【ビリヤードの“厚みズレ”は「非利き目」のせい?】

割引あり

note初投稿となります。
レッスンやオンラインスクールでお伝えしている内容を体系的に管理するために始めました。
初めのうちは、挿絵や動画解説がない文字ベースのものとなります。(いずれ載せると思います)


「狙ってるつもりなのになぜか外れる…」を解消する方法


【無料記事(導入~解説)】

「いつも微妙に狙いがズレる…」
「キュー先をしっかり見ているはずなのに、思った通りにボールがいかない…」

ビリヤードをしていて、こんな経験はありませんか?
もしかすると、あなたの“目の使い方”に原因があるかもしれません。特に多いのが、『非利き目』でキューを捉えてしまうパターン。
「非利き目ってどういうこと?」とピンとこない方も多いでしょう。しかし、ビリヤードでは“利き目”と“非利き目”の役割を知るだけで、厚み取り・狙いの精度が大きく変わるんです。


1. “非利き目”がキューを捉えてしまう?

ビリヤードは両目を使うスポーツですが、実はどちらか一方の目が“最終的な狙いの基準”を取るケースがほとんど。これを利き目と呼びます。カメラのファインダーをのぞいたり、銃の照準を合わせるときに使う目が、あなたの利き目であることが多いです。

一方、もう片方が非利き目。両目とも中心視野(ピントを合わせて見ている部分)を持っていますが、脳が「どちらを優先して見るか」を決めるとき、中心視野は、利き目の情報をベースにする仕組みになっています。

では、ビリヤードで“キュー先をしっかり見よう”としたとき、どうして非利き目の映像に頼ってしまうのでしょうか? 主な理由は以下の通りです。

非利き目は周辺視に回りやすい

ビリヤードで的球を狙うとき、多くの方は利き目をメインにして“的球そのもの”を中心視で捉えようとします。すると、キューは視界の周辺に入ってきますよね。

中心は利き目の映像を、周辺は非利き目の映像を見る

  • 人間の脳は、左右の目の映像を重ね合わせ、1つの映像に統合します(両眼視)。

  • ピントが合っている部分は両目とも同じところを見ているので、問題ありませんが、周辺部分の視界は、左右の目の位置からそれぞれの視界として捉えます。このときに視界が2重にならないように脳が片方の映像を部分的に抑制(弱める)しています。

  • このとき、中心で利き目を使っているので、代わりに周辺視野は非利き目を使おうと脳で判断され、周辺視野で見ているキューは非利き目の映像が相対的に優先される状況が生まれてしまうのです。

まとめ

  • 利き目で的球を、非利き目でキューを見てしまうズレが厚みの狂いを生みやすい。

  • 周辺視としてキューを捉え続けると、脳が「真っ直ぐ」に補正しているつもりでも、実際には別の方向を見ている可能性が高い。

  • 特に動作のラスト(撞く瞬間)で「合ってないかも」と焦り、こじってミスするケースが多い。

  • 「ストローク中にキューの動きをしっかり捉えよう」と頑張るほど、逆に非利き目をベースとしたズレが生じる可能性があるのです。

もし「自分は正面から見てるはずなのに、なんだか当たる場所がズレる…」と感じているなら、まずこの問題を疑ってみてください。


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