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メイブァンファー! 2023/11/3


文化の日だ。
祝日が平日に当たる日は、お仕事は休みだけどワイドショーは通常運転してたりして、なんだかちぐはぐな気持ちになる。羽鳥さんも休めばいいのに。

今日のおめざは柿。レモン汁をたらすとおいしいと、ともさかりえのInstagramで見て実践する。確かにー。


しかし暑い。半袖Tシャツで家のことをすると汗ばんでいる。とは言え毛布を洗っている。冬用のラグをはたいている。

何か少しだけお腹に入れてから出かけたいので、ラス1だった冷凍クロワッサンを温めて食べた。台所で立ったまま、この手のパンで避けられない食べかすはシンクに受け止めてもらう。さっき掃除したばかりのシンクにゴミ(さっきまではクロワッサンの一部だったのに、ゴミって)がたまる結果に。


電車に乗って梅田へ向かう。lateralで酒徒さんと白央さんのトークイベントがあるのだ。酒徒さんのレシピ本刊行にともなうもの。Twitterで見かけたもちろん瞬間即予約した。もちろん。

ちなみに今日のイベントは撮影禁止らしい。

昨晩あらためて本をじっくり読み返してからの参戦だ。最近読んだレシピ本の中でも飛び抜けて面白いし、食卓への影響力が高いだろう。すぐ実践できるし、グレードアップしそう!お料理したい!と思わせてくれる本。


会場へ入るとほぼ満員状態で席が無い。奥のテーブルに今野ぽたさんの顔を見つけると、「こっち空いてるよーん」とジェスチャーで教えてくれた。(実際のぽたさんはすごく丁寧な方なので私の脳内再生言語です)お隣にお邪魔する。

以下はイベント中にスマホにしていたメモや感想の羅列である。記載の言葉そのままを酒徒さん白央さんが発していたわけではなく、意訳や省略が入っていること、文脈や前後の情報が抜けていることを添えておく。

なお、長いです。


  • 大学まではほぼ料理せず、でも目玉焼きは自分で加減したいから作っていた

  • 日本における中華のトレンドは辛さや濃い味。だが回帰する流れも来ている

  • 本の中のテキストを作り手本人が全部手がけることでおいしさを最大限伝えている。最近増えたとはいえ、珍しい

  • さすが、酒のお代わりが早め

  • 「あたらしい中華」は新しくない

  • オイスターソースや鶏ガラ顆粒などの調味料が必要ない、というのがこんなにウケると思ってなかった
    本場では使わないという話ではなく、地域で偏りがある
    使う料理が本に乗ってないということで、なくても作れるようにまとめただけ

  • あの茶碗蒸し、上海で目の前でオバチャンがつくってくれめ、こんなに簡単で旨いと感動した。13年前の感動を追体験してくれて嬉しい

  • 黒酢と紹興酒問題は、ワガママを言った部分、どこまで求めるかで使用するか否かを判断

  • リビングに紹興酒のカメ(23リットル)あるらしい

  • しょうゆを中国産にするとワイルドにな味わいになる

  • 油の立ち位置、アイツは調味料だ

  • ()内の指定は心の叫び

  • 飲茶の本場広東での定番の食べ方、必ず野菜をひと皿頼んで一緒に食べてる。この食べ方をすると体が詰まらず、理にかなっている

  • 酒を飲むと、した会話は忘れてるけど、食べたもの飲んだものは覚えている、という話の時に横でぽたさんが頷いていた

  • 白酒と中華、白酒がキュッと脂を切ってくれる…感の話がたまらなかった

  • になべあたま は、北京の大五郎みたいなもんだ

  • メイブァンファ は中国語で、どうしようもない(ライトな意味合いのよう)

  • 苦手な料理でもひとかじりして舌に覚えさせると良い

  • 酒徒さんは原理主義で、創意はほぼ加えず現地の味の再現に終始する。これやってみたらおいしそう、みたいなアレンジはない

  • やはりウーウェンさんの話とつながるところが多いな!コネクティングドッツ!

  • 羊の臓物が日本で言う鮮魚(流通の話)


瓶ビールを2本飲む間ずっと夢中で話を聞いていられた。本にサインをいただき、白央さんにご挨拶して会場を出る。


サインを待つ列に並ぶ間、BGMが花嫁で嬉しかった。昔から付き合いの深いご近所さんの十八番なんだ。よく一緒に歌ったな。お子さんが息子さんだけのご家庭で、我々姉妹を娘のように可愛がってくれるのだ。「娘っていいわ〜」って。たけちゃん元気かなー。


ぽたさんと一緒にハービスまで歩いて、本のイベントへ。シカクが出店されているそう。シカクにはわたしのZINEを扱っていただいているので、たけしげさんにきちんとご挨拶と御礼を言いたかったので会えて嬉しい。

店番をされていたナオさんにもご挨拶し、わたしは失礼することに。なんだか疲れたのでブラっとしてから家に帰る。最近大勢の人が集まる場所に疲れがちである。

会場であるハービスの3階には雑貨屋がいくつかある。来たことのない場所だったのでササと見回ってみたのだが、全部とっても、超いい!欲しい食器を見つけまくってしまったのでそそくさと帰る。買ってしまう。怖い。だが今後チェックすべき食器屋としてリストinしよう。


蔦屋書店に寄り仕事の資料を買ってそのまま我が町鶴橋へ戻る。無性にチャーハンが食べたくて味一に寄ってむしゃむしゃと食べ、家に帰って洗濯をたたむ。お風呂に浸かって花嫁を歌う。ストレッチをフルセットこなしたら21:30、寝てしまった。


今日のご意見

「お好みの味に調整」とか「好きな味に作る」って、よく見る言葉だけど結構スキルが要ると思うんだよな。好みに合致するレシピを見つけるのは大変すぎるし、オリジナルでそこにたどり着くには経験値が要る。



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