伊良部島!交流型ゲストハウス(2024年5月)
いつもは、自然環境や文化に関わる記事を上げていますが、今回は趣旨を変えて5月に滞在した交流型ゲストハウス、伊良部ジャーニーINN(Irabu Journey Inn)と宮古・伊良部島について紹介します。
いやー、シェアハウスでの出会いも交流も、海のキレイさも、夕陽も、夜空の星のキレイさも何もかもが期待を大きく上回るレベルで、めちゃ楽しく充実した一週間でした!
人生初の沖縄県上陸
実は人生初の宮古島というか、沖縄県自体が初めでした。
皆に「沖縄本島に行かず、いきなり宮古島?しかも伊良部島??どういうこと?」って言われました、、笑
海外は70か国以上行っていて、国内も44都道府県くらい行ってますが、沖縄県はこれまでご縁が無かったんですよねー。
今回も沖縄本島に寄る予定が、伊良部の下地空港直通の飛行機が安く、本島は未開拓です。
(無意識にメジャーどころを外しているのかなぁ)
この一週間、初日の数時間を除き、ずっと天気が良くて、堪能日和でした!!
ご縁に導かれ伊良部島へ
きっかけは昨年2月の飲み会。プレーリーカードのローンチパーティーでした。
プレーリーカードは北千住コミュニティ繋がり(姉妹シェアハウス)で応援している、デジタル名刺のサービス。昨年2月の公式ローンチパーティーに参加した際に、最初に声をかけたのが、若手建築家の方。
彼が伊良部ジャーニーINNのオープンのために、既存物件の改築・リノベをしていたことで知りました。
その後も、この宿でイベントした千住界隈の友人がいて、インスタでフォローしており、近々行きたいなと思っていました。
伊良部ジャーニーINN
交流型ゲストハウスとは?
交流型ゲストハウスとは「宿泊者同士の交流を目的としたゲストハウス」のこと。
伊良部ジャーニーINNのウェブサイトでは以下と説明しています。
その名の通り、ホント、滞在中、毎日、ゲストの方、スタッフの方、周囲の繋がりできた方々と色々遊ばせて頂きました!
夕方に徒歩数分の佐和田の海岸で夕陽観たり、車で少し離れて17ENDで観たり、夜に白鳥岬から星空を観たり、ご飯食べ行ったり、
そして毎晩、ゆんたくと呼ばれる、皆が一品持ち寄りの夕食会!~からの飲み会と、寝不足な毎日ですが楽しかったです!
ヘルパー制度 (フリアコ)
スタッフの方々が「ヘルパー」と呼ばれていて、何だろうと思ったら、ゲストハウスに「ヘルパー」って制度があるんですねー!初めて知りました
無料で滞在する代わりに宿のスタッフとして無償で従事すること。どのくらい仕事するかは宿次第。
隔日で半日ずつとか、週に5日でフルタイムとか色々あるみたいですー
無料で滞在する、Free accommodation=フリアコっていうらしいです~スタッフの皆さんもめっちゃいい人で気さくで、何よりゲストにちょいちょい声をかけているのが印象的でしたー!
一人旅の人が多いから、中々溶け込めづらい人もいる中、ステキな気遣いでしたー
様々なバックグラウンドのゲスト♪
GWの最終日に行ったので初日、翌日でガラッと入れ替わりました。
前半はいわゆるサラリーマン系の人が多い。後半は仕事の自由度が効く人だったり、キャリアの合間で来ている人だったり!
みんな良い人ばかりで毎晩、楽しかったですねー
毎晩「ゆんたく」でワイワイ
ゲストハウスは基本は素泊まりで食事はついていません。交流型ゲストハウスの中には、ゲストが一品持ち寄る夕食会が行われているところも多いです。「ゆんたく」と呼ばれます。
伊良部ジャーニーINNでは毎日、ゆんたくでしたー!
19時半から皆でご飯!ワイワイしていると、気づいたら日付を越えている!!
旅で偶然知り合った人たちとの交流が好きな人には、マジで良い仕組みです!
伊良部ジャーニーINN気になる方はこちらから予約できるそうですー。お値段も手頃ですし、レンタカーも宿泊客は格安で借りれますー!
国内屈指の透明度を誇る海!
いやー、宮古・伊良部島の海は凄まじくキレイですね!事前情報なしで行ったのもあり、期待を遥かに超えるレベルでした!
シュノーケルでこの透明度
これまで、そこそこ色んな国や地域でダイビングしてきたけど、シュノーケルでこれだけ見れるなら、気軽だし、タダだし、これでよくない?ってレベルでキレイでしたー!
海面でこれだけ見れるなら、ダイビングするなら、海底の地形狙いか、大物狙いか。
ダイビングでよく見る南国の魚達はシュノーケリングでもたくさん見れます!
浅瀬にウミガメ
新城海岸でウミガメも見れました!
干潮時もあり、海岸すぐで膝下くらいの深さにウミガメが二匹!
カメが草食べてるのずっと見てられます
スマホを置いて海に入ったので写真は残っておらず。。この砂浜でしたー
仕事終わりにシュノーケル
ワーケーションなので普通に終日仕事してた日もあったのだけど、満潮に近くなる夕方から皆で、中の島へ!
宿から車で10分くらいのとこ。
シュノーケルでこのレベルはヤバい!!
海中の動画はスタッフの方が取ってくれたのを拝借しています~(Noteは動画つけられず、動画のスクショ)
仕事終わりなので、ちょうど夕陽が沈む時間でしたー
久しぶりの海潜り。中々耳抜き上手くいかず、息も続かないから長めに潜れなかったけど、慣れたら初心者のダイビングくらい楽しめるとおもうー
宮古島がキレイなもあるけど、天候にも恵まれたなー!かんしゃー!
星で埋め尽くされる夜空
宿、海と来て、お次は夜空!
伊良部の白鳥岬の星空
伊良部島は夜は街灯もほぼないので、ゲストハウスから車で10分くらいの高台(白鳥岬)に行くと、夜空に満天の星が広がります~
期間中に2回、観に行きました!
最近、ここまでの星空を観る機会が無かったから、めちゃ感動!!!
(ケニアの未電化地域のマサイの村に住んでいた時、ウガンダの田舎行った時以来の超満天の星空!)
いやー、それにしても今のiPhoneって凄いね!加工なしでこれだけの星空と人を捉えて写真に残せるなんて!
10秒のナイトモードにして、全く動かさないでシャッターを切ると、30秒露光になる。
僕は下手なので数回に一度しか30秒にならなかったけど、30秒露光できるとこれだけの星が写る!
この写真は合成じゃないです、、笑
iPhoneを2台使って、一つを30秒の露光にして、もう一つを被写体(人物)に対して数回だけフラッシュをたくと、
発光していない人物もこれだけクリアに写るようです~!
僕のはiPhone12だけど、それでもちゃんと写るんだねー。皆と映っている写真はiPhone14なのでもっとたくさん写りますー
毎日楽しみな夕陽(サンセット)
宿、海、夜空と来て、夕陽!
毎日のサンセットが楽しみ
滞在中は夕方はほぼ毎日晴れていたから、キレイな夕陽を見る事ができました!
夕陽も日々変わるから飽きないよね~
夕方なので、宿のある伊良部島でしか見てないけど、宮古、池間島、来間島にも良いスポットがあるんでしょうねー!
ゲストハウスから徒歩数分の #佐和田の浜
17END
伊良部の下地空港の隣にある有名なビーチ
一人でゆっくり見て想いに拭けるのも良き!
皆でわいわい、青春みたいに騒ぐのも良き!
中の島
上でシュノーケルした中の島もキレイでしたー
一度、夕陽が沈んでからの薄明にビーチで瞑想してたら、良い感じになり、気づいたら20分くらい過ぎてましたwww
夜の時間に遅れて迷惑かけてしまいました~苦笑、、、ごめんなさいww
グルメ
今回の旅中、どこでご飯食べてもマジで美味かったですね。
ゲストハウスの夜のゆんたく(持ち寄りディナー)も良かったけど、お店で食べる飯がマジで美味!!
※以下は全てランチかカフェ利用(夜はゲストハウスで食べてたから)
燦(さん)のTKS(卵かけそば)
伊良部島にあるお店。宮古そば?沖縄そば?、マジで美味い!
ここは一番美味いという噂も!
伊良部そばかめ
ゲストハウスから徒歩5分!
午前中に仕事して近所で済ませようと思い来店。
GW過ぎて数日してて、島の中歩いててもほとんど人に合わないから、ガラガラじゃないの?って思ったら、12時前なのに並んでるww
12時前に来て正解だった!12時過ぎたら結構な人が並んでましたー!
ここのそばも美味い!!
もずく麺屋んつばた
こちらは宮古島!
友人に紹介してもらい、行ってみた!
元々もずく好きだけど、いやー、ここのは別格だねー!
もずく麵も美味しいのだけど、お替り自由な普通のもずくが旨い!
酢につけるだけでなく、麵つゆに入れても美味しい!蕎麦ともずくを交互に食べてたら麺つゆなくなって、100円でお替りしましたww
新和食堂
こちらも宮古島!
午前にシュノーケルした後にお腹空かせてきたら正解!!
安いのに、めっちゃボリュームある!!
焼肉定食大盛り食べたけど、大満足だったなー
ニンギンコーヒー
宮古島に住んでいた友人が通っていた店で、おススメされたところ!
宮古島のシーサーがいるカママミネ公園の隣にあるコーヒースタンド!
コーヒースタンドなので店内で飲食はできないので、隣の公園でゆったり食べましたー!
コーヒーも美味しんだけど、置いてあるカップが素敵!
沖縄本島のなきじんにいる作家さんが作ったカップとのことー!
ななみカフェ
伊良部島にあるカフェで、ゲストハウスから徒歩で行けるカフェ!
歩いていけるので、宿で仕事してる時に行きやすくて、滞在中3回も行ってしまったww
アイスコーヒーも美味しいのだけど、色んな種類のサーターアンダギーも置いていて、美味しい!特に揚げたてはサイコー!
3回目に顔覚えてもらって、コーヒー買ったら、サーターアンダギー一つ頂いちゃいました!
国仲商店
伊良部島!初日に連れて行ってもらったカフェ!
アイスコーヒー頼んだけど、これだけ濃ゆいコーヒーを頂けるのは嬉しい!!
今度行った時は食事もしたいなー!
多良川酒造
番外編!
沖縄といえば泡盛! 沖縄の焼酎!今回、宮古島にある多良川酒造に見学に行きました!
毎日、数回の無料の見学会があって、製造工程のビデオを観た後に、色々案内してくれます!
特に、本社屋から徒歩5分にある天然の洞窟に作られた蔵がスゴイ!
ドラクエのような扉を開けて、石段を下りると大きな洞窟のスペースが広がり、ここに入るだけでテンション爆上がり!
中にはたくさんの泡盛が熟成されています。
岩が黒色になっているのが、黒麹とのことー
タイムカプセル
お酒を買って、5年とか10年、預けることができます。
申し込んだ時から5年後、10年後に、保管してた古酒が家に届くサービス。
泡盛は3年物から古酒と呼ばれるそう。芸能人とか著名人も預けているみたいでしたー
メッセージを添えて保管できるから、タイムカプセルみたいで楽しいww
ということで、5年後の自分に向けてメッセージを書いて、預けてみましたー!
5年以内に再度訪れるきっかけにもなりそうで良き!
ミネラル豊富な硬水
泡盛に重要なのは、お水!
宮古島の地下水はミネラル豊富な硬水。
焼酎と泡盛の違い
何が違うのだろうって調べてみたら、
泡盛は 「全麹仕込み」 といって、原料となるお米を全て米麹にするそうです。そこに水と酵母を加えて発酵させていく。
一方、焼酎は2次仕込み。 まずは麹(米麹や麦麹)を作って、水や酵母を加えて一次仕込みを行い、そこに主原料となる芋や麦、コメ、蕎麦を加えて2次発酵(二次仕込み)をする違いがあるようですー
常圧蒸留
多良川の特色は、原料の風味を活かすために、昔ながらの伝統的な常圧蒸留していること。
それ以外の方法として、「減圧蒸留」ってのがあるようですー
「常圧蒸留」とは蒸留機内の圧力を外圧と変えずに蒸留する方法。そのため、もろみの発酵には100度近くまで上げる必要があります。
一方、「減圧蒸留」は、その名の通りに減圧するので、低い沸点でも蒸留します。40-50度くらいでも沸騰するくらいまで減圧するそうですー。
常圧の方が加熱されるので原料の風味が活きて濃厚な香りに。
減圧は低温になるのですっきりした香りになるようですー
名物の雪塩づくり
こちらも番外編!名物の雪塩づくり!
池間島に行った帰りに立ち寄ったのが雪塩!
一日に数回、ガイドの方が20分くらい説明をしてくれる会があるのだけど、着いたときには最後の5分だけ。。
どんな風に作ってるのか聞きたかったなーって思ってたら、ガイドさんが個別で説明してくださいましたw (大感謝!)
塩づくりも面白い!!自分でもやってみたいなー!
沖縄の海水から作っているのかな?と思ったら、どうやら違うよう。
地下水が原料
てっきり海水を使うのかと思ったら、地下水を原料に作っています。
理由は3つ。
1.地下水は海水と比べて天候などに左右されないため、年中安定した品質になること
2.地下水の方が砂とか不純物混ざらない。透明!
3.地下水の方がカルシウムなどの含有量が多い。
地下水も海のそばの地下水なので、塩分濃度は変わらないようです。
汲み上げた地下水を、煮炊き、天日干し、結晶化させるのではなく、RO濃縮で分けていくのが特徴とのこと!
RO濃縮って、よく中東とか南アなどの水不足の地域で、海水の淡水プラントで見るやつ。
この場合は淡水じゃなくて、逆に高濃度な塩水を取るのに使うとのこと。
昔、自由研究でやった時は沸騰させて作ったので、いわゆる煮炊き!
RO濃縮は、浸透膜を使って、高圧をかけて水分だけを取り除く方法。
ミネラル分が豊富な塩
煮炊きや天日干しにすると、ニガリ(ミネラル分)と結晶塩に分かれる。このニガリ自体は豆腐作りなどに使われるわけだけど、雪塩はこのニガリのミネラル分をなるべく塩に残すためにRO濃縮を採用している。
普通の海水から作る塩よりも、Mg、Ca、Kが数十倍程度含まれているそうです。
通常の海水の塩分濃度は3.5%。
RO濃縮して8%くらいまでに濃縮した後に、循環櫓で25%程度まで濃縮。
苦みを除く高温処理
ここからがポイントで、濃縮した海水を熱した鉄板の上に噴射して水分を瞬時に蒸発させて塩を得ています。
この高温処理がポイントとのこと!
ニガリ自体は苦みがある。この苦みの成分が「塩化マグネシウム」。これを高温処理することで、「塩基性塩化マグネシウム」という苦み成分の抜けた物質に変化させています。
なので、海水から作ってもえぐみのない塩が出来上がるようですー
自分でやってみたいなーと思いつつ、フライパンに噴射する前に、高濃度にする必要があり、そこが課題だよねー。。
煮炊きして塩分濃度を挙げた後に、フライパンに霧吹きを吹きかけたらいけるのかな??
食の作る工程はホント興味深いー!!
古代の洞窟ヌドクビアブ
最後に、伊良部島にある神秘的な洞窟!
琉球石灰岩が長い時間かけて、雨水で溶かしてできた縦穴の洞窟とのこと!
深さ22mもあるんだって!
1週間の滞在でしたが、仕事もしつつ、充実した滞在になりましたー!!