNHKだと判明したような気がしますが、記憶違いの可能性がかなり高いです。余談ですが、私はNHKが結構好きです。映像の世紀とかおすすめです。

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これも道中で見つけた建物です。これに限らず、街全体からちょっぴりレトロな雰囲気が漂っていました。

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湖に至る直前に踏み切りがありました。私は藤沢市民なんですが、これとか江ノ電とか、海に近いところを走る列車っていいですよね。あとこういう路面電車っぽさがあるとなおさら興奮します。

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琵琶湖についに到達しました。とりあえず大きい。現場からは以上です。写真からはわかりにくいと思いますが、岸辺には多数のビルが確認できます。この湖を中心に発展している感じなのかもしれません。例えるならばトロントとかシカゴとか、北アメリカの五大湖の沿岸が近いでしょうか。

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それにしても中々過疎っているようです。人はほとんど見ません。首都圏が人口過密なだけかもしれませんが。

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水鳥ならたくさんいます。

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特に何をするでもなく、ただただ水たまりを眺めていたのですが、授業があるのでそろそろスタバに行かねばなりません。大津にはまだまだ魅力があるようですが、とりあえずは駅まで引き返すことにします。

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例の電車です。ちょっと乗ってみたいんですが、あんまり滋賀で時間使いすぎるのもあれなので、まだ考え中です。フィルムカメラは感度が固定なので、光量を上げるには絞りを開いて、シャッタースピードを遅くしなければなりません。この写真はシャッタースピードを遅くしすぎちゃった感じです。ブレブレですね。これもまた余談ですが、フィルムの画素数は塗ってある原子の数だけあるはずなので、とんでもない高画素のはずなのですが、現像のときに使うスキャナがボトルネックになって画素数が下がってしまいます。上の電車の画像データは昨日の蕎麦の画像の10分の1の大きさです。画素数も大体そんな感じだと思います。

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通り過ぎる際に撮ってみました。線路の上って撥ねられそうでちょっとドキドキします。

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というわけで駅の方まで戻ってきてスタバに入りました。注文したのはチャイティーラテです。海外に住んでいたころはフラペチーノばかり頼んでいたのですが、日本に帰って来てからはこういうお手頃なのばかり頼むようになりました。といっても日本ではまだ二回くらいしか行っていないので今後どうなるかはわかりませんが。今のところ他に日本で頼んだことがあるのはソイラテだけです。子供の頃は親が負担してくれていましたが、自分で払うようになるとスタバの高さに胸が痛みますね。とはいえ、なんだかんだ良い作業環境ではあるのだなと実感しました。飲み物代としては高いですが、場所代と考えればかなりリーズナブルですよね。今後もこういうピンチの時は積極的に使おうと思わされました。稀に当てられることのある講義だったのですが、この日は誰も当てられることはなく、無事に乗り越えることができました。ちなみに私は理系学部数学・情報系学科です。この日の授業は経済チックなものでした。

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大津にも観光案内所があったのでお話を聞きに行きました。実は私は写真部の先輩から京都の南禅寺をおすすめされていたのですが、ちょっと時間がなくてそこまで行けるとは思えません。既に昨日訪れた二寧坂と同じ方面なので今回はパスすることになりそうです。南禅寺の見どころは琵琶湖からの水を運ぶ水路だと聞いていたので、今回はその代わりに上流の琵琶湖疎水を見に行ってみることにしました。ただ近くにあっただけ、というのは秘密です。写真はその道中の東海道らしき場所です。らしいというか、そう教えてもらったのでそのはずなんですが、長い長い道のほんの一部なのであまりピンときません。こういうちょっぴり観光地っぽい場所でも、営業のサラリーマンがいて、誰かの日常が動いているというのがほっこりポイントだと思います。

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なんだかとっても老舗っぽい風格のお店です。これも東海道にありました。他にも「東海道中膝栗毛」を片手に歩くおばちゃんがいたりして、不思議な空間でした。

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そんなこんなで道中も楽しみながら琵琶湖疎水に到着しました。ちなみに前提知識は何も持っていないので何もわかりません。とりあえずなんだか凄そう。

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きちんと予約をしてくれば、幾らかの代金を支払って、京都の方まで下っていく船に乗せてもらえるようです。私はもちろん予約なんてしていません。感性で生きているので当然ですね。私は人のプランに合わせるのが苦手なので一人旅が好きなんですが、こういうのは複数人で一緒にやるのがいいかもしれません。好みによりけりですが。

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この水路の右側の道を少し歩いてみました。左に見えるのが水路の柵です。神社があって二又になっています。

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右の道の先には何やら門が見えます。道路の右側には小学校がありました。中々面白い場所にあって、先生は羨ましいよ君たち。

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そのまま進んでみましたが、どうやらお寺みたいですね。ちょっとだけ気になりましたが、入山料がかかるみたいなので引き返すことにしました。時間もあまりありませんし。

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京都に一旦戻ろうと思って、近くの駅にやってきました。多分三井寺駅です。江ノ電タイプと言って通じるかわかりませんが、この駅は方面によって改札が異なるタイプでした。間違った方面の改札でタッチしてしまったので、インターフォンみたいなのを使って駅員さんとお話しました。インターフォンがちゃんとあったんですが、無人駅だったので最初は大分焦りました。駅員さんと話して、システム的にはどっちの方面も同じだから普通に反対のホームにタッチせずに入れば大丈夫だと判明したのですが、この時路線がわからなくて困っていると勘違いしたおじちゃんに話しかけられました。ちなみにこの人が第二村人です。大変ありがたかったんですが、上手く別れるのに30分くらいかかってしまい、乗りたい電車を一本逃しました。何にせよ、ありがとうおじちゃん。ちなみにおじちゃんは10万円を現金で持って新幹線に乗ったらスリに遭い、全額飛んでったので知り合いにお金を借りたり、神奈川県の鶴見に出張で来たりと、何かとエピソードが豊富な喫煙者でした。この辺りに住んでいて、この時は電車で来る友人を待っていたところだったみたいです。

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どこの駅だったか忘れちゃいましたが、途中で乗り換えました。なんだか電光掲示板の駅名もやたらゴツいですね。私的には大喜びなんですが、もっと短くしようとは思わなかったんでしょうか。不思議です。

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例の緑のやつに乗りました。京都に戻ったら昨日諦めた京スイーツを取り戻しに宇治に向かおうと思っていたのですが、既に1時を回っていたので少々悩みます。とりあえず昼食も取らずにスイーツを腹に入れるのは憚れるので、お昼をどこにするか考えます。

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京都に戻ってきました。お昼は宇治まで我慢しようと思っていたのですが、この時二本買っておいたフィルムは虫の息。新たに調達する必要が出てきました。実は昨晩駅の近くのヨドバシで探してみたのですが、ISO400のフィルムがなかったので、買わずに出てきてしまいました。ちなみにISOというのは感度のことです。改札を出て、カメラのキタムラでフィルムを手に入れました。お昼ご飯は店を探すのも時間がかかるのでみんな大好きすき家でカレーを食べました。実は吉野家派なのは秘密です。すき家のすぐ近くの東本願寺の境内を素早く散策しておきました。戻ってくるときには夜なので、このタイミングしかないというのが理由です。一番近いのでやっぱりここは行っておきたいと思っていました。父からもらった30年ほど前のカメラとレンズなので大きなゴーストが見られます。でもこれはこれでオールドレンズの楽しみ方なんだと思っています。個人的には結構気に入っている一枚です。明るくてフィルムユーザーにも親切なお天気でした。

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さすがにデザートにはちょっと遅すぎると思ったので、宇治をやめて奈良に行くことにしました。「どうして突然奈良?」と思うかもしれませんが、奈良にも行ったことがない、それ以外に理由が要るでしょうか?京都駅からはみやこ路快速で1時間ほどです。関西はどこの都市も近くて便利ですね。ちなみに宇治までは30分ほどでした。そういえば、昨日今まで使っていたバスのフリーパスが使えなくなっていたということが判明しましたが、電車を待つ時間を利用して京都駅の市バスの事務所に行ってきました。今後は利用してはいけないが、これまで使ってしまった分の代金は請求しないことにしてくださるそうです。正直に申し出て良い結果が返ってくるとすっきりしますよね。別に良い結果でない時が悪い時だとは全然思いませんが、ちょっといい気分です。

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車窓からの光景です。とっても良い雲が出ていました。光の帯は多分天使の梯子とか呼ばれる現象だと思います。京都と奈良の間はこういった何もなさそうな平原が広がっていて、タイムスリップしたような気分でした。さながら早馬で駆けているかのよう。もう一度乗りたいものです。

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奈良に到着しました。駅はそこまで大きくはないですね。静かな観光地といった雰囲気です。JR以外にも路線が走っているので他社の駅はもっと発展していて混雑しているといったこともあり得ます。

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これがどうやら観光案内所みたいです。実は法隆寺に行ってみたかったのですが、閉門時間に明らかに間に合わないとわかったので諦めました。法隆寺、奈良にあったんですね。日本史は小学校の知識で止まっているので完全に京都にあるのだと勘違いしていました。

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よくわかりませんが、門がここにあったとかそんな感じでしょうか?なんだか雨に降られそうなお天気でした。

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ローソンもこの街の流儀に従っているみたいです。

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とりあえず一番近くにあった興福寺の敷地に入ってみました。ここにも五重の塔がありますね。修学旅行生もたくさんいました。年齢層は京都より低かった印象です。たまたまかもしれませんが。

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真ん中にどーんと建っていた建物です。一体何の建物なのかはよくわかりません。正直あんまり好みじゃないんですが、何故なんでしょう?どういうわけかおもちゃっぽく見えてしまいます。縦横比か色彩あたりが微妙なんじゃないかとにらんでいます。

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やたらと急な坂がありました。意地悪ですね。

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奈良に来たからには鹿を見なければと思い、見に来ました。発情期だそうです。普通に怖いんですが。

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普通にいますね。たまに喧嘩してたりします。

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これはおそらく奈良市の美術館です。しれっと鹿が生息しています。

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東大寺にも行ってみたかったんですが、無理するとホントに帰れなくなっちゃうので潔く諦めます。平城京の中を電車から見たいと思って、近鉄奈良駅にやってきました。

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なんか凄そうな店があったので、家族へのお土産に三笠焼を購入しました。三笠焼というのは見た目はどら焼き味もどら焼きの名前だけ違うどら焼きです。奈良の呼び方なのかもしれません。

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サービスでお饅頭をいただきました。お茶は黒豆茶だそうです。こっちも欲しくなってしまいましたが、ここは我慢です。買えはしますが、荷物が限界です。

もう暗くて何も見えないし時間もない、ということで近鉄に乗るのは諦め、JRの駅へと戻ることにします。行きとは少し違うルートです。

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途中で見つけたキリスト教系の幼稚園です。私もキリスト教徒なので少し親しみを感じます。洋風ではなく、純和風というかお寺みたいな外観なのが珍しいですよね。余談ですが、横浜の外国人墓地はお寺が管理しているらしいです。

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奈良駅に戻ってきました。さっきより人が多い気がします。

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さて、京都へ戻って参りました。行きと同じみやこ路快速でしたが、外は暗くてあまり面白いものは見えない感じでした。京都で流行っている(といっても日本全国ほとんど変わりませんが)曲のプレイリストをダウンロードしてあったので、車内で聞いてみました。私は観光客ですが、他の人はこれに乗って家に帰るのだろう、などと考えながら音楽を聴いていたときのエモさと言ったらなんとも。行きの深夜バスでも、音楽を聴きながら妙にエモい気持ちになっていましたが、寂しいのは帰りも同じですね。二人旅とかだと、意識の中心は道連れ相手に向くので、道連れと一緒に帰ることで寂しさは緩和されるのだと思います。対して、一人旅というのは完全に街と自己の世界であるため、そういった誤魔化しが利きにくいといったところがあるのかもしれませんね。

ボックス席に座っていたところ、窓際にワイヤレスイヤホンの片割れが放置されているのが見えたので、終点の京都駅で駅員さんに引き渡しました。「私は奈良(ラにアクセント)から乗って来たんですが...」と語った時の私は誰がどう見ても関西人だったに違いありません。

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最終日になるまで知らなかったのですが、京都駅のすぐ近くに聳え立つ京都タワーの麓のビルにはフードコートがありました。最後の晩餐はここでいただくことにします。いろいろありましたが、京都に関係ありそうなものが食べたかったので京都ラーメンにしました。

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「座」というラーメンです。一体なんのこっちゃって感じですが、味的には醤油だと思います。ちょっと渋みがありましたが、美味しかったです。後からじわじわ来るタイプの美味しさです。

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もう少し食べたかったので餃子もいただきました。こちらも京都のものみたいです。味はよくも悪くも餃子の王将でした。この店を貶すよりは餃子の王将の再現度を称えるべきだと思います。独特の渋みがありますが、これが逆に気に入りました。ちょっと渋いのが京都料理の特徴なのかもしれませんね。思えば昨日の蕎麦の汁もしょっぱさ控え目だった気がします。

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バスまでは少し時間があったので、渉成園にやってきました。街おこし計画の一貫として、実験的にライトアップしているみたいです。これからどうなっていくのかはわかりませんが、私が行った時は無料で入れました。フィルムカメラでも撮ったんですが、夜間の撮影はやっぱり難しいですね。

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いい雰囲気の庭園でした。

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ここにも紫の布がかかっていました。色にも何か規則や意味があるのかもしれません。おそらく東本願寺とも関係がある(東本願寺に渉成園の案内板がありました)ので、それもあるかもしれませんが。

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ホテルに戻って荷物を回収しました。朝11時頃がチェックアウトの時間だったので、琵琶湖に行く前にチェックアウトを済ませて、荷物だけ預かっていただいていました。荷物を取りに行った際に化粧室を快く貸していただけたので、コンタクトレンズを外すなど諸々の身支度を整えることができました。大変ありがたいことです。五条烏丸という中々に便利な立地ですが、Airbnbを利用して二泊で6000円程度と比較的安価に滞在できました。普段はもう少し高いようですが、必要なものは大抵揃っているのでおすすめです。勝手に喧伝するのは気が進まないので、名称は記載しませんが、上の写真からギリギリ読み取れると思いますので、気になる方は目を凝らしてみてください。

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駅までは何度も通った大通りではなく、二日目に猫を発見した裏道を通って行ってみることにしました。写真の建物は同期会館らしいです。何の同期かは全然わかりませんが、とりあえずそう記された札が下がっていたのでそうに違いありません。我々も欲しいです。

手段がなかったので、今日のお風呂は諦めていたんですが、途中で銭湯を見つけました。知っていれば利用したんですが、ちょっと見つけるのが遅すぎました。次回同じホテルに泊まったら荷物を預かっていただいて銭湯で身体を清めてから出発するのが良さそうです。

なんだか賑やかな声が聞こえてきて、近くに酒場があることに気づきました。今回はコロナ等もあって無理ですが、また来たときにはもっと酒場などに顔を出して地元の人とコミュニケーションを取りたいと思っています。今回会話した現地人はホテルの方と店員さんを除けばたったの二人なので、これは次回までの宿題です。

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ヨドバシの脇です。なんだかもうクリスマスですね。

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京都駅内のお土産店も軒並み閉まっていました。私の暇を潰してくれるのはこの七色に輝く滝だけです。ちなみにこの左にはお手洗いがありました。

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バスターミナル付近からの光景です。ホテルや栄えている地域とは反対側にバス乗り場があります。ちなみに右下に写っているのは私の指です。深夜バスに不慣れで随分とアバウトな集合場所指定に緊張していたので、動揺が写真に現れてしまったのかもしれません。海で言うところの桟橋みたいな場所があって、そこからバスに乗り込むのでその近くに待機していれば大丈夫です。バスの時刻表とかもそこに貼ってあります。

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こんな感じです。

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京都を去りバスに乗ることしばらく、土山サービスエリアに到着しました。行きと同様に不慣れであまり寝付けません。行きのバスは全て脱ぎ捨てたくなるほどの灼熱でしたが、帰りは少し肌寒かったです。ちなみに土山は滋賀県です。神奈川から出発すると、大体静岡、愛知、滋賀あたりを通過したらもう京都です。遠いと思っていたんですが、通る県の数は案外少なくて不思議です。静岡と愛知が細長いのかもしれません。

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何故か小数点以下まで書くコンビニを発見しました。一体どういう意図なんでしょうか。とてつもない恐怖を感じた。

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静岡県掛川も通りました。掛川にはこの夏に一度だけバイトで行ったことがあるのですが、大磯と同じ理由であんまりいい思い出がありません。バイト自体は楽しかったんですが。

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シャワーも浴びれちゃうみたいです。サービスエリアというのはこういう施設だったのかと今更気づきました。さすがに短い停車時間でゆっくりするわけにはいかないので今回はパスですが、いつか使ってみたいものです。

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実は結構人気らしい海老名サービスエリアです。私は神奈川県民なので、出てくるのが序盤過ぎてあまり恩恵を受けたことはありません。とりあえずもうすぐ着くというのはよくわかりました。

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横浜へ戻ってきました。いつもはかなりの人で混みあうこの地下改札ですが、早朝はさすがにスッカスカです。

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バスの次は電車に揺られること数十分、故郷に帰ってきました。朝ご飯は肉まんにしました。この時はまだファミチキも並んでいた気がするんですが、まさか街から姿を消すなんて。

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あと一枚分だけフィルムが残っていたので消費してしまいました。これで旅はおしまいです。27枚撮りのフィルムを2本持って行ったのですが、一本京都で買い足して、結局は節約して使っても81枚分消費するという非常に充実した旅となりました。先述の通り、人との関わりがあまり持てなかったのが一つの大きな課題です。私は人が真の意味で一人になることはないと思っています。一人旅とそれ以外の違いというのは、現地の人と密に関わるか既存の友人と関わるかの違いだと思っているので、時期的に仕方がなかったと言うこともできますが、やはりこれはゆくゆくはなんとかする方向で行きたいです。突然琵琶湖に行きたくなったり宇治に行きたくなったり奈良に行きたくなったりと予定が二転三転しましたが、この自由度が一人で旅することの醍醐味だと思うので、これはこのままでいいと考えます。ホテルも取らずにとりあえず行ってみるというタイプの友人もいますが、私には真似できそうにありません。基本的には安定重視タイプなので、これからもホテルは確保する方針でいたいです。ただ、一つの場所を拠点にするのではなく、複数の拠点を飛び移りながら進むというのはいいかもしれません。JR西日本の「どこでも切符」や「関西どこでも切符」が気になっているのですが、これらを使う際も宿は複数にするのが良いかもしれない、とぼんやりと考えています。

お付き合いいただきありがとうございました。


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