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Tycoon-Senetorのアジア的Pay Back
先日、カンボジアのフリージャーナリストのメチャ・ダラ氏が引退に追い込まれた。その経緯は一部の良心的日本語報道で報じられたものの、その一方で心無い発言をする者も居て、気性が温厚なことで知られる私ですら「それは違うでしょ?」と考え込んでしまった。それはともかく事の発端から説明することにする。
2024年9月12日、アメリカ合衆国財務省は「カンボジアタイクーン」の異名を持つリー・ヨンパット(李永法)上院議員及び彼の経営する会社、L.Y.P.グループ及びO-Smach resort(以降オスマックリゾート)を「特殊詐欺における人身売買と強制労働という深刻な人権侵害に関与している」として制裁対象に指定。カンボジア外務省は米当局の決定に対して「深い遺憾の意」を表明した。
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制裁措置詳細は下記リンクを参照して頂きたい。ちなみに米当局の資料を引用すると「アメリカの陰謀に乗ったのか」などの信じられないような反感を買うことがあるが、この手の報告書には国連の意向も反映されていることも知って頂きたい。UNODC(国連薬物犯罪事務所)は特殊詐欺も担当している。
記事作成の為、資料収集や取材を行っています。ご理解頂けると幸いです。