9年間埋もれさせていた宝物
我が家は、とある田舎町の住宅街にある一戸建て。
もともと土いじりは好きでなく、ライターになってほぼ毎日時間に追われて仕事をするようになってからは、ほったらかしで庭も畑も恐ろしいほど草だらけになっていた。
自分でも「草取りしなきゃ、片づけなきゃ」と思ってはいたものの、家の掃除と片付けだけで手一杯だった。
というのは逃げの言葉で、心に余裕が無かったというのが本音。
そんな我が家の状態を見かねた母が昨日、叔母(母の妹)2人と共に庭と畑の片づけをしに来てくれて、半日かけて片づけてくれた庭と畑は見違えるほどきれいになっていた!
久しぶりに庭の地面を見たよ。
そして、庭にレンガを並べて作った花壇が久しぶりに表れて、ちょっと胸が詰まった。
9年前に亡くなった父が元気だった時に、作ってくれたものだった。
ずぼらな私の為に、植物を植えやすいように作ってくれた花壇で、もう何年も忘れていた・・・というか、忘れようとしていたものだった。
大好きな父が亡くなった時に私の心の中で何かが壊れ、あまりの辛さに父を想い出すものを見たくないという気持ちがあって、毎日見る庭にある花壇を雑草の中に埋もれさせていた感がある。
でも、今は、父と一緒に花の苗を植えたことを懐かしく愛おしく思えるほどの余裕があった。
そして、庭と畑を綺麗にしてくれた母と叔母たちに感謝でいっぱい!
来年からは、もうちょっと心にゆとりをもって、庭と畑を管理して行こう・・と心に決めたのでした。