体が描けるようになった話
キャラクターイラストを始めたばかりの頃、どうしてもいいポーズが思い浮かばなくて本屋さんで資料を探したことがありました。
アクションポーズ集とヌードポーズ集を買って描き始めたのですが、なんとも言えない残念なものしか描けません。
ポーズが硬いというか、生き生きしていないような、体が操り人形のようにぎこちないイラストばかりになってしまうのです。
当時は「今が下手でもそのうちレベルが上がってなんとかなるだろ!」と思っておりましたが、最終的にそれが解消されたのはパルミーの「ジェスチャードローイング」という講座をある程度取り組んだ後ぐらいでした。
有料の講座内容なので詳しく書きませんが、知りたい方は調べてみてください。個人的にパルミーの中で一番効果を実感できたおすすめの講座です。描いている最中も講師の方がすばらしいアドバイスを話してくれるので、楽しんで取り組めました。
初期の頃の問題は、「体の各パーツを分けてとらえると体が硬くなる」ということでした。頭を描いて、首を描いて、肩と胸とお腹を描いて、上腕を描いて…というように各パーツの輪郭線をチマチマ追っていると、最終的にぎこちない体になってしまいます。ちょっと伝わりにくいかもしれないですが。
今では「参考にしたいポーズを大きく捉えて全体的に少しずつ描く」ことを意識しています。今ちょうど「真夏のブラックキャット(にゃんこ大戦争)」のラフを描いたので次回、具体的なラフの描きかたを初めから解説したいと思います。(有料になります)
クリスタ上で消しゴムや複数のレイヤーを使っていますので、アナログ専門のかた向きではないかもしれませんので、ご注意ください。
ちなみに、「ジェスチャードローイング自体が上手くならない!」と感じてもあまり気にしなくていいと思います。私はジェスドロは上手くいかないのに本番のイラストが変わった、という感覚を味わいました。楽しかったら続ければ良いと思います。
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