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新型コロナウィルス感染症対応・医療従事者支援制度について
大変ご無沙汰をしております。
コロナウィルスも第七波まで発生してこの後どうなって行くのか?
また何波まで続くのか、考えただけでも恐ろしくなりますね。
弊社もコロナ関連で対応に追われバタバタではありますが、政府を初め、役所、保健所などの対応も混乱が収まる様子もなさそうです。
業務で起こった不思議に思うこともいざ投稿しようとすると、方針(指針)が変わってオイオイとなることも多く、投稿出来ずにいました。
今回もまた変わるかもしれませんが、投稿させていただきます。
▼新型コロナウィルス感染症対応・医療従事者支援制度について
新型コロナウィルス感染症対応・医療従事者支援制度とは
https://jcqhc.or.jp/w-comp
弊社は職員がコロナ陽性になった場合、一時金が支払われる保険に加入しております。
日頃リスクがある中、訪問へ行っているスタッフに対し、少しでも安心してもらうためです。
チラシにある通り、国や医療団体から助成もあり看護師やセラピストは無料となります。
こういった万が一のリスクに対する補償が用意された動きはとても良いと思います。
案内を受けてから、加入を済ませ、スタッフにも全体周知を行いました。
▼最悪な商品設計
保険商品は保険金詐取など悪用される場合もあるのでルールが厳格であることに関しては不満はありません。
ただあまりにも補償を出す上で複雑化された手続きが必要であるとか、それは無理でしょというルールがあるのであれば、誰の何のための保険なのか、と疑いが出てしまいます。
名前の通り、コロナ禍であっても医療というインフラを止めないために医療従事者を補償するというのがこの保険の主旨ではないのでしょうか。
最悪という言葉を使ったのも、加入後々詳しく条件や申請方法を確認すると、【労災】が認められた場合に支給されるという内容だったからです。
労災保険とは?給付条件と申請手続きのしかた
https://hoken.kakaku.com/social/rousai/
▼公で出ている定義・説明と、公の説明者の定義・説明の不一致
ここでの問題はルール・対策が変わることで、保健所、コールセンターのスタッフとなどで言葉の定義、説明が変わっていることだと思います。
ことを進める上で、保健所や行政、コールセンターへ何度も確認をしましたが、
「労災認定するには濃厚接触者の認定が必要」
「フル装備で訪問した場合、濃厚接触者にはならない」
「この保険で補償を受けるには労災認定が必要だが認定を受けてからでしか動けない、認定を受けるためのアドバイスはできない」
誰かが、、この中の誰かが、嘘をついている、、
これらが全て正しければ、全ての訪問で手袋・マスク・エプロン・ゴーグルフル装備をしている弊社スタッフからは濃厚接触者は出ることなく、労災認定もされず、補償も受けられないことになります。
▼途中で諦めた事業所も多いのでは、、?
弊社でも陽性者に対する訪問を行っており、実際数名のスタッフがコロナ陽性となっています。
いざ補償を受けようとしても、調べる時間、必要な申請手続きが業務として大量にありかなりストレスでした。また申請しても通らないのではないかというのもまたストレスです。
ここへ問い合わせれば一発で解決する架電先もなく、コールセンターもなんのためにあるの?という状態。コールセンターの対応は本当に最悪で労災認定が降りてから電話してきてくださいの一点張りする対応者もいました。
ちなみにこのコールセンター閉鎖するみたいです。
お世話になっております。
医療従事者支援制度事務局です。
「新型コロナウイルス感染症対応医療従事者支援制度」について、2022/3/15をもちましてコールセンターの営業が終了いたしますのでご案内申し上げます。
◆医療従事者支援制度コールセンター
電話番号:0120-370-540
受付日時:平日のみ10:00~17:00(2022/3/15最終)
本制度の概要、及び保険金請求の手続き方法については、以下の特設サイトをご確認ください。
特設サイトURL: https://jcqhc.or.jp/w-comp/
保険金請求については「請求手続きの流れ」の項目をご参照ください。
※政府労災保険の給付につきましては、お近くの労働局・労働基準監督署にお問い合わせください。
※公務災害の認定および補償につきましては、お近くの地方公務員災害補償基金支部にお問い合わせください。
<3/16以降のお問い合わせ先>
【事故の報告や保険金のご請求に関するお問い合わせ】
◆東京海上日動火災保険株式会社 医療・福祉法人部
電話番号:03-3515-4143
【ご加入内容に関するお問い合わせ】
◆日本医療機能評価機構
電話番号:03-5217-2320
本当に最悪なユーザー体験をこれでもかと感じる保険でした。払う気ないでしょ。
▼誰も幸せにならない制度であればない方がマシ
労災自体の手続きがそもそも複雑ということもわかってて条件に入れていますよね。
病院で診察し、コロナと診断された際は健康保険ではなく労災です。ただ受診する時はコロナかどうかわからない、労災で手続きの可能性を伝えなければなりません。
実際にコロナ陽性になったら、体調も優れない中、病院や薬局に労災切り替えの手続きが発生します。
人も少ない中、運営している病院窓口は証明書等の発行の業務が生まれます。中には窓口の方の渋々な対応をされ、さらにストレスが増す弊社職員もいました。
健康保険で月末に受診した時は最悪です。翌月にのこのこ労災切り替えたいといっても病院もレセプトの締切があります。簡単に切り替えられないんです。
結局、労災認定も遅れ、補償も遅れます。
誰の何のための保険なんだ、これは。
▼経費だけが上がる悪夢
コロナ陽性者・濃厚接触者に対する訪問を強く推進している行政ですが、余裕のないステーションがほとんどでしょう。
繰り返しではありますが、エリアでも定義が異なれば、担当者レベルでの定義の違いにより、濃厚接触者に当たらないと思っていたスタッフも濃厚接触者となり出勤停止となったり、混乱を極めています。
それまでは手袋・マスク・エプロンでOKだったのが、ある時ゴーグルまでしないとダメとの回答された地域もありました。
横浜市・板橋区・豊島区に事業所を構える弊社にとっては運営ルールがかなり複雑になっております。
フル装備するにも1訪問あたりの経費がかかり、それらについての助成は限定的です。
つまり利益率を下げての運営を強いられています。
▼医療従事者を支援したい時に選択肢はもっとあったでしょう
結局のところ使いたい時に使えない保険に公から補助・助成しても無駄ですよね。せっかく助成した医療団体も実際の運営がこんな程度で満足してるんですかね?
コロナ陽性になった職員への補償もすごく大切な視点ではありますが、欠員がある中、残ったスタッフでなんとか利用者さんの訪問を維持しようとした時に現場が疲弊している現実へは何も対策しなくて良いと思ってるんですかね。。
本当に現場に寄り添った対応が求められている気がします。
▼求職者の方はまずは見学からどうぞ!
コロナ禍にあっても、利用者さんニーズに応えていかねばなりません。現在のスタッフで前年度比を上回る訪問数を出しながら頑張ってくれています!
通年で積極採用しておりますので、ビコー訪問看護リハビリステーションにて、体験、見学随時お受けいたします。ご応募お待ちしております。
代表 荒木田美行
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株式会社ビコー:https://bikou-group.com/
Instagram:https://www.instagram.com/biko.station/